たびたびすいません。
僕の思うことを書きます。

子安さんからいただいたメールを見て、正直なところ、本当に心の底から考えさせられました。

地震が発生してからの数週間、僕の部署では、本当に寝る時間なく、今回の放射性物質による農産物などの出荷制限の枠組みや考え方などを構築してきました。

心の底から、国民の健康を守らなければと想い、たぶんこれまでの仕事の中で最も真剣に人の「命」を考えたと思います。

一方で、福島に住んでいる人、農家として田植えの準備をしなければならない人は、正直なところどうかんがえているのだろう?という心配もあり、3月末の週末に、いつもお世話になっている須賀川に行ってきました。

そこで僕が市役所の方からいわれたことは、実は今回の子安さんのメールと同じようなことなのです。

「国の役人が一人でも各被災地の市町村に来てくれて、いろんな不安や疑問に答えてくれたり、東京につないでくれたら、どれだけ自分たちは安心すると思う?」

当時は、ほうれん草に規制値を超える放射性物質が検出されて、須賀川の人たちも、なにをどう考えたらいいのかわからない・・・という状況でした。そして、土壌はどうなるのかと・・・。

実は、この須賀川の方の話は、僕の上司にもしましたし、局長にも話しました。
そのときの偉い方の反応はというと・・・
「そんなに融通のきく役人が、農水省に何人いると思う?仕事できる人を派遣しないと意味ないんだよ・・・でも東京でしなければならないこともあるだろ!」

これも、実は、いまの日本政府や官僚機構の現実だと思います。そして、局長の言っていることも、正しいです。

僕は、自分がどこまで、農家の人の声を聞けていて、その気持ちがわかっているか、正直なところわかりませんが、少なくとも、そうありたいと思って、みんなで畑をはじめました。

なので、畑を一緒にやっている若い役人のみんなには、そんな気持ちを忘れないで行動してほしいです。

去年の宮崎での口蹄疫のときを振り返ると、最初は数名の職員を宮崎に派遣していましたが、やはり現地との関係はうまくいきませんでした。
そこで、口蹄疫の蔓延がひどくなってからですが、局長みずから宮崎に常駐して、その現場からあがる声を毎日霞ヶ関に電話やメールで指示していたことを思い出しました。

その結果、霞ヶ関でも現場感覚を忘れないで仕事ができたような気がします。

今回の事態は、口蹄疫とは比べ物にならない、人の命に直結している国家の危機。
僕は、子安さんからメールをもらって、本当は食品安全の問題の政策は、国の決定権のある職員が原発のある福島に常駐して、現場の農家や消費者の人と一緒に考えて説明して・・・ということでなければならないと思います。

いまは、僕自身の力不足で、とてもそんな体制を組んだり実現させたりできません。
とても歯がゆいし、農水省の職員として、酪農家の方からこんなメールをもらって、情けないし悔しいです!
みんな一生懸命だけど、そのやり方を少しかえるだけで、なにかこれまでの農政にはなかった信頼関係ができるような気がします。

7月のはじめの週末に、この酪農家のからとのところにいって話をしてこようと思っています。
せめて、それが自分にもすぐにできることなような気がします・・・。

長い文章すいません・・・。
みんなも、もし思うことがあれば、コメントでなくても、ブログに書いてください。僕にメールでくれればアップしますので!
スズキノリです。
明日の畑、雨のなかですががんばりましょう!

今回は、僕の友人の子安さんから、一通のメールをいただいたので、特に農水省の意識の高い職員である日本再耕プロジェクトのみんなには考えてほしくて書きます。

子安さんは、みなさんご存知の通り、某芸能プロダクションの中で、食や農業をもり立てたいとの想いで、様々なプロジェクトを仕掛けているあつい方ですメラメラ

そんな子安さんのご友人の福島の酪農家の方の声です。
ちょっと長くなりますが、ぜひ読んでください。
そして、思うことなどコメントしてみてください。

以下、子安さんの友人と、子安さんからのメールです。

農水省の方へ・・・恐縮ですが福島の現状と要望、書かせて頂きます。

< 酪農農家の現状>
原発事故で福島の農林水産業は多大な損害額になり離農も余儀なくされた農家も多数。
今年の牧草が汚染され家畜への給与ができない。
自給飼料が主体の農家には大打撃になっていて飼料も価格が上昇しているため赤字確定。借金が増える前に廃業も視野に入ってきている。
置き去りにした家畜を思うと 東京電力と日本政府の対応には怒りというより怨みさえ感じている。
また東京電力から誠意ある態度は感じられない。

