日銀株ストップ高 -いーみなーいじゃーん。-
テーマ:証券ジャスダック証券取引所に上場する日本銀行株(出資証券)が急騰しています。4日は前日比1万円高い8万3千円と3日連続で値幅制限上限(ストップ高)まで買われ、直近の安値から39%の上昇となっています。
2002年以降の株安局面で大手銀行から買い取った株式の含み益が約1兆円と推計されるほか、地価高騰とともに1988年12月、75万5千円の上場来高値をつけた経緯もあり、都市部の地価上昇などデフレ脱却期待の高まりが買い材料となっています。
驚かれた方もいらっしゃるでしょう。
そうです、あの「日本銀行の株は上場している」のです。(正式には、日銀は株式会社ではなく認可法人なので「株式」ではなく「出資証券」といいますが、面倒なので以下「株」ということにしときます)
ですからもちろん、普通に売買もできます。
ちなみに本日(5日)も前日比2万円高の103000円、ストップ高です。
「ま、日銀が儲かるっつうなら、株価も上がって当然だな」
そうなりそうなのですが、そこは普通じゃないのです。
日銀には当然、株主総会などありませんから議決権はありませんし、倒産も解散もありませんから残余財産の分配なんてこともありませんし、利益の配当だって法律で制限されています。
じゃあ、配当がどんなふうに制限されているかというと、年5%です。
「5%っつったらこの低金利時代、悪くねえんじゃねえか?」
そう思ってしまいそうですが、なんに対する5%かというと、額面に対する5%です。
そして日銀株の額面は100円です。
額面100円に対する配当金の上限が5%で5円、一方、株価は103000円、配当利回りにしてなんと、0.00485%です。
調べたことはありませんが、無配の会社を除いて恐らく最低でしょう。
ちなみに取引単位は100株ですから、今日買った人は1030万円を投資して、最高で500円の配当を受け取ることになります。
うーん、ありえない・・・。
しかも、法律による準備金を積み立てたり、クソ安い配当を支払った残りのお金は、国庫納付金として政府に納められてしまいます。
つまり、なんぼ儲かっても株主に恩恵はないってことです。
(理屈上、保有資産の価格が上昇すれば本源的な価値は増加するのでしょうが・・・)
「じゃあ、なんで株価は上がってんだ?」
もっともな疑問ですが、とりあえずチャートを見てみましょう。

日本銀行(8301) 8月1日より10月5日まで
えらく縦長ですが、しかたないでしょう。
4日連続ストップ高の一本値、尋常な上昇ではありません。
ということで、この異常なチャートを見ればおわかりいただけますね。
そう、単なる、
マネーゲーム
です。
投資単位1000万円の持っていても仕方ない株を、よってたかっておもちゃにしちゃってるってわけですよ。
買うから上がる、上がるから買う、今日はストップ高ですっげー高くても、明日誰かが上を買うからとにかく買う、ただそれだけですよ。
いいんでしょうか、国の中央銀行の株がこんな投機の対象になっちゃって。
名義書き換えのコストだって、タダじゃないはずですけど。
まあ、上場している以上、それは仕方のないことなんですけどね。
ていうか、そもそも日本銀行・・・
なんで上場しているのでしょうか?
実は記者もよく知りません・・・。
証券業界に入って上場の事実を知り、何度かまわりにきいてみましたが知っている人はおらず、今回もネットで調べてみたのですが、うまく見つかりませんでした。
ということでどなたか「日銀上場の意義」をご存知の方、記者の十年来の疑問にお答えくださいませ・・・。
※グラフはロイターより、記者加筆。







1 ■へ~ぇ
日銀って、上場しているんですか???知りませんでした。勉強になりました。
だとしたらFRBも上場しているのでしょうか?ニューヨーク連銀株とか、アトランタ連銀株とかあるのでしょうか?
・・・面白くもないコメントで済みません、すごくびっくりしたものですから。