鉄道うろつき…希望(2)

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今回の記事にも映像は権利関係がありますので、リンクを貼っておきます。
東日本大震災から6年が経過しようとしていますね。
あの震災で最大の影響があったのが、生活に必要なエネルギーだったのです。 特に沿岸部にあった製油所や備蓄基地がことごとく被災し、ガソリンや軽油・燃料用重油などの一切が不足してしまったのです。
ここまでは、前回の記事にも書きましたが、燃料列車が運行していた東北本線が地震で寸断され、迂回路の常磐線に至っては、原発事故の影響で全通の見込みさえない状況に追い込まれました。
そこで、JR貨物が採用した方法が、横浜の根岸製油所から高崎線を使って富山まで燃料列車(タキ20両:1300t)を上げ、富山から新潟までを信越本線、新潟以北を羽越本線、青森からは被災の無かった東北本線で盛岡まで運ぶという遠大なものでした。
これで、北東北への燃料供給は実現しましたが、太平洋側の南東北への燃料供給は、目処がたっていませんでした。
東北本線の復旧が急がれるところですが、寸断箇所があまりにも多く復旧の目処がたたないということでした。
そこで、JR東日本では13.5‰という急坂のため貨物輸送が途切れていた「磐越西線」の復旧を急ぎ、そこに大出力のDD51型ディーゼル機関車を重連編成にし、新潟機関区で燃料貨物を10両づつの編成に再構成し、立往生に備えて「会津若松駅」にDE10-1241号機を待機させるという手法を採用しました。
DD51型は、機関士が一人で重連運転ができる(先頭車両から連結車輌のエンジンやブレーキを操作できる)唯一の機関車として、白羽の矢が立ったのです。
しかし、老朽化により置き換えが進んでいる状況で、全国から機関車をかき集めて、12両のDD51型ディーゼル機関車を動員しました。
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鉄道うろつき…希望(1)

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本日の記事には、画像が権利映像のため掲載できません。 リンクを貼っておきます。
5年前の3月11日に東日本を襲った「東日本大震災」は記憶に新しいと言えます。
震災により、製油所や備蓄基地が津波により被災し、被災地ではガソリンや軽油不足から、警察や消防まで活動を制限される事態に陥りました。
そこで、ある企業が立ち上がりました。 「JR貨物(日本貨物鉄道)」でした。
どのようにして、被災地に燃料や資材を運ぶかが議論され、東北本線や常磐線は地震・津波や原発事故で使えない区画が多すぎるという大問題がありました。
そこで、考案されたのが被災していない「日本海縦貫線」周りだったのです。 だが、解決しなければならない課題は山積していました。
1.石油輸送の実績が日本海縦貫線ではない。
2.根岸の製油所から岩手県盛岡備蓄基地までの長距離石油輸送の実績がない。
3.輸送する機関車が足りない。 東北物流の要である「仙台総合鉄道部」が被災。
4.タンク貨車(タキ1000)も根岸に常備されている両数では、大幅に不足している。
5.磐越西線を走れるディーゼル機関車「DD51」も足りない。
6.機関士が足りない。
その他運用上の問題が山積していました。
それらの問題を徹夜で解決していったのです。
とりあえず、電気機関車およびディーゼル機関車を全国からかき集める(EF210・EH200・EF81・EH500)
ディーゼル機関車DD51に適応した機関士の緊急育成(2週間で半年分の研修量)
タンク貨車(タキ1000)は、門司・岡山・吹田・名古屋から、かき集める。
DD51型ディーゼル機関車は「北海道(鷲別機関区)」「大阪(吹田機関区)」「九州(門司機関区)」から稼動台数をかき集める。
日本海縦貫線での石油長距離輸送は、出たとこ勝負になりました。
日本海縦貫線では南東北への石油輸送はできないため、ルートの確保が必要。
東北本線の復旧をしながら、磐越西線の復旧を優先させる。
磐越西線の急勾配問題への対応(磐梯町~翁島間13.5‰)
このような問題を解決しながら、「希望のレールプロジェクト」が動き出したのでした。
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鉄道うろつき…課題