<国への要望>
①毎月の所得保証を早急にして欲しい (仮払いという形でもいい) ※保証金を根拠に基づき数字で示す必要あり
②粗飼料(牧草)のサンプリング結果給与不可の地域がでました。 保証金は①と同じくなります。
収穫した牧草等の保管の仕方(サイロやロールラップ)状態で保管になりますがその後どのように廃棄するのか、県も説明できません。 
間もなく収穫がはじまります、廃棄にするのにしても農家の経費や労働力など問題も・・・。
③今後の放射能対策、全てに関連しますが暫定基準の根拠の説明がありません。 農家自体も理解できれば今後の対応がスムーズに対応できます。
(農水省の安全局が出した暫定基準の数字より超えた超えないだけで振り回されてます)

とにかく、農家は反対とか不満でなく、基本的に理解できる説明を求めてます!
農家は協力する気はあるんです。でもあまりにも国や東電が不誠実なので怒りになってしまう・・・。
不満は山ほどありますが、、農家だけでなく、漁師も原発事故克服し前に進み出したいんです。
福島は特に最初の一歩が重いです。頑張りますので宜しくお願いします。

以上、僕(子安さん)の友人からの訴えです。

彼とは電話でも話しました。
はっきり言って、怒りを抑えながら話していました。 
特に酪農家ですから、家畜の命を預かっている以上、牛やヤギを見殺しにしなければならない仲間のことも含めての憤りでした・・。

僕が感じたこと、簡単に言えば一つです。(生意気いいますが、スミマセン)

『国の、つまり農水省の誠意が足りない』
これに尽きると思います。

彼の話だと、放射線の暫定基準値の根拠も説明されていない。 根拠も分からない数字に振り回されて作物や牛乳を捨てる。
保証金の配布時期も「試算中」と言われるだけ。
せめていつくらいに試算がでるかが分からないと、計画が立てられず借金もできない。(貸すほうも貸してくれない)
国はただ指示するだけで説明が足りなさすぎる・・・・。
本当に、明日、『生きていけるか』という瀬戸際なのを国はわかっているのか??

いかがでしょうか?
これって、誠意の問題ですよね・・・。

うちの会社だって、社長がこれしろと一方的に社員に言っても社員は動かないです。(給料もらっててさえも)なぜそれをするのか。どういう結果、効果が出るのか。それは社会や自分にどう反映されるのか。

やっぱり人を動かすには説明が必要です。もちろん納得するしないはあると思いますが、説明さえしていないのは話になりません。

しかも、今回に関しては各県や農政局に伝えてもらうのではなく、国が直接出向くべきです。 非常事態ですから。

『正直、国もこんなことは初めてで職員一同寝ずにがんばっている。みんなも生活がかかって大変だろう。国としてできることはするから協力してくれ』
心からこう頼むべきです。
それも、明日変わるかも知れない大臣ではなく、農水省の偉い人が現地へ出向いて。

それが誠意だと思いますし、やはり国の思いを現場に「直接」伝えるべきです。

玉こんの言っていた、「今まで竹やり~がなかった」というまさしくその通りです。
国の方針、思いが農家には届いていないんです。 きっと国は届かせようと努力しなかったんです。

今こそ、国の思いを現場に伝えるときです。
霞ヶ関から、現地のイチ農家までが思いを共有し、力を合わせて乗り切らなければならない時です。

スミマセン、生意気な意見ですし、何も知らないのに偉そうなこと言ってます・・・。

もし反論とか、逆に正当な理由があるなら是非教えてください。
それを彼らに伝えたいと思います。 文句言うのは簡単ですし、もしかすると現状を知らない僕には正当に思えても、実は個人的なワガママ意見なのかも知れないですし。

ただ、とにかく、まずは切実な農家の現状と要望、ご一考してもらえればと思います。
お忙しいのに長いメールになりスミマセン。
何卒よろしくお願いいたします・・・。
こんにちは。アサノですアメーバ

先日6月4日に神崎、多古の畑に行ってきましたので、その時の様子を報告します~



4日は集合時点でシミズさんと二人きり。ちょっと寂しい気もしますが、社会人の予定を合わせるのはなかなか大変なのですあせる
そしてこの日は朝から大渋滞車あせる
結局、神崎まで通常時の2倍の時間をかけ、畑に到着です。

神崎に着くと、ゴトウさん親子が車の中でお昼ごはんを食べてましたおにぎり
大分お待たせしてしまって申し訳ないなと思いつつ、親子二人の仲睦まじい姿に癒されました音譜
この日は天気も良くて、親子で出かけるにはピッタリでしたね~!


