目標はトヨタ納入 韓国部品メーカー、日本に活路 | こりあうぉっちんぐ

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 嫌韓ではありません、笑韓です。観ているだけなら、これほど面白い人たちもありませんから。

2013/12/7 朝日新聞

目標はトヨタ納入 韓国部品メーカー、日本に活路





 韓国の自動車部品メーカーが、名古屋を拠点に、日本市場の開拓に力を入れている。母国市場が頭打ちで販路を海外に見いださざるを得ないためだ。日韓両国の関係悪化という逆風に負けず、駐在員はどぶ板営業を続ける。最終目標はトヨタ自動車との取引獲得だ



 ■韓流封印、低姿勢



 名古屋市中心部のオフィスビルに5月、韓国の部品メーカー8社が共同入居する営業所が開設された。多くは売上高が数十億円規模の中堅企業で、1社に割り当てられた個室の広さはわずか3畳分。ここを根城に、8人の駐在員が、日本各地の自動車メーカーへの営業に奔走している



 ソウルの郊外に本社を置く「インジコントロールス」は、母国ではエンジン部品のレギュレーターで6割のシェアを持つ。王相珍(ワンサンジン)次長(40)は来日後、押しが強い「韓流」の営業スタイルを封印した。商談会で、口角泡を飛ばして自社の部品の特徴やセールスポイントを説明したが、成果が得られなかったためだ。



 今は相手が求めていることを探り、「何か足りない点があれば、教えてほしい」とひたすら低姿勢を貫く。愛知県豊田市のトヨタ自動車の本社に通い詰めて学んだのは、生産現場の安全重視の姿勢だ。工場内で作業員がけがをしないための具体策や過去のけがの発生データなど、欧米の車メーカーからは求められない詳細な情報も準備し、日々の営業に臨んでいる。



 ■低コスト武器に



 各社が日本進出を急ぐのは、韓国の新車販売が1996年の165万台をピークに頭打ちとなっているからだ。日本市場も成熟化が進んでいるとはいえ、規模は韓国の約4倍。開拓の余地はまだある、とにらむ。



 日本製より2~3割安いコスト競争力を武器に、韓国製の部品は日本にも浸透しつつある。日本への輸出は2000年代に入り増加。昨年は過去最高の486億円に達した。



 日本での営業所開設を支援したのは、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)。トヨタのおひざ元、愛知県を選んだのは「トヨタとの取引実績が増えれば、欧米メーカーからも信頼を得られる」(金鉉泰〈キムヒョンテ〉・名古屋貿易館長)との計算からだ。



 実際、日本製にこだわってきたトヨタも、一部の車種で韓国製部品を導入している。「物によっては日本製と変わらない品質」とトヨタ幹部も太鼓判を押す。



 韓国部品各社は日本を足がかりに、新興国での取引増加も目指す。9月下旬、名古屋市であったKOTRA主催の商談会。商談の中心は新興国市場での取引だった。現地生産を増やす日系自動車メーカーに、韓国製部品の調達を熱心に売り込んでいた。ある韓国人社員は「早くから海外に出ている強みを生かし、日本の部品メーカーを切り崩していきたい」と意気込む。

 (井上亮)



http://digital.asahi.com/articles/NGY201312060032.html?ref=comkiji_txt_end_s_kjid_NGY201312060032


引用ここまで




 韓国の自動車部品メーカーが、名古屋を拠点に、日本市場の開拓に力を入れている”・・・それで”日本製より2~3割安いコスト競争力を武器に、韓国製の部品は日本にも浸透しつつある”・・・という成果を挙げているんですよね。

 トヨタを初めとする日本メーカーもコスト削減で大変なんでしょうが、外国においてリコールが増えているのは海外での部品調達やら海外生産が招いた結果でしょうね。日本ほどの品質管理や工程管理は無理でしょうから。



 ”トヨタとの取引実績が増えれば、欧米メーカーからも信頼を得られる”・・・09年2月の中央日報は”ポスコが世界で最も厳しい品質基準を適用するトヨタの日本工場に自動車用鋼板を今月から輸出する”・・・という記事を書いていました


 もっとも”最初は自動車の室内用鋼材から供給するが、徐々にドアなど主要部分に拡大するものとみられる”・・・ということでしたから、トヨタもあまり品質にはこだわらなくてもいい個所に使っていたようですな。



 ”物によっては日本製と変わらない品質”・・・物によってはね。要するにリップサービスなんですが、朝日もマトモに信じているのか?



 何度も書いてきましたが、日韓の貿易は常に日本の輸出超過ですし、日本の輸出の大半は資本財です。そして産業化において日本に見習った韓国の産業構造は相当に日本に似ていますから、韓国の輸出にも資本財が多いんですよ。

 ジェトロの統計ですとこんなもんで 、資本財や工業用原料が相当部分を占めているんですね。



 まあ財閥は国内に投資せず、海外で工場を造っていますから、親会社から海外の子会社への輸出というのも多いんですけど。



 ”ソウルの郊外に本社を置く「インジコントロールス」は、母国ではエンジン部品のレギュレーターで6割のシェアを持つ”・・・ググってみましたら、日本語版の会社概要もありました 。(PDF)

 11年度の売上が単独で247億円強、連結で682億円ですから連結がいやに多いですな。

 日本の代表的な部品メーカーのデンソーですと、13年3月期の売上は連結で3兆5809億円強でした 。何というか・・・・・”1社に割り当てられた個室の広さはわずか3畳分。ここを根城に、8人の駐在員が、日本各地の自動車メーカーへの営業に奔走している”・・・というのも無理はないかと。



 それに日韓は互いに鉄鋼を輸出入しあってますが、韓国の場合は造船業界では日本産厚板を必要としているようですし 、自動車の車体に使われる高張力鋼については、中央日報の記者の能力では理解出来なかったようです

 日本の場合は・・・・・優秀な韓国人セールスマンのおかげで、特に品質にこだわる必要のない部分には韓国製の資本財や原料も増えているようで。






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