$・・・この先生キノコるには。-小幡猫1蒸し暑い毎日・・・
皆さんのところの猫も伸びていることでしょう。

ほたるさん が亡くなって二週間が経とうとしてます。
早いような、長いような、未だ幻から覚めぬ気がしてしまう。
時が癒してくれるのを待つのもまた・・・辛いものですね。

さて、でも現実では他の猫たちとの出会いもまた起こる。
その記録も止める訳にはいきませぬ。
昨年、よく行った 小幡緑地 で再会を果たした顛末。
遅ればせながら見ていただきましょう。

内容は一ヶ月ほど前のものですが、
今回は写真多めに二回に分けてお送りします。
ーーー

■ いつもの場所へ
ザっとお湿りがあった翌日、今年初の 小幡緑地 へ出掛けました。
北外周路を一通りキノコ探索した後に・・・、
楽しみにしていた 地蔵広場(勝手に命名) へ向かいます。

$・・・この先生キノコるには。-小幡猫2
左) いるわいるわ・・・猫集会の光景が見えてきました。
右) ちょうどランチタイムだったようです、食べ方もそれぞれの性格が見えてくる。


そこは弘法大師像を中心に地蔵が沢山置かれている緑地の一角。
参拝者やジョギングの人も良く訪れるので、
最初はそういう人達にもらえる食べ物が目当てだったのでしょう。
でも、今は猫ヘルパーな有志が世話をしています。

かつては捨て猫も多かったものの、着実な TNR運動(註1) のおかげで
状況の悪化を防ぐよう心ある人の努力が見て取れます。
猫らの片方の耳には小さなカットが施されており、それは避妊・去勢をした証。
一代限りの命を地域で見守ろうという皆の願いの光景です。

半年振りにここに来てみたのだ。
皆、元気だったろうか・・・・。

註1)TNRとは 
 捕まえる(Trap)、中性つまり避妊去勢(Neuter)、元の場所に戻す(Return)、
 っという地域猫、公園猫の頭数管理をする方法論である。
 繁殖を抑え、一代限りの命を地域やその住民で世話をしていけば、
 不幸な子猫を出さず、野良猫による被害を減らせるのだ。

$・・・この先生キノコるには。-小幡猫3
左) 人懐こい猫は早くも皿を覗き込む。
中) 一斉にパクつく有様は壮観だ。 見ている方もうれしい。
右) 中には離れた場所でしか食わない警戒心の強い猫もいる。


こういった活動は個人も団体も頭が下がるものだ。
広く知ってもらいたいという反面・・・、
あまり書くと心無い人が捨てる場所に選びかねない不安もある。
複雑な心境だな・・・ DASH!

この時、エサやりにやってきた方と少し話させてもらった。
冬の間の猫たちの様子や、近況など聞かせてもらえたので助かった。
昨年の私が収めた写真などを見ながらチェックしていたのだがー、
やはり姿を見なくなった猫もいるそうで・・・残念な事だ。

$・・・この先生キノコるには。-小幡猫4
左) この中で一番人懐こい 茶トラ(濃) さん。
右) 少し食べちゃー、寄ってきて足元にゴロンする。


この広場の猫たちの中で一番人懐こいのがこの 茶トラ(濃) さん。
まったく物怖じしないじゃれ付き様は心配になる程だ。
かまってくれる人に突進しては、足元でゴロンゴロンしている。

無論、野良の身にあって・・・エサにありつくための知恵でもあるのだろう。
公園猫は 人懐こさ度 の高い猫ほどいい体格をしている道理である。
やせ細ったビクビクしている子にも食べてもらいたいが・・・、
人の怖さを知った猫はなかなか寄ってきてはくれない。
そういった恐怖を和らげるためにも、定期的なエサやりは有効だ。

$・・・この先生キノコるには。-小幡猫5
左) 近すぎて撮影しづらい・・・・・
中) 撫でろと言わんばかりに擦り寄ってくる、野良とは思えないほどに肉付きもいい。
右) 108の急所の一つ、尻尾の付け根ぽんぽん攻撃に興奮する猫。


ふと気がつくとこちら側(人間)のギャラリーも増えていた。
通りがかった人も沢山の猫たちの姿に目を細め見守る。
人懐こい何匹かは愛想を振りまいて応えていた。

食べ終わると、またそれぞれの場所へ戻って気ままに過ごす猫たち。
私もなかなかその場を離れられず・・・、座り込んで見ていた。

$・・・この先生キノコるには。-小幡猫6
左) なぜか・・ここには黒猫が多い、見分けがつかないんだよね・・。
右) アイラインが印象的、歌舞伎役者のような姿である。


以前にも何度か書いたが・・・ここには黒猫が多い。
緑地の他にある何箇所かの猫だまりにわたって、6~7匹ぐらいいるのではなかろうか。
これは捨てられる率が高い、あるいは里親になる率が低い結果なのだろうか?
それとも、俗に言う 「白猫は体が弱い、黒猫は体が強い」 なんてものがあって、
自然界では黒い色素の多い方が生存しやすい結果なのだろうかと色々考えてしまう。

$・・・この先生キノコるには。-小幡猫7
左) いくら人懐こくても一線は引くぞ、といった様子の 茶トラ(薄) 。
右) 三毛さんは飯を食うとお気に入りの場所で落ち着いた。


実は・・写真には収められなかった子も何匹かいる。
エサにありついている猫とは違い、少し離れたところからこちらを伺っている猫だ。
彼らが生粋の野良か、捨て猫出身かは分からないが、
今もって空腹よりも警戒心が勝っているのは確かだ。

けれども・・皿はこのままな訳ではない。
食べ残しはすぐに片付けられる。
放っておけば環境に悪いし、最近ではカラスが寄ってくるからだ。
以前、捨て猫だったろう子猫がカラスに突かれて死んだという話も聞いている。
エサを求めているのは猫だけではない、こちらも気をつけねばいけない。

ちなみに、人がいるのに目の前で猫のエサを横取りするカラスを目撃した事がある。
まして人の居ない状況では・・、現代のカラスは猫の敵になっているのかもしれない。

$・・・この先生キノコるには。-小幡猫8
左) いつも下の森の家で見かけてた サビ もここまで飯に来ていた。
右) まだまだ人が怖くて出て来れない 鯖トラ 、端っこでエサをもらう。


ああ、よかった・・・。
多くの猫が無事に冬を越せたようだ。
年末までにまた何度かここに来るだろうから、どうか元気に暮らしていて欲しい。

そして、猫を捨てる輩には呪いあれ ( ̄h ̄)~))呪呪呪呪呪)))
ーーー

■ 気に入った光景
いやはや、ホントはすべての写真を大きく見てもらいたいのだなあ。
モフ毛の具合とかたまらんのですけど・・・。
ここはちょっと気に入った二枚を厳選しました。

『お地蔵様と猫』
周りに立ち並ぶお地蔵様に見守られながら日々を送る猫たち。
寄り添うように座るその姿はどこか神秘的な雰囲気を漂わせる。
$・・・この先生キノコるには。-小幡猫9


『水飲み猫』
本来、猫は濡れるのを嫌がるのだが・・、
水溜りに綺麗に手をついて飲む姿がかわいい。
$・・・この先生キノコるには。-小幡猫10
   END

 つづく → 【猫日記】小幡緑地で再会した猫たちーその2
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