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課題山積の九州新幹線
sinkansen

新幹線が来るぞ、来るぞ、新幹線が来るぞ嬉しいな!
新幹線が来たぞ、来たぞ、新幹線が来たぞ寂れたぞ!
新幹線は、東海道新幹線計画のように「東京」「名古屋」「大阪」といった、太平洋ベルト地帯の大都市圏間交通としてこそ、意味があり有意義な存在なのです。
今回の正月帰省でも、東海道新幹線は約30万人の実績で、東北新幹線も約25万人強でしたが、山陽新幹線と上越新幹線は約14万6千人あまりで、おおよそ半分の乗車数でした。
九州新幹線に至っては約4万6千人と予定の半数程度でしたし、北陸新幹線や北海道新幹線は惨憺たる模様でした(乗車数は伸びていると強気ですが)
九州新幹線は、今後「長崎区間」が整備されて延伸される計画で、長崎駅では新幹線用駅舎の工事が開始されています。
九州区間では、大動脈である「鹿児島本線」の在来平行線化による大幅減便が問題になっています。
東海道本線や山陽本線のような、新幹線によって在来平行線化しても、東京・横浜・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・山口と大都市がベルト状につながっていれば、急行運用(新快速)や快速列車が走っていますが、鹿児島本線では鹿児島中央・熊本・博多・小倉の4つしか大都市圏がないため、快速列車の運行は廃止、普通列車と貨物列車のみの運行に変更されました。
新八代・水俣・筑後船小屋などの従来の特急停止駅には、「MIZUHO」は停まらなくなり、一部の「SAKURA」が停まるのと各駅停車の「TUBAME」が停まるだけになりました。
従来は、普通運賃で乗車できた「快速列車」が全廃されたことで、沿線住民の鉄道離れが進行していると聞いたことがあります。
新幹線料金を払わないと、鹿児島本線(鳥栖~鹿児島中央)には各駅停車の列車しかないのですから。
筑後船小屋駅の周りなぞは、新幹線の駅は立派なものが建築されていますが、周囲は人家もなく寂れきった状態です。
今後の延伸計画が決定した北陸新幹線や北海道新幹線も同じ憂き目にあうことが確実視されます。
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趣味うろつき…銘玉(44)

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albinar

本日のレンズは、まさに「正体不明」です。 可能な限り調査しましたが、このレンズの出所自体がわかりません。
名称は「Auto Albinar Special 135mm F=2.8」というのですが、「富岡光学(現:京セラオプテック)」か「理工(現:Ricoh)」あたりのOEMだと思われますが、「Albinar」というメーカー自体が存在していないため、それ以上の追跡が困難になり、日数が開いてしまいました。
このレンズは、どのような形態で販売されたのかも、不詳なんです。 Albinarは、理工がOEMを手がけたSearsブランドに対抗して、交換レンズ市場に投入されたものと考えるのが筋かも知れません。
ただ、交換レンズ市場で一大勢力を誇る135mm市場では、埋没してしまった可能性も否定できません。(おそらく私もそちらが正論だと思います。)
一説にはVoigtländer(フォクトレンダー)のVSLの交換レンズということもあるようですが。
ただ、VSLシリーズ自体が、あまり売れたカメラではないものですから、交換レンズ需要はさほど多くなかったのではと思います。
他にも年末恒例の年賀状のお仕事もあったものですから。
作例です。 他の135mmに比べると赤色が強いようです。

albi2

趣味うろつき…銘玉(43)

