もさ子の女たるもの

転ばぬ先の、もさ子


テーマ:
おばんです←挨拶と自己紹介をかねた大変便利な
みちのく地方の表現。
もさ子と申します。

私は夜型人間なので、朝に寝たりすることもザラだが、
今日という今日は寝坊をするわけにはいかないので、
満を持して徹夜した。
なぜなら、コジケイこと小島慶子を見逃すわけにいかない
からである。
「ボクらの時代」において、コジケイが1年先輩の
元TBSアナ、雨宮塔子と進藤晶子と出演するからである。

試合開始早々、コジケイがお得意の自虐をかます。
アイドルだった進藤、入社早々、着ぐるみを着て
バラエティーで人気を博した雨宮のことが羨ましくて
ならなかったコジケイは、アナウンス部に人がいない時、
こっそりと人気アナたちの仕事のスケジュールをのぞいて
自分に仕事が入らないことを僻んでいたと告白。

おそらくコジケイの脳内では、
「うそぉ、そんなことしていたの?」とか
「でも、今はすごく売れて大活躍だよ」
とかつての人気アナに褒めてほしかったのだろうが、
進藤は「すごい、ネタの宝庫」と軽くいなし、
雨宮に至っては微笑むだけ。

望む答えが返って来ないと、その答えを言わせようとして
むきになるのが自虐女の特徴であるが、コジケイは
「お二人のようなアイドル顔じゃない」
「お嫁さんにしたいアナウンサーランキングに入れない」
「写真週刊誌においかけられていた進藤さんの家の
そばで、旦那と同棲していたが、誰にも気づいてもらえなかった」
と自虐ネタを連投するも、
「・・・面白いねぇ」
の一言でうっちゃられていた。

現時点の仕事量で考えると、
コジケイが一番の勝ち組であろうが、讃えられることもなく、
かといって、進藤雨宮は自分たちを卑下することもなく、
番組は粛々と進む。

コンプレックスが強かったから、女子アナという
最難関職業につきたかった、なったからには
人気アナにならねばならぬと思い込んでいた
とコジケイが訴えても、
これまた共感はされず、「なんなんだろうね」
で片付けられて終わっていた。

悪意も敵意もなく、三人とも和やかに語るが、
なんだかこの座談会、盛り上がりにかける。
コジケイvs進藤、雨宮というフォーメーションに
なってしまうのだ。

話題は既婚女性の定番、
「ご主人との喧嘩及びラブラブエピソード」に話が
及ぶ。

すると、それまではコジケイがよく(というかほとんど)
喋っているが、形勢は逆転し、
雨宮、進藤が語り始める。

雨宮の夫はパリで知り合った有名パティシエ、
(故に基本はパリ在住)
進藤の夫はプロゴルファーと、
いかにもなカップルである。パリ住まいとスポーツ選手妻。
知名度をキープしたまま、女の第一線から緩やかに降りて
家庭を築く。そして第二線である女性誌で活躍する。30歳をすぎて
子供のいる女性が第一線で働くのはほとんど不可能だし、それはそれで
「若い子と張り合ってる」と言われるのが日本社会であるから、
これほど程よい転身はない。

夫のいいところを聞かれて、雨宮は
「普通なところ」
「庶民派」
「なけなしの百万を持ってパリに行こうと思ったんだけど、
当たり屋に会って50万持って行かれた」
「食べ物の仕事をしているので、
食事の最中に創作活動に入って
もう一回食べるために吐く(故に会話どころじゃない)」
等、エキセントリックな旦那、普通じゃない旦那、
それをうまく操縦する私という自慢臭を漂わせる。

一方の進藤も負けてはいない。
夫をデートに誘おうかなと思っていたら、夫も同じ
タイミングで思っていて、バーでデートをした。
(ご主人は日頃はお酒を断っているらしい)
プロゴルファーとしての成績はお世辞にもいいと言えない
進藤夫だが、愛され妻としての存在感はアピールした。

雨宮、進藤は夫婦喧嘩エピソードも披露。
しかし、コジケイの夫ネタは「仕事が忙しい時は
夫がご飯を作ってくれる」にとどまった。
やはり夫が一般人だと、インパクトが弱い。

女子アナとはコスプレである、等、
女子アナについて雄弁だが、夫婦ネタは少ないコジケイ。
女子アナ時代についてのエピソードよりも、夫や子供の話をしたい
進藤雨宮。

この違いは、コジケイが「過去」に生き、
進藤雨宮が「今」を生きていることから生まれる。

コジケイは「売れない局アナ時代、僻んだ心を持っていた」
というように「過去形」として語っているが、
実は彼女の僻み心は終わっていない。
現在、成功しているからこそ、
「あの時、私をバカにしたやつめ、ざまあみろ」
という復讐心が沸いてきてしまう。だから、
いつまでも、いつまでも「女子アナ、女子アナ」
言ってしまう。

番組の最後にコジケイは
「先輩たちが羨ましかったんだという気持が
言えて成仏した」と語っていたが、
これも強い復讐心の表れで、やはり結論は
「今は私のほうが売れてるけどね」
である。

誰かを何かを見返してやりたいと願う
気持は大変よくわかるが、この発想は危険である。

なぜなら過去は変えられないし、
過去にかかわりがあり、かつ自分を
貶しめた人は加害者の常として、
さらに歳月と共にもうあなたのこと
などとっくに忘れているからだ。
競争の激しい世界に
身を置く人ほど、忘却能力は高い。

それなのに、本人だけが、「どうだ、見返してやったぞ」
とぎらぎらしてると、イヤ汁が出る。

番組の最後に、進藤が後輩のコジケイを
「ちょっと恐れていた」
「一言もしゃべらせてもらえないかと思った」
と語っていたが、これは進藤がコジケイを
病んでいる危険人物とみなしている証拠である。

何かに復讐しようと思えば思うほど、
同じ強さで自分の首が締まり、苦しくなる。
優越感に浸ることはあっても、
幸福感にはほど遠い。

復讐するは我にあり、という言葉が
聖書にある。復讐は神様がしてくださるから
人間は手を下さないでいい、という意味で
若い頃は、うっそ、そんなこと言っても
神様何もしてくれないじゃんと思っていたが、
中年ともなるとぴんと来る。

なぜにそれがわかるかと言えば、
私もコジケイと同じく「復讐したい女」で
そのおかげで、人生大やけどをしたからである。
私がコジケイにこんなに興味があるのは、
彼女と私は嫌なところが良く似ているのだ。

若いお嬢さんは総じて負けず嫌いだ。
会社の同僚にも、仲の良い友達にも
負けたくないし、ひどい人は雑誌の中の
見知らぬ人にも嫉妬する。

しかし、不幸の萌芽はそこにある。

勝つと思うな、思えば負けよ。

美空ひばりセンセイの「柔」(谷亮子センセイ
のことではない)の一節をお送りして、
本日の記事を終了する。
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