ミューズをつかまえろ!

バレエピアニスト・高島登美枝、ただいま東京藝大大学院にてバレエ研究との二足わらじで奮闘中!
総合芸術・バレエに向き合うこととは、9人の芸術の女神たちを追いかける果てしない旅路―
音楽、舞踊、文学、歴史、美術について、演奏と研究の日々を綴っています。


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いつも私の演奏と研究を応援して下さってありがとうございます

前回に引き続き、院試の思い出話を書きます。
今回は、
今だから話せる、勘違いとポカに彩られた(笑)
あぶな過ぎるエピソード集です。

ライン薔薇つぼみ(小)

【あぶない話・その1】
出願期間を、願書配布期間と勘違い

いまどきはどこの大学もネットで入試情報を公開しております。
前回も書きましたが、
受験を決めたのが7月24日。
もちろんそのとき藝大のサイトを見ているのですが、
なにせ7月26日のレクチャーコンサートの準備があったり、
27日から8月5日まで、イタリア旅行だったので、
ちゃんと見てなかったんですよね。

で、イタリア旅行中にハッと気づいた。
出願期間が8/7-13
帰国した翌日から、11日まで米子で仕事なんですよね。
なのに、私は願書すら手に入れていない。
(だって、8/7-13に願書配布だと思っていたから)

院の願書って、いわゆる願書と履歴だけ出すんじゃなくて、
他の書類もいろいろ必要なんですよ。
研究計画書とか志望動機とか、
学部の卒業証明書とか成績証明書とか。
なのに、私は今、アマルフィ↓で潮風に吹かれているわけで...

アマルフィ


アマルフィと自分

もう、気づいたときは、
あまりのことに、大笑いしてしまいました。
一瞬、あきらめようかという気持ちも
頭をよぎったのですが、
まぁ、できるだけやってみて、
一つでも滞ったら、それは
「やめとけ」という天のサインだと思うことにしました。

で、結局、8月5日午後に帰国して、
速攻、藝大へ願書をもらいに行きました。
近所だからできたワザチョキ

ライン薔薇つぼみ(小)

【あぶない話・その2】
間一髪! 学部の