嬉しいことばがビジネスを変える | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。



「第4回武蔵野エリア産業フェスタ」が、きょう吉祥寺のホテルで開催された。

三鷹市・小金井市・武蔵野市の

「ものづくり」に取り組む企業40社が一堂に会し、

ブースごとに自慢の製品を展示し、商談のきっかけの場にしようという催しだ。

ボクが依頼されたのは、

開会式の司会進行、展示ブースの紹介リポート、講演会だ。

チラシを見たら、3大ポイントの1つに「村上アナウンサー来たる!!」

これは、えらいこっちゃ。



1台のカメラを伴いながら、生中継風に会場を描写しながら回ったのだが、

NHK時代の若いころを思い起こして、取りくんだ。

マイクロ単位の自動計量機、

高齢者が薬を飲み残したら、赤外線センサーで感知して、

服薬のサポートが出来るシステム、

60年あまり、美容機器を生産してきたメーカーを紹介した。

日本の「ものづくり技術」はすごいと改めて思った。

円筒形のものに印刷出来る技術を開発したメーカーの女性社長は、

自分で作った漬物を贈答品にしている。その女性社長にもインタビューした。

若いころのテレビ中継が、こういう場所で役だった。


そして、講演。

いささかアレンジを加えて「嬉しいことばがビジネスを変える」をテーマにした。

相手の気持ちに寄り添うには、相手のいいところを探す。

自分の売り込みだけしていては、ビジネスチャンスにならない。

相手のニーズを感じとって、相手の心情に合わせた売り込みを図れば、

ビジネスチャンスになる。

その人が喜ぶ、笑顔になる嬉しいことばかけから始める・・・

そんな話をした。


帰途、吉祥寺の街かどで、偶然、長谷川勝彦さんとすれ違った。

NHKアナウンサーの大先輩、ナレーションの大家。

30年前、山口局で、お世話になった。

2日続きで、NHKと縁づいたが、きょうはアウェイ気分でなく、

懐かしさのあまり、ホームシック気分であった。