February 14, 2012
観察とキャリブレーションの違い
いつもご訪問、ありがとうございます(^_^)
リチャード・バンドラー米国NLPTM協会公認NLPTMトレーナー
山浦です。
はじめての方は、こちらの総合目次も合わせてどうぞ!
当ブログの総合目次
キャリブレーションとは、NLPで使われる用語で
日本では「観察」と訳されています。
他に適当な訳語が見当たらないので仕方ないのですが
日本語の「観察」とは、かなり違ったものが
実際のキャリブレーションです。
パソコンを使って映像加工したり、それを印刷する人にとっては
キャリブレーションという言葉は、とても身近なものです。
また、テレビのカラー調整でもキャリブレーションという言葉を
よく使います。
calibration:キャリブレーションという単語は
もともとは電子工学などの分野で使われているものです。
「observation」という日本語の「観察」という語感に近い単語ではなく
電子工学系の「calibration」という単語を使ったところが
コンピュータ科学者でもあるバンドラー博士が開発した
神経言語プログラミング:NLPらしいところでもあります。
キャリブレーションというNLP用語については
これまでにも、いくつか記事でご紹介しているので
そちらを是非、参考にしてみてくださいね。
NLP用語解説:キャリブレーション
以前受講したNLPコースでは
キャリブレーションを「観察」以上のものとしては教えてくれませんでした。
システム開発をするSEプログラマとしての経験から言えば
「キャリブレーション=観察」という対訳がしっくりいきません。
パソコンのディスプレイの色調とプリンターの色調をキャリブレーションして
成果物となる印刷物のカラーを
ユーザーが望むものに調整したりなんかします。
またキャリブレータという電気工学系の測定器も存在します。
サーバーを安定的に稼働させるために
電圧をキャリブレートする機器など・・・。
そんなことから
キャリブレーションとは
観察するというよりは、計測すると言ったほうが
より一切のNLPスキルのニュアンスが出るような気がします。
NLPでは
人の脳が出力する生理的反応:非言語(ノンバーバル)情報を
正確かつ客観的に読み取るプロセスをキャリブレーションと言います。
英語を母国語とする人たちが開発したNLPへの理解を
より体感的に深めるために
キャリブレーションの用語解説を英文でご紹介しておきましよう。
The process of learning to read another person's unconscious, nonverbal responses in an ongoing interaction by pairing observable behavioral cues with a specific internal response.
米国NLP協会NLPマニュアルより引用
受講生の方に
相手をキャリブレーションした結果をフィードバックしてもらうと
よくこんな風に答えてくださいます。
「相手の方は、とても悲しそうでした」
これだと、確かに「観察」の結果かもしれませんが
NLPのキャリブレーションの結果というのとは、
ニュアンスがかなり違ってきます。
相手の脳が出力している無意識的な生理反応という「事実」と
相手の表情を見て、
「相手は悲しんでいる」と感じた観察者当人の主観的体験の間には
雲泥の差があります。
「視線を落とす」、「溜息」、「話す声の震え」、「目の潤んだ具合」
といった五感からの入力情報を元に
「相手は悲しんでいる」と思う状態を
当人が体験しているのです。
脳が出力している無意識的な生理反応は
視覚・聴覚というセンサーで「検出・計測」可能なものです。
相手の姿勢
目のまばたき
肌の血色の変化
呼吸のリズム
声の音質・高低
などなど・・・。
しかし、「悲しんでいる」というのは
こちらの脳が、入力された情報データを処理した結果はじきだした
相手への「推測」にしか過ぎません。
これも、アンカーの一種ですが・・。
さて。
なんとなく、キャリブレーションということが分かっていただけたでしょうか。
NLPのキャリブレーションは
主に視覚と聴覚で、目の前の人の無意識レベルの反応を検出するだけでなく
さらに一歩進めて
「相手の脳で、今何が起きているか?」という内部反応を
それに結びつけていきます。
そのトレーニングの方法は
NLP創始者バンドラー博士とグリンダー博士の共著による
「魔術の構造」に詳しく解説されています。
「魔術の構造」紹介記事
ところで、すでにお気づきになっておられる方もいるかと思いますが・・・
この記事は
メタモデル・パターンの「名詞化」に該当する「観察」という言葉に対しての
メタモデル・チャレンジにも、なっています(^_^)
メタモデルって?
