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2007-12-31 13:56:48

競技会の誕生と消滅,その評価方法④

テーマ:○○カップ
こうして参加者は <存続の意思> も <消滅の意思> も表明することができます。
運営者が感想をたずねることによって,
参加者は大会の運営に,意思を反映することができるのです。

ただ,<感想をたずねて参加者の意思を反映する方法> は,
運営者が儀式として感想をたずね,その内容も見なくなったとき,その働きを失います。

つまり,競技会の権威が大きくなりすぎて,
運営者が,参加者の存続/消滅の意思と関係なしに大会を運営するようになってしまったら,
たとえ感想をたずねても,その感想が競技会運営に反映される期待が持てなくなります。
このような状況では,感想をたずねる習慣もなくなってしまうかもしれませんが。

そこで,はじめから,評価のシステムを <必ず行なうもの> として,
以下のように,競技会運営に組み込んでおくと良いと思うのです。

① 大会終了後には必ず,参加者に対して5段階評価で感想をたずねる。
② 感想をたずねる対象の参加者は,可能な限り大会に関わった全員。
③ 評価の平均が,2大会連続で4を下回ったとき,大会の消滅を宣言する。

③の条項は,ある大会で不備が目立って評価が下がっても,
その次の大会での挽回のチャンスを用意するものです。

参加者としては,大会の存続を望んでいながらも,大会運営がうまくいっておらず,
不満を表明せざるをえないことがあると思います。

しかしながら,悪い評価一発で大会が消滅するとなれば,
消滅させないために,不満を表明することを避けるかもしれません。

他方,多少不満が残っても,改善の努力が見られれば,
基本的には存続して欲しいわけですから,2大会連続で悪い評価になることはないと思うのです。

そこで,
<2大会連続で悪い評価が続いたら消滅> ということにしたらよいと思うのですが,いかがでしょうか。

(「競技会の誕生と消滅,その評価方法」おわり)

(Yahoo!ブログから引っ越し)
2007-12-30 13:55:38

競技会の誕生と消滅,その評価方法③

テーマ:○○カップ
ここまで,
<ある競技に取り組んでいる人々が望まなければ競技会の誕生はないということ>
<競技会に参加する人々がその競技会の存続を望まなくなったとき,存続の意味を失うこと>
を中心に考察してきました。

それでは,いったん開催され始めた競技会を,終わらせるにはどうしたらよいのでしょうか。

このことはつまり,
<どのようにしたら競技会の参加者に,存続の意思を確認できるのか>
ということです。

私は過去に,実行委員長として <学生ラート競技選手権大会> を開催し始めましたが,
そのとき,
「どのようにしたら,大会運営者は次の年も大会を開催したい気持ちになるか」
ということを考えました。

そのときの結論は,単純に,<大会参加者に書面で感想を聞く> というものでした。

大会の満足度を,5段階評価――――
| 5:とてもたのしかった
| 4:たのしかった
| 3:どちらともいえない
| 2:つまらなかった
| 1:とてもつまらなかった
でたずね,その理由を自由記述としてたずねるものでした。

この評価は大会閉会後にその平均を算出し,参加者に公表します。
○ 平均が4以上であること
○ 1,2名の例外を除いて,1や2をつけた参加者がいないこと
をもって,概ね歓迎されていたと評価しました。

また,感想文もすべて公表するようにしました。
批判的なことが書かれているものは少なかったのですが,
批判的なことを書いてもらった場合には,次回大会で努力するということを示すためでもあります。

この方法は,大会運営者に大会の成功を教えてくれると同時に,
参加者の主権で大会が運営されていることを示すものでもあります。

参加者は,
不満があればそれを表明することで,運営者に対して次回に向けて努力することを要請できます。

また,参加者が,
「この大会はもうどうしようもない。消滅させるしかない」
と考えれば,圧倒的に低い評価をつけて,大会を消滅させることもできます。
運営者に,
「もうこんな大会,存続させる価値はない」
と思わせて,存続の意思を奪えばよいのです。

逆に,高い評価をつければ,運営者を励ますことにもなります。
「とてもたのしかった」という評価は,運営者にとっては本当にうれしいものです。
とても抽象的な表現になってしまいますが,
大会直後の競技者の気持ちが溢れんばかりに伝わってくる,いきいきとした感想文を見ると,
運営者もかなり感動して,開催して良かったという気持ちになれるのです。

(④へつづく)

(Yahoo!ブログから引っ越し)
2007-12-29 13:46:43

競技会の誕生と消滅,その評価方法②

テーマ:○○カップ
さて,この正反対のことを考えていくと,
「競技会はどのようにして生まれるか」
といったことについて考えをめぐらすことができそうです。

競技会は,おそらく,日頃その競技に取り組んでいる人々が,
その誕生を望んだときに,誕生するのだと思います。

もちろん,いくらその誕生を望む人がたくさんいても,
実際に,競技会を組織し,運営する人が現われなければ,
競技会が生まれることはないでしょう。

しかし,その競技に取り組んでいる人々の望まないところには,
新たな競技会の誕生はありえないと思うのです。

なぜなら,競技会は,ある程度の数の競技参加者がいなければ開催できません。

競技参加者は,参加しない自由がありますから,
参加したくなければ,参加しないことによって,
競技会を開催できなくすることができます。

ただし,先述したように,その競技会の権威があまりにも大きくなりすぎると,
参加しない自由がなくなってきます。
競技参加者の望むと望まざるとに関わらず,毎年ある時期に競技会が実施され,
参加者が集まってくることにもなるのでしょう。

しかし,ある競技会が始めて開催されるときは,
たいていそんなに権威づけられているものでもなく,
無視してしまっても差し支えない程度のことでもありますから,
やはり,競技に参加したいと望む人々がいなければ,大会の開催など不可能なのです。

その競技に取り組んでいる人々の間で,新たな競技会を欲する声がささやかれ始めて,
そのなかには,その声を聞き取る人々が何人か現われて,
それらの人々の個人的な事情までもが,うまく競技会開催へと結びつき,
その競技会をとりまく社会が,開催を受け入れる状況にあるとき,
競技会は誕生すると思うのですが,どうでしょうか。

(③へつづく)

(Yahoo!ブログから引っ越し)

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