もさ子の女たるもの

転ばぬ先の、もさ子


テーマ:
おばんです←挨拶と自己紹介をかねた大変便利な
みちのく地方の表現。
もさ子と申します。

東電OL殺人事件と木嶋佳苗事件(あえてこの
名称にする)に「興奮」する人々はまるで違うから
面白い。

有名大学を出て、有名企業の管理職として
働いていた女性が、夜の街で娼婦となり、
安いお金で客をとった挙げ句に殺された。
経済的な心配など何もないキャリア女性が
なぜそのようなことをしたのか。

昼は貞淑、夜は娼婦という信仰を持つ男は
この事件に「興奮」し、男社会を
息抜くキャリア女性たちの一部は共感を
示した。作家の中村うさぎセンセイもその一人だ。
うさぎセンセイは過剰なワタシ意識、もっと言えば
セクハラや差別に負けずに女の細腕一本で成功
した作家にとって、彼女は他人事とは思えなかったことだろう。

対する木嶋佳苗事件では、男は全く興奮していない。
あんなブスになんで騙されるなんてありえないと
思っているからだ。(ちなみになぜ男性が、木嶋に
「騙された」かについては、2012年2月18日に
書いていますので、お時間ある方はどうぞ)

木嶋事件に興奮している女性でまずあげられるのが、
コンカツがうまくいっていない人だ。
既婚女性や彼氏がいる女性は、まず興味を持たない。
コンカツ市場で人気があるとされる女性は、
若くてかわいくて家庭的だとされているのに、
木嶋は太っていてブスで若くもない。それなのに、
どうして男性から「モテる」のか。
木嶋裁判を傍聴する女性を「カナエギャル」というそうだが、
彼女達はいずれも太目で地味で、つまりはカナエと同じグループ
の人だったそうである。

私とカナエは変わらない。それなのに、あの人だけどうして。
その理由がわからない人は、ああいうダサめのほうが男は
安心するとか、太めのほうが男は好きとか、とか短絡的な
オチをつけてしまう。

コンカツ嬢たちとは関係ないが、作家の岩井志麻子センセイも
その熱狂の中にいるおひとりである。岩井センセイは人間の
妖怪的な側面を描くことを得意としており、さらに自ら「エロオバサン」
と称している。女性は容姿がいまいちだったり、年齢が上がれば
男性に性的に求められることは少なくなる。若い子大好き日本に
おいて、熟女の岩井センセイとブスで太っている木嶋はマニアは
別として、ハンディ持ちという意味で一緒である。なのに男が途切
れない、つまり「求められる」木嶋をセンセイもセックスがすごい
良いと信じていらっしゃり、そこで興味をひかれるのだろう。

フェミニストと呼ばれる人も、この事件を追いかける。
男性優位なこの社会を変えたいと思っている人々
にとって、ブスなのに男を手玉にとった佳苗は
ジャンヌ・ダルクも同然だろう。

北原みのりさんもその一人で、積極的に木嶋について
執筆している。最新号の婦人公論では木嶋佳苗と東電
OLについて寄稿していた。

木嶋佳苗は東京に出て来てから
きちんとした就職をせず、
男に生活の面倒を見てもらう
ことで生きて来た。

一方の東電OLは長女として
期待されて育つが、大学生の
時に父親が急逝してしまう。
その後、彼女は父が勤めた
会社である東電に入り、
給料は全部母親にわたし、
大黒柱となった。

その二人の共通項を北原さんは
「父の娘」であること、としたが、
これは半分しかあたっていない
と思う。

東電OLはお父さんと同じ会社に
入るくらいだから、お父さんが
大好きだったと思うけど、
木嶋佳苗はお父さんが嫌いだと思う。

木嶋佳苗は盗癖があって
小学生の時、すでに知人の預金通帳を
盗み、高校時代には窃盗がもとで
保護観察処分を受けている。

窃盗は実は女性に多い犯罪で、
万引きがとまらない人をクレプトマニア
と呼ぶ。女の人が盗みをする原因は
本当にお金がないからではなく
「足りない物をうめるため」であると
言われている。
この説が本当だとしたら、木嶋佳苗も
「何か」が足りなかったのだろう。

