モンイン1ディズニー・ピクサーの
【モンスターズインク】
  ・・・をまだ見てない人~ |゚∀゚)ノ
そんなあなたに続編ともどもおススメしたい。

珍しく 吹き替え版 がむっちゃ面白いです。

昨今・・、話題づくりに
タレントを吹き替えに使うケースが多いのだがー。
せっかく本編は面白いのに、
棒読み台詞にうんざりなんて有様。
大抵は字幕版をおすすめするのだが・・。

本作の主役を担当した 田中&石塚 の意外な才能にびっくり。
現時点では12年前の作品、当時は二人も若手と呼ばれる世代だったのにな。
(田中はあまり乗り気でなかったと、後に語っている。)
これがきっかけで子供にも人気が出てファン層を広げたのは、
双方にとっても嬉しい誤算であったに違いない。

そうして、続編である・・・
【モンスターズ・ユニバーシティ】  にも再出演した事で、
もはや マイク&サリー=田中&石塚 というイメージが確立されたといえるだろう。
リアルでも大小コンビがピッタリなのは、制作側も狙ったのかどうなのか?

ピクサー側のスタッフがPRイベントに来日した時なども、
二人を見て笑っていた次第。
いや、気持ち分かるわ~。

もう・・ マイク の口元の動きや、せかせかした動きが
リアル田中と重なってしまって笑える事間違いなし。
本当にハマリ役だと思うところです。
なので、こればかりは是非とも・・ 吹き替え版 で見て欲しい。

モンイン2
モンスターズインク(Monsters, Inc) とは、モンスター世界を支える悲鳴エネルギー会社である。
絶叫フロアでは、子供部屋に通ずるドアを使って「怖がらせ屋」が活躍しているのだ。
マイク&サリー はそこのトップ怖がらせコンビだった。
(どう見ても「どこでもドア」だと突っ込みたいが・・、相手がディズニーではね)


さて、日本人にはピンとこない 背景設定 について少し解説しておこう。
寝室 と クローゼット 、そして モンスター の関係である。

主にアメリカでは、赤ちゃんの頃から子供は子供部屋に一人で寝かせられる。
(モニターやサークルが有るとはいえ、日本ではあまり考えられんよね・・。)
なので・・、ベッドの下やクローゼットの扉というのは、
夜、独りになった子供にとって得体の知れない恐怖の対象になる訳だ。

この 「モンスターズインク」 以前から、
『モンスター・イン・ザ・クローゼット/暗闇の悪魔.(Monster in the Closet) 1985/アメリカ』
ではクローゼットを渡り歩くモンスターが描かれたり、
『ポルターガイスト(Poltergeist)1982年/アメリカ』
ではクローゼットに異界への入り口が開いたり、
クローゼットは様々な映画やドラマで、常に子供の頃のトラウマ代名詞だったのだ。

そういったアメリカの子供共通である クローゼットへの恐怖 を題材にする事で、
扉の向こうからモンスターがやって来るという発想につながるのである。

モンイン3
左) 人間の子供は猛毒とされ、人間界の物質は危険物扱いされていたが・・・。
 迷い込んだ子供を返そうと右往左往するうちに、子供は危険ではないと疑問を持つ二人。
 やがて会社側の陰謀を知り、返すべき子供部屋のドアを探して奮闘する。
右) 会社の悪だくみが暴露され、悲鳴エネルギーは使えなくなったと思いきや・・。
 子供が笑ったときにもエネルギーが発生する事を見抜いたマイクは、
 「怖がらせ」ではなく「笑わせ」の手法を編み出したのであった。


おそらく普通ならば・・、 人間界に迷い込んだモンスターの話 なんてパターンになるのを
逆に モンスター界に迷い込んだニンゲン ってのが面白い発想だ。
確かに3Dアニメとしてはニンゲンよりモンスターを描く方がいいもんね。
その造形も実にアメリカっぽく、日本の妖怪とは異なるデザインセンス。
最初は慣れないものの・・、そのうち可愛く見えてくるから不思議。
これもまた吹き替えの力である。

そうして、一つ目の マイク・ワゾフスキー は
多くのピクサー作品にカメオ出演(?)をする人気者となってゆく。
ーーー

【モンスターズ・ユニバーシティ】
この続編は マイク&サリー の出会いである大学時代を描いた作品だ。
まぁ・・すべてにおいて前作の後だし設定のつじつま合わせなのだけど、
それに12年かけてるからね、半端ない設定の巡らし方です。

実のところ モンスターズインク・シリーズ を未見の方ならば
この 続編から先に見てもらった 方がいい様にい思う。
他のキャラについても繋がっているので、事情を知ってる方が初作は面白いはずだ。

モンイン4
左) 「怖がらせ屋」を目指し、夢と希望を胸に勉強に励むマイク。 
右) 家柄と才能にあぐらをかき不真面目なサリバン。


これまた・・学生クラブという設定が日本人にはピンと来ない訳だが、
いわゆる寮の対抗意識みたいな所が中核になっている。
落ちこぼれ集団の寮生達を率いて 校内「怖がらせ大会」 に挑むストーリーである。

色々な部分が初作へループしてるので・・、内容についてはあまり書かない方がいいだろう。
モンスター達の青春ストーリーを楽しんでいただきたい。

モンイン5
「は~い、みんなー。 お友達とペアになって~」
あら・・・マイク君はまた一人なのね。
じゃあ先生と手をつなぎましょう。


子供時代の マイク・ワゾフスキー 。
うはー、小っちゃくてかわゆす~~~~(≧ヘ≦)ラブラブ
なぜ 「怖がらせ屋」 を目指しているのか、そのきっかけとなったエピソードが描かれる。

ボジティブな性格のわりに・・・友達が居ないちょっと浮いた子であった。
うん、クラスに1人はいるよねー。
空気が読めないやたら元気な奴・・・・でも存在感は薄いんだ。
日本語版の子役担当もこれまた可愛いですよ。

モンイン6
見学に来た 「モンスターズインク」 でひと騒動を起こすものの、
褒められて 「モンスターズユニバーシティー(MU)」 の帽子を被せてもらった。
目を輝かせた少年は・・やがて・・・・。


本作の教訓。
才能ない奴は何をやってもダメ。
夢? 努力? どうにもならない事だってあるんだよ・・。
ま、自分に出来る事からがんばれ。

・・そんな身も蓋も無いところが、実に アメリカらしい価値観 。
良く考えたら、これ ハッピーエンドじゃない よね?
青春の挫折と苦悩を描いたけっこう辛口な内容なんだよね。
舞台も大学なので、はたして子供さんにはどこまで理解できるやら・・・。
これもまた、大人が見るべき作品なのかも知れない。

もし3作目がでるとしたら、どういう展開になるのか今から楽しみ。
マイクとサリーの未来を見てみたいものだ。
   END

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