そんな晴れやか天気の中、我々はとりあえず4月30日に植えたショウガの様子を見てみることに。すると・・・
$日本再耕プロジェクト

芽が出ましたっ!クローバー
だいたい地上部が2,3㎝といったところ。かわいらしく、それでいてしっかりと存在感のある芽がニョキッと真っ直ぐ伸びております。この時点では植えた種ショウガのうち5分の1程度が発芽していました。残りがどれだけ発芽するか気がかりです。・・・ちょっと不安。次回以降きちんと確認していきましょう!

芽を出したところが運悪くマルチに当たっていたものはヘニャっと曲がってしまいました。
$日本再耕プロジェクト

写真で分かりますか?ヘニャっとなってます。雑草はマルチを突き破って出てきますが、ショウガに突破する力はないみたいです。

しかも、生産農家さんの話では、出てきた芽がマルチに当たったままだと、炎天下ではマルチが熱せられて芽が焼けてしまうらしいのですよ。そ れ は マ ズ い 。。。ガーン

というわけで、この日は出てきた芽がマルチに当たらないように、植えつけた部分の穴をガッ!と広げる作業をしました。

しかし・・・5aも面積があると、一つ一つ穴を広げていくだけでも一苦労。
$日本再耕プロジェクト

ましてやこの日は大人3人。。。穴を広げるだけで地味に2時間程度かかりました。
この日は、穴を広げる作業に加えて簡単に除草を済ませ、神崎での作業は終了です。

作業は大変だったものの、海に生きる漢ゴトウさんから海講義を受けたり、ゲンくん(ゴトウさんJr.)の無邪気な姿に和んだり、楽しかったですニコニコ
とりわけ、シミズさんは新しい職場の関係上、ゴトウさんの話に感銘を受けていたようでした音譜

仲良し親子は傍から見ていて気持ち良いものです。
$日本再耕プロジェクト



ここでゴトウさん親子と別れ、シミズさんと私は多古の畑に移動車


多古に到着して畑を覗いてみると、ちょっとショックな光景が。
$日本再耕プロジェクト

うーん。6月時点でこの雑草の茂り具合。。。
私は今年から参加したので去年までの畑の様子は分かりませんが、なんとなくイヤな予感。。。
しかも、先日植えた緑肥ヒマワリが全く生えていない!どういうこと!?
必死にヒマワリを探してみると、一応ポツンポツンとは生えている模様。
$日本再耕プロジェクト

賞味期限の切れた種はダメですね~ショック!
発芽率は1割にも満たないのでは。土を掘り起こしてみると、腐ってしまった種が出てきたり。これは考えものです。もう一回まき直すか。。。少し考えましょう。

いかんいかん。

気をとりなおして次の作業にアップ

実は多古の畑に来る途中、ホームセンターに立ち寄って、いくつか苗と種を買ってきました!
多古の畑を見に来るときに、何か楽しみがあると良いじゃないですか音譜

二人の完全な趣味で選びましたが、ラインナップは以下の通り。
① トマト
② トウガラシ
③ サツマイモ
④ 大豆
⑤ サルビア

畑の一画に家庭菜園スペースを設けたので、そこに植付。
みんなで楽しみましょうニコニコ
$日本再耕プロジェクト


と、まぁ、こんな感じでこの日は終了です。

なかなか計画通りには進まないなぁと、植付から収穫までに農家さんがやきもきする気持ちを、さわり程度ですが、実感しています。
毎年計画通りに出荷数を確保する農家さんは、本当に偉大です。しんみり。

しかーし。しんみりしてても季節は巡り巡っていきます。梅雨でテンション下がりますが、秋の収穫を目指して、みんなで盛り上げていきましょう!ロケット