高校を卒業した佳苗はケンタッキー
フライドチキンに就職を決め、東京
に向かうが、すぐにKFCをやめてしまう。

それ以降、親の仕送りに頼らずに
東京で自活して行く。
高校時代、佳苗が盗んだ数百万を
父親が弁済していたため、頼ることが
できなかったのだ。

木嶋からお金を巻き上げられた男性に
まともな人はいない。被害者のご遺族には
申し訳ないが、高齢者だったり、就職して
いなかったり、はっきりいって
コンカツ市場で女性からそっぽをむかれる
人たちである。

木嶋佳苗はそういう人を嫌がらない。
ちゃんとお金を援助してくれるという約束
さえしてくれれば、どんな男でも受け入れる。

なぜか?
彼女は「プロの売春婦」だからである。
お金さえもらえれば、いいわけだ。

私はここに父親との縁の薄さを感じる。

おもしろくも何ともない有名人の「娘」が
エッセイストとか何とか言う肩書きで
仕事をえることは多々あるが、「息子」が表立って
仕事をすることはほとんどない。
(料理家のケンタロウさんのお母さんは小林カツ代さんで
あるが、異性の組み合わせである)
なぜかというと、
息子と父親、つまり同性の親子はライバルであり、
全肯定しないからである。

その点、「娘」は違う。
女の子というだけで愛され、かわいがられ、
生意気を言ってもゆるされる。

つまり、娘とは存在するだけで愛される
人たちのことだ。
林真理子センセイは「花探し」において
父親のことを「激甘の愛人」と書かれたが、
名言である。
40歳だろうが、50歳だろうが
娘は娘だ。いつまでもパパに愛してもらえるし、
じゃけんにしてもパパは娘を嫌いにならない。
お金も出してもらえる。

父親が有名人の場合、
お父さんを邪険にするようなエピソードをつづれば
つづるほど世間は喜ぶ。娘>父親の図式である。

そういうかわいがられ癖がついた女子たちは
恋愛もしないし、セックスもしない。だから
独身率が高い。
お父さんよりかわいがってくれる人はいないし、
セックスは女にとって愛を維持する武器の一種だが、
そんなものを使わなくても、愛に変わりはないからだ。

しかし、父親の愛情が薄い人、
娘<父親、もしくは娘=父親の
関係であった人は、
男にかわいがられるためには、
何かを引き換えにしなくては
いけないと潜在的に思っている。

一番わかりやすい何かは
カラダである。
カラダを差し出し、金銭を得る。
これで50・50なのだ。

木嶋佳苗が法廷でセックスの話をするのは
奔放だからではない。
彼女にとってセックスとは
「これからよろしくお願いします」という
契約関係の始まりを意味するものなのだ。

独身のお嬢さんが意外にわかっていない
ことだが、男は女なら割と誰でもいい。
都会勤務の男性が僻地に赴任させられると
必ずそこで綺麗でも何でもない現地の娘と
くっつくのが、何よりの証拠である。

たとえ少数派であっても、佳苗は
自分を買う男がいることを知っていた。
その人を嫌がることなく受け入れていただけである。
そもそも佳苗は恋愛したいとか、愛されたいと
思っていないはずである。木嶋佳苗にとって
セックスは「選ばれる」ことを意味するのではなく、
「手に入れる」ための手段にすぎない。

母親が嫌いと表現する書籍が市民権を得ているが、
女の人生論には父親が少なからぬ影響を与えている。

最後にコンカツがうまくいかないと嘆く女性に、
「男が求めているのは、フツウの女」と提言して
本日の記事を終了する。
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