ところで。
セミナーやNLP個人レッスン で、
よくこんなキャリブレーションの実習をします。
受講生さんに僕自身をキャリブレーションしてもらいます。
その時、僕は「ある状態」をモデリング(模倣)して
その「ある状態」になりきります。
受講生さんは、ほぼ全員、次のように答えてくださいます。
「不機嫌」
「怒っている」
で、僕はどんな状態になりきっていたのでしょうか?
それは・・・
お腹に差し込むようなキリキリとした痛みを感じている状態(;^_^A
種明かしをすると、受講生さんは「なるほどぉ」と納得されます。
「不機嫌」「怒っている」というのは
まったくもって客観的な観察結果ではありません。
受講生さんの脳の中で表象された僕のイメージを見て
それに反応している受講生さんの極めて主観的な体験についての説明が
「相手は不機嫌」「相手は怒っている」というセリフです。
じゃぁ、キャリブレーションの結果としてフィードバックされる情報は
どういったものなのでしょうか?
それは、目の前の相手に起きていて、計測、あるいは観測できる客観的事実を
意識で気づくことです。
顔の筋肉の状態では
眉間にしわ、眉毛の位置、眼の開き方、口角、唇の色の変化。
姿勢では
顔の角度、両肩の上がり具合や下がり具合、上半身の向きや角度、など。
あとは
脈拍や肌の血色の変化、瞳孔の大きさの変化、など。
これらは、主観の入り込む余地はありません。
すべて、数値化できる要素ばかりです。
NLPで言うところの「観察:キャリブレーション」とは、
こんな感じで、相手のデータを収集することなんですね。
「あの人は怒っている」・・・というのは
客観的事実として観察した結果ではなく
あくまでも、観察者の反応、すなわち主体的体験についてのもの。
そして
そんな時、人は読心術(マインドリーディング)という超能力者に変貌して
自らの中に、人間関係の葛藤や悩みを創り出してしまうものです。
「観察」ではないキャリブレーション。
ぜひ、職場や家庭でチャレンジしてみてくださいね(^_^)
そしてその時、
あなたにどんな変化が起きているのか気づいてみると面白いかも・・・!
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中部・中国・沖縄など、
首都圏外から受講しにこられる方が何故か増えています・・・!
リチャード・バンドラー米国NLPTM協会公認NLPTMトレーナー
山浦です。
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キャリブレーションとは、NLPで使われる用語で
日本では「観察」と訳されています。
他に適当な訳語が見当たらないので仕方ないのですが
日本語の「観察」とは、かなり違ったものが
実際のキャリブレーションです。
パソコンを使って映像加工したり、それを印刷する人にとっては
キャリブレーションという言葉は、とても身近なものです。
また、テレビのカラー調整でもキャリブレーションという言葉を
よく使います。
calibration:キャリブレーションという単語は
もともとは電子工学などの分野で使われているものです。
「observation」という日本語の「観察」という語感に近い単語ではなく
電子工学系の「calibration」という単語を使ったところが
コンピュータ科学者でもあるバンドラー博士が開発した
神経言語プログラミング:NLPらしいところでもあります。
キャリブレーションというNLP用語については
これまでにも、いくつか記事でご紹介しているので
そちらを是非、参考にしてみてくださいね。
NLP用語解説:キャリブレーション
以前受講したNLPコースでは
キャリブレーションを「観察」以上のものとしては教えてくれませんでした。
システム開発をするSEプログラマとしての経験から言えば
「キャリブレーション=観察」という対訳がしっくりいきません。
パソコンのディスプレイの色調とプリンターの色調をキャリブレーションして
成果物となる印刷物のカラーを
ユーザーが望むものに調整したりなんかします。
またキャリブレータという電気工学系の測定器も存在します。
サーバーを安定的に稼働させるために
電圧をキャリブレートする機器など・・・。
そんなことから
キャリブレーションとは
観察するというよりは、計測すると言ったほうが
より一切のNLPスキルのニュアンスが出るような気がします。
NLPでは
人の脳が出力する生理的反応:非言語(ノンバーバル)情報を
正確かつ客観的に読み取るプロセスをキャリブレーションと言います。
英語を母国語とする人たちが開発したNLPへの理解を
より体感的に深めるために
キャリブレーションの用語解説を英文でご紹介しておきましよう。
The process of learning to read another person's unconscious, nonverbal responses in an ongoing interaction by pairing observable behavioral cues with a specific internal response.
