共和党の代表を巡っての選挙選、白熱していますね。
日本も、トランプ氏が大統領になるとその後の政治情況が予測できず全く様変わりする事も予測され、マスコミの関心は例年の大統領選挙以上に大きいようです。
毎月の占星術講座や、研究会でも取り上げたのですが、立候補者のホロスコープはそれぞれの人物の特徴が、くっきり現れていて面白いと思いました。
出生時間はネットでの情報があったので採用しましたが、どうかな、一応そのチャートで見てみます。
まず目に付くのは、MC獅子座に、ぴったり乗る土星です。
獅子座は王様やトップを象徴していて、皇族などの後継者、社長や代表的立場の人物はASC、MC、などに獅子座サインを見かけることが多いようです。
ただ、皇族や大企業の場合は、MCには木星がくるイメージが私の中では強い。
トランプ氏はMCに土星が乗っていますね、そしてその傍らには強大な権力を象徴する冥王星がコンジャンクションしています。
トランプ氏は、お父さんからの会社を相続されたそうですが、順風満帆ではなく、波入る困難を乗り越えて、どん底から会社を再生してきた経緯が報道されていましたから、やはり木星のイメージではありません。
そして土星と冥王星コンジャンクションは世代の特徴を示す天体で、面白い事にライバルの民主党の代表であるヒラリー・クリントンも、同じ年に誕生しています。
1947年生まれの両氏、この世代は規制の体制に立ち向かい、新しい権力体制を長い時をかけて作りあげる社会的役割を持つとされ、同じく同サインに位置する冥王星も、権力構造に対する構造改革を主眼に置く世代です。
他から指図される事を嫌う故に、その関わりから政治や権力に関心を持ち、その目的のためには横暴さやわがままさも際立つことがある配置。
他者を支配する立場、権力との関わりを示して、伝統や民族意識も強調され、権威をめぐっての争いが暗示されている世代となります。
トランプ氏は、それらがMCという社会的立場やイメージを示していて、何があっても後に引かない強大さが目立っていると言えます。
人生の発展や意思を示す太陽は双子座で、天王星が同じ度数で強力にコンジャクション。
常に未来を追い求め、変化を厭わず既成概念をぶち壊しながら、現実的な観点から周囲を変革していくタイプ。
莫大な資金を所有し、政治献金を必要としないので、あらゆる柵と距離を置き、独自の思想で前進する人物のイメージは、まさに天王星の象意を彷彿とさせます。
常識という範疇が通用しないので、周りを振り回し、孤立的立場も経験しますが、決してへこたれる様子は出さないでしょうね。
社会を開拓する上で重要な行動力や攻撃性を示す火星は、固定宮で木星、冥王星とでTスクェアを形成。
とてつもない持久力、粘り強さを発揮し、何事にも決して諦めない不屈の破壊力の持ち主。
火星は牡牛座で、蠍座木星に冥王星が関わり、金権主義、物質主義がこの配置でも強調されています。
太陽と火星は、直接関わっていないので方向性にずれがあり、エネルギーのロスは生じそうな配置ではありますが、そこを乗り越える尋常ならざる叩き上げの苦労人です。
これからは物質や金銭、柵的な支配関係では得られない、新しい領域に向かって進む時期。
未来予測を考えるプログレス太陽も、そろそろ切り替え時期を示しています。
そろそろ獅子座時代の心中に燃え立たせてきたものを、現実に形にし着地させる準備段階。
天体間のミッドポイントでも見てみると、N太陽 / 冥王星に T冥王星の配置。
次の世界に行きたくてうずうずしている、ジャンピング時期。
元々太陽は双子座で、今年は柔軟宮の社会天体の強調や、日食、月食が介在する人生上での節目の時となります。
ただ確かにトランプ氏は、改革のパワーを持ち、人々の現状を変える願いを実現するエネルギーに満ち充ちているように思えますが、そのスケールはアメリカの大統領クラスのパワーには満たないように思えるんですよね。
まあハウス配置が、異なれば可能性もあるのかもしれませんが、
彼の周囲や身近な環境、周りの既成概念を確実に変えてくれる人物ではあるとおもいますが、個人主義的な傾向が強調されていて、合衆国大統領規模の役割を果たす配置ではないように、私には思えますが果たしてどうなるか (^^;;
現在トランプ氏の火星に、冥王星がトラインを形成し、とてつもなパワーエネルギーの循環が執り行われているのも、15日に行われたスーパーチューズデーの絶対的な勝因でしょうね。
このT冥王星は、4月18日に逆行開始しますので、そこからの動きが要注目です。
みなさんはどう見ますか? (^O^)
この題材は、今年いっぱい経過を重ねて見ていけるので、楽しみですね。