村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。


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2020年の東京オリンピックに向けて、

「高度経済成長の夢を再び」「強い日本を取り戻そう」と

安倍政権が声高に叫ぶ現在。

だが、このままでいいのだろうかと

漠たる不安を覚える人は少なくない。
そもそも、日本とはどういう国で、日本人はどんな民族なのか――。
宗教学者・山折哲雄さんと作家・高山文彦さんが、

日本人がいま立ち返るべき原点を語り尽くす。
見識豊かな二人の奥行きのある対談は読みごたえがある。。

読者の「知識の引き出し」も増えていく。

 

山折さんは、まえがきで日本人の精神構造は、

3つの層から出来あがっていると指摘する。

深層に流れる「縄文的感性」~無常観や自然観。

中層に浸透する「弥生的人間観」~勤勉や忍耐。

表層をカバーする「近代的価値観」~儒教的合理主義。

この3つは、互いを排除しない、否定し合わない、

状況に応じた、それぞれの価値観に身を委ねてきた。

混迷混沌とした世界情勢の中、

日本人に熟成されてきたこの精神が役立つはずだと、

ボクも思う。

 

第一章では、天皇のありかたに言及している。

天皇制の根本には、血統の原理と天皇霊の原理の2つがある。

この2つが確固たるものとしてあったから、

これまで皇位は継承されてきた。

ゆえに、生前退位の議論を

血統だけですませることに、2人は異を唱える。

践祚という霊的継承の儀式をないがしろにしてはならないと断じる。

今上天皇は、

戦後民主主義と象徴天皇の調和を常に模索してこられた。

被災地への慰問、戦地への鎮魂の旅、水俣病患者との対話・・・

象徴としての自らの務めとして、真摯に取り組んでこられた。

水俣で

「真実に生きることが出来る社会をみんなで作っていきたい。

自分が正しくあることが出来る社会になることを願う」という

趣旨の発言をされている。

天皇の生き方考え方は、

人としてどうあるべきかという象徴であるように思う。

                                  (つづく)

 

 

 

 

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