ついに、初夏の絶好の季節に、憧れのスイスに行ってきました。

             この写真は、老夫婦が、一面、花咲く丘の上で

           木のベンチにすわり、アルプスの山々を眺めるシーン。

           スイスという国の素晴らしさを、表わす一枚になりました。






   

         緑の絨毯の上を、真っ赤な、2両編成の、オモチャの様な、電車を走らせる。

                             スイスランド

              この国自体が、ひとつのテーマパークなのだと思います。


   

酪農家と、牛と、山羊がいないと、この美しい自然は保てないと言います。
厳しい冬を超えて、幸せなこの季節に、のんびり花を食べて育つ牛たちの乳は
ほんのり花の香りと、幸せな味がします。ヨーグルトも絶品です。



マッターホルンを眺めながら、飲食を楽しむ。
こんな幸せな世界を、日本にも創っていきたいと思いました。





ゴルナークラート クルムホテル

部屋からは、マッターホルンや氷河を眺めることが出来ます。
標高3100mに立つこのホテルは、天候も不安定で
稲妻もピンクや紫色で、横に走ったりしていました。
当日、資料映像を撮るため撮影クルーが同行していて、
早朝、マッターホルンの先端が赤く染まる日の出を撮るために
展望台にいた時、グウォーーーーという山あいの谷底から響く轟音の後に
白い氷が、川のように、岩肌に沿って、はじけ飛んで来ました。
それはしばらく続いたのですが、あの自然の出来事に
我々は、ただ茫然と声をあげながら、状況を把握できず見ているだけでした。
それは、太古の氷河が、解けて崩れ落ちた瞬間だったのです。
このような自然の悲鳴を聞く瞬間に、立ち会えたことは、何かの運命だろうと思います。
アルプスの氷河も急速に縮小しています。
我々人間も、地球の声に耳を澄まさなければならない時が来ています。











アイガー、メンヒ、ユングフラウの岩盤に穴を掘って
標高3454mの高さに鉄道の駅を作ってしまう。
しかも、今から百年も前に!
鉄道王アドルフ・ツェラー氏が、ユングフラウの麓でハイキングを楽しんでいる時
そのとてつもないアイディアが、舞い降りてきたと言います。
それから、議会の承認を得、大規模な労働争議にも巻き込まれ
2年間の工事中断なども決断し、様々な困難を乗り越え
ついに1912年、トンネルが開通しました。

今回、憧れの山岳ホテルの数々を、氷河特急、登山電車を乗り継いで泊まってきました。

アルプスの山々を眺める、様々な絶景ポイントに、自然と調和した
見晴らし台兼、レストラン兼、ホテルが1軒だけ建っています。

そこで、人間は、この美しい自然の素晴らしさに、心を震わせ
この天国のような地球に、生を受けたことへの感謝の念をいだき
生きる意味を問い直します。

我が福島の、安達太良高原に内在する、自然の美しさを引き出し
人が幸せに浸れる、ユートピアを創りたいと感じてきました。