2017/4/2 朝鮮日報
【社説】韓国のスポーツ選抜廃止、まずは延世大・高麗大から
韓国で「体育特技生」と呼ばれるスポーツ特待生が100人以上在籍する全国の17大学に対し、教育部(省に相当)が先日監査を行ったところ、全ての大学で不正が行われていることが分かった。
(中略)
これら17大学で過去20年にわたり不当に単位が与えられた体育特技生は322人、関与した教授は448人に上っていた。崔順実(チェ・スンシル)被告の娘チョン・ユラ氏とめいのチャン・シホ氏のような不正は、ごく一部の限られた大学だけの話ではなかったのだ。逮捕・起訴された元梨花女子大学総長の弁護士も、裁判で「なぜ梨花女子大学だけが問題になるのか」と激しく抗議した。この主張も決して間違っているわけではない。
韓国で体育特技生制度が導入されたのは1972年。オリンピックなど国際的なスポーツ大会でメダルを獲得すれば、これが国威発揚につながると考えられていた時代だ。この制度の導入をきっかけにスポーツ選手たちは幼い時から勉強とは全く関係のない生活を送るようになったため、今も体育特技生たちはほとんどが大学に入るのに必要な学力はない。しかも彼らを大学に入学させるための入試での不正行為も深刻だ。
先進国ではどこもたとえスポーツ選手でも勉強をしなければ大学には入れない。
(中略)
小学校の時から体育特技生として大学に入ることを目指し、日々猛練習を続ける児童・生徒は韓国国内でおよそ8万人はいるという。その中でプロのスポーツ選手や指導者になれるのは1%にも満たず、残りは社会でスポーツ以外の仕事に従事して生きていかねばならない。しかし勉強もせずスポーツしか知らない彼らは大人になってどのような仕事に就けるのだろうか。小中高校の若いスポーツ選手たちは将来、誰もが高麗大学や延世大学に入る夢を持っているそうだ。だとすればまずはこの両大学が「スポーツ特待生制度は名門大学になじまない」という事実を認め、思い切って制度を廃止すべきではないだろうか。それが大学の真の名誉を高めるだけでなく、大学スポーツ全体に画期的な転機をもたらすはずだ。
1 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/31/2017033101593.html
2 http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2017/03/31/2017033101593_2.html
引用ここまで
緑色の文字列は関連記事へのリンクです。
しょうがないんですよねえ。朝鮮日報はキレイゴトを書いていますが、不正なしでは韓国社会は回らないんですから。
”韓国で体育特技生制度が導入されたのは1972年”・・・何度も書いてきましたが、韓国社会というのは共産主義国家に近いんです。
ですからスポーツ選手も旧ソ連や東ドイツのようにステートアマとして育成されるんですな。
ただし政府にはカネがなかったものですから、各スポーツ団体を財閥に割り当てて強化費用を出させました。
記事にもチョン・ユラ嬢のことが書いてありますが、彼女がアジア大会の馬術で金メダルが獲れたのはサムスンから高い馬を買って貰ったおかげだとか。
別にどうということはないんです。それが韓国の伝統なんですから。
クネ婆さんもそうですがユラ嬢だって別に悪いことをしたわけではありません。
”誰もが高麗大学や延世大学に入る夢”・・・あいにく高麗大学というところは延世大学とのサッカー定期戦で監督が審判を買収してでも勝とうとする大学なんですね。
それどころじゃないです。サッカーなんぞは小学校の大会から八百長が行われているんです。
これで02年サッカーW杯が正々堂々と行われたと主張したってねえ。信じるのは日本のサッカー評論家くらいでしょ。
”先進国ではどこもたとえスポーツ選手でも勉強をしなければ大学には入れない”・・・難しい試験を突破して東大や京大に入った学生の中にはプロ野球に入った選手もいました。
ネズミ捕り選手権というのは無いしなあ。