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Sears

本日のレンズですが、名称は「Auto Sears 135mm F=2.8」というレンズです。
「Sears」という名称の通りアメリカの百貨店「Sears,Roeback&Company」で売られていたカメラ&レンズセットのレンズです。
百貨店に精密光学機器やレンズの開発・生産機能があったとは思えませんので、国外メーカーへのOEM発注でした。
その主役を担ったのが「富岡光学(現:京セラオプテック)」と「理工(現:RICOH)」の2社だと推定されます。
「富岡光学」が主にレンズを「理工」がカメラ本体を担当していたものと思われます。
OEMで定評のあった「富岡光学」のレンズだと思われますので、基本性能も素晴らしいものがあり、PENTAXの135mmレンズよりも大口径なレンズを採用し、F=2.8という明るさを誇る高性能レンズでした。このレンズのフィルター径は、55mmなのですが、55mmというとMayerOpticGörlitzeのOrestegonも55mmのフィルター径なのです。
集光性に優れたレンズの一種ということになるのでしょうか?
広角域~準接写まで使える万能レンズ
Flektogom

再掲載ですので、軽く流します。
CarlZeissJenaの「MC Flektogon 35mm F=2.0」というレンズです。
最近は国産レンズも非常に優秀な製品が発表されるようになってきましたが、私見ですが、この「Flektogon」を越えるレンズは未だにできないだろうと思います。
広角域撮影から、17cmまで寄れる準接写域まで、一本で対応できるという高性能です。
あくまで、広角レンズですが準接写としていますが、17cmまで寄れるというのは、PENTAXのMACRO TAKUMARの25cmの近接をも凌ぐ性能です。
作例です。 アブラチャンという木の花ですが、非常に小さい花なので、Flektogonの準接写性能が威力を発揮します。

aburatyan

変換アダプター使用のため、実際より大きく写っています。

趣味うろつき…銘玉(42-2)

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これが本来の姿です。
SP

昨日と同じ「Auto Reflex F=55mm1:1.8」のレンズです。
今回は、「Auto」での使用が可能なPENTAX-SPに装着しました。
SPについている「M42」ピン押し込み機構により、自動絞込み(といっても絞り環の操作は手動ですが)機構が作動できるようになります。
作例です。 Auto TAKUMAR 55mm F=1.8と似ていると思っていましたが、独特のボケ味のある非常に良質なレンズです。
「富岡光学(現:京セラオプテック)」の傑作レンズの一つだといえるでしょう。

SP-2

SP-3

趣味うろつき…銘玉(42)

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富岡光学製品でしょうか?
Reflex

本日のレンズは「Auto Reflex 55mm F=1.8」というメーカー名がわからない代物です。(多分Reflexかな?)
このレンズの正体を調査する必要性がありましたので、ブログの更新に間が開いてしまいました。
調査の結果、輸出用に設計されたレンズのようで、推定ですが海外向けレンズのOEM生産を積極的に行っていた「富岡光学(現:京セラオプテック)」ではないかという結論にいたりました。
狙いは欧州市場と考えられ、今でも20~25€程度でeBAYで出品されているのを見かけます。
では、何故欧州市場だったのか? それは、旭光学のフラッグシップカメラであった「PENTAX-S1a」や「PENTAX-SP」が欧州市場に大量に輸出されていたからです。
でも、その殆どは玉無し(レンズ無し)で輸出されており、輸出PENTAXの交換レンズとして、欧州のいずれかのメーカーが「富岡光学」にOEM生産を持ちかけたのだと思われます。
レンズ構成は詳しい資料が残っていないので、詳細はわかりませんが、これも推定になりますが、旭光学の「Auto TAKUMAR 55mm F=1.8」を模倣している可能性は否定できません。
となれば、5群6枚構成で、同じF値を得ている可能性があります。
「Auto」という名称がつき、後球の近くにある「M42」ピンをカメラ側の押し込み機構で押し込むのが基本ですが、「押し込み機構」のない「S1a」にも対応するためか「マニュアル」に切り替えることも可能になっています。
私が「PENTAX-SP」だけではないと推定したもの「マニュアル切替機構」の存在がありました。
現在でもドイツに「Reflex」という企業はありますが、高圧機器関連が主軸の企業で、「Auto Reflex」との関係性は不詳です。
かってアメリカの百貨店「Sears, Roebuck and Company」が事業多角化の一環で、カメラ事業に参戦しており、日本の「富岡光学」がOEM生産していた事例もあります。