米国NLP協会NLPマニュアルより引用
受講生の方に
相手をキャリブレーションした結果をフィードバックしてもらうと
よくこんな風に答えてくださいます。
「相手の方は、とても悲しそうでした」
これだと、確かに「観察」の結果かもしれませんが
NLPのキャリブレーションの結果というのとは、
ニュアンスがかなり違ってきます。
相手の脳が出力している無意識的な生理反応という「事実」と
相手の表情を見て、
「相手は悲しんでいる」と感じた観察者当人の主観的体験の間には
雲泥の差があります。
「視線を落とす」、「溜息」、「話す声の震え」、「目の潤んだ具合」
といった五感からの入力情報を元に
「相手は悲しんでいる」と思う状態を
当人が体験しているのです。
脳が出力している無意識的な生理反応は
視覚・聴覚というセンサーで「検出・計測」可能なものです。
相手の姿勢
目のまばたき
肌の血色の変化
呼吸のリズム
声の音質・高低
などなど・・・。
しかし、「悲しんでいる」というのは
こちらの脳が、入力された情報データを処理した結果はじきだした
相手への「推測」にしか過ぎません。
これも、アンカーの一種ですが・・。
さて。
なんとなく、キャリブレーションということが分かっていただけたでしょうか。
NLPのキャリブレーションは
主に視覚と聴覚で、目の前の人の無意識レベルの反応を検出するだけでなく
さらに一歩進めて
「相手の脳で、今何が起きているか?」という内部反応を
それに結びつけていきます。
そのトレーニングの方法は
NLP創始者バンドラー博士とグリンダー博士の共著による
「魔術の構造」に詳しく解説されています。
「魔術の構造」紹介記事
ところで、すでにお気づきになっておられる方もいるかと思いますが・・・
この記事は
メタモデル・パターンの「名詞化」に該当する「観察」という言葉に対しての
メタモデル・チャレンジにも、なっています(^_^)
メタモデルって?
ところで。
セミナーやNLP個人レッスン で、
よくこんなキャリブレーションの実習をします。
受講生さんに僕自身をキャリブレーションしてもらいます。
その時、僕は「ある状態」をモデリング(模倣)して
その「ある状態」になりきります。
受講生さんは、ほぼ全員、次のように答えてくださいます。
「不機嫌」
「怒っている」
で、僕はどんな状態になりきっていたのでしょうか?
それは・・・
お腹に差し込むようなキリキリとした痛みを感じている状態(;^_^A
種明かしをすると、受講生さんは「なるほどぉ」と納得されます。
「不機嫌」「怒っている」というのは
まったくもって客観的な観察結果ではありません。
受講生さんの脳の中で表象された僕のイメージを見て
それに反応している受講生さんの極めて主観的な体験についての説明が
「相手は不機嫌」「相手は怒っている」というセリフです。
じゃぁ、キャリブレーションの結果としてフィードバックされる情報は
どういったものなのでしょうか?
それは、目の前の相手に起きていて、計測、あるいは観測できる客観的事実を
意識で気づくことです。
顔の筋肉の状態では
眉間にしわ、眉毛の位置、眼の開き方、口角、唇の色の変化。
姿勢では
顔の角度、両肩の上がり具合や下がり具合、上半身の向きや角度、など。
あとは
脈拍や肌の血色の変化、瞳孔の大きさの変化、など。
これらは、主観の入り込む余地はありません。
すべて、数値化できる要素ばかりです。
NLPで言うところの「観察:キャリブレーション」とは、
こんな感じで、相手のデータを収集することなんですね。
「あの人は怒っている」・・・というのは
客観的事実として観察した結果ではなく
あくまでも、観察者の反応、すなわち主体的体験についてのもの。
そして
そんな時、人は読心術(マインドリーディング)という超能力者に変貌して
自らの中に、人間関係の葛藤や悩みを創り出してしまうものです。
「観察」ではないキャリブレーション。
ぜひ、職場や家庭でチャレンジしてみてくださいね(^_^)
そしてその時、
あなたにどんな変化が起きているのか気づいてみると面白いかも・・・!
それでは、またっ(^_^)/~~
いつかあなたとお会いできる日を楽しみにしています!
いつかあなたとお会いできる日を楽しみにしています!
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あなたの時間に合わせ、心行くまでNLPをマスターできます
中部・中国・沖縄など、
首都圏外から受講しにこられる方が何故か増えています・・・!
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