英国の歯科スタッフ事情

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前回、英国の歯科診療について少し触れたが、今日は同国の歯科スタッフ事情について記したい。

 

 

日本の一般的な歯科診療所において、治療に携わるスタッフには、
職種を兼務する場合もあるものの、歯科医師、受付、歯科衛生士、歯科助手、歯科技工士があげられる。

 

英国では、
NHS(National Health Service)下における歯科従事者(歯科保健職:Dental Care Professionals(DCPs) )には、下記のような職種がある。

 

・Dental Hygienists(歯科衛生士)
・Dental Nurses(デンタルナース)
・Dental Therapists(デンタルセラピスト)
・Orthodontics Therapists(オルソドンティックスセラピスト)
・Dental Technicians(歯科技工士)
・Clinical Dental Technicians(臨床歯科技工士)

 

これら歯科保健職の全職は、
英国政府歯学教育・歯科医療監督官庁であるGeneral Dental Council(GDC)に登録することが義務付けられ、
GDCで定められた倫理要綱に従う必要がある。

 

 

見慣れた歯科衛生士、歯科技工士の名称の他に、デンタルセラピスト?、デンタルナース?など聞き覚えのない言葉に加え、国家資格を有する職種の豊富さに目がとまる。

 

 

さて、英国の衛生士の仕事の具体的な内容については、
口腔保健教育と衛生管理の実践、診療補助、診療室における環境および感染予防の管理、物品管理、患者記録の保存等があり、日本のそれとほぼ同様のものになっている。

 

 

 

ただ大きく異なるの点がある。
あくまでまでも歯科医師の監督、指導のもとになるが、
麻酔をして歯石をとったり、乳歯の抜歯ができること、そしてX線写真を撮影できることが挙げられる。

 

次回、上記他のDCPsについてもう少し詳しく説明する予定。

 

 

■参考文献
鷹股 哲也:英国における歯学教育.、松本歯学(29)、217-227、2003.

 

 


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