2005-02-21 23:57:18
太陽の塔(←大阪万博・岡本太郎デザイン)
テーマ:本・CD
著者: 森見 登美彦
タイトル: 太陽の塔
「何かしらの点で彼らは間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ」
膨らむ妄想を抱えた社会不適合者ギリギリ(でアウト)の主人公。一年前に別れた水尾さんに馳せる思いは留まることを知らない(ストーカースレスレ)。
この物語をレビューするのは、非常に難しい、と思う。
冬の京都、主人公のクリスマス前一ヶ月の日常を描いたストーリーなのだが、ううむ。過去の妄想に話が跳び、気が付けば現実に戻っている。時系列を捕らえるのが難しい。何せ主人公とその他登場人物の大半が、。妄想にドップリ浸ったダメ人間なのだから
ただ、途轍もない引力で読者を惹き付ける何かがある。
主人公は文中で「周囲にはもっと面白い書物がごまんとある。何を好き好んで、こんな男汁溢れる手記を熟読する必要があろう」とのたまう。
全く持ってその通りである。
さらに続けて「読了した暁には、必ずや体臭が人一倍濃くなっているはずである。文句を言われても困る。私の経験から言えば、いったん濃くなった体臭は二度と元には戻らない」
だが。
このセリフを目にした時点で、九夜は手遅れでした。もうムリ。止まらない。
完全に引き込まれて、二度と戻らないであろう体臭を覚悟して読みました。
要するに、
個性豊か過ぎてモテない漢どもの、
反クリスマス運動がメイン……なのか?
やっぱりよく判らん。
こればかりはもう
ご自分で読んでくださいとしか言いようの無い小説。
僕はもう匙を投げますので。
……じゃ、風呂入ってきます。
(クンクン)臭くないかな……








