あぁもう、大金持ちだったら絶対にこれを買うのにな。。。
電動車椅子一体型ベッド、パナソニックのリショーネplus
今朝、いつものように義実家の手伝いに行っていました。
私は朝の部のヘルパーさん(こちらではケアラーと言います)が帰るのと入れ替わりで義実家に到着するようにしています。
ヘルパーさんは義父の身体をベッドから起こすところから始まり、シャワー、着替え、電動車椅子への乗り換え、朝ごはんの用意などの補助をしてくれます。
私が到着する頃には、義父はたいてい専用の電動ソファに座っているのですが、今日はまだ電動車椅子に座っていました。
挨拶をし、義母に色々と何を手伝えばいいかを聞いていると、義父がなんだか控えめな感じでやって来ました。
ポツリと、
「ソファに座れないんだ。。。」
と言ったかと思うと、静かに泣き出した義父。
今朝その瞬間に初めて、自分だけの力ではもう立ち上がることもできなくなったことを発見したのです。
これまでは、立ち上がるのを補助するフレームなどを利用して時間をかけて立ち上がり、ほんの少し体の向きを変えるだけの距離に置いたソファに自分で座れていました。
ちなみに義父の電動ソファは、座っている状態からほぼ立ち上がっている状態まで座面と背もたれが動く物。
なのでこのソファに限り、義父は立ち上がることさえできれば自分で車椅子からソファに移動することができたのです。
なのに、ついにそれすらもできなくなってしまった。。。
泣きながら義母に謝る義父が、ものすごく不憫でした。
悲しさと悔しさ、家族の負担を増やしてしまう申し訳なさでいっぱいだったのだろうと思う。
「謝る事なんて何もないのよ。大丈夫よ。」
って励ます義母。
辛すぎる。。。
最初にリンクを乗せたリショーネがオーストラリアにあったら、リースでもなんでもして義父の辛さを軽減できるのにな。。。
なんで導入してないんだろうか。。。
その代わりと言ってはなんですが、今日は2日前に義実家に届いた、義父の体にハーネスをつけて電動で持ち上げるクレーンみたいな機械を使いやすくする為、義父母の寝室のカーペットを剥がします。
その機械を使うと義母ひとりでも義父をベッドから起こし、車椅子に座らせることができるのですが、カーペットだとクレーンの車輪が引っかかり、うまく作動しないから。
ちょうど昨日MJとカーペットの上に引く硬いプラスチックシートで対応できないかと義実家に持って行ってみたのですが、それでもやはりカーペットが沈んでしまって無理でした。
そんなところに、もともとディナーを一緒にする予定だった義父母の親友夫妻2組が到着しまして。。。
ことの次第を話すと旦那2名がすぐさま寝室でクレーンの動きを確認し、その場でカーペットを剥がすことに決定。
それまで私たちもカーペットを剥がすことについて話していたのですが、床から釘で固定されているカーペットを剥がすのは結構な作業なので、義母は渋っていたのですが。。。
親友MとWが「明日早速剥がそう!僕らが剥がすしペンキも塗るから、心配無しだよ!」って言ってくれて、決定。
義父母の親友Mは医療器具の販売とリースの会社を経営していて、もう1人のWはエンジニア。
この2人がカーペットを剥がすのが最も効率的だと判断したというのも、義母の背中を押すことになったのでしょう。
で、早速今からカーペットを剥がし、床から飛び出ているカーペットを固定していた釘をなんとかして、ペンキを塗るそうです。
義父母には、MJのような頼りになる娘と、すぐに駆けつけてくれる弟、たくさんの友達がいて本当にラッキーだと思う。
カーペットを剥がすにあたっての準備を手伝っていると義母が、
「いつも手伝ってくれてありがとう。いろいろと大変なことばかりでごめんね。」
って。。。
「お義母さんも謝る必要なんてないんですよ。」
って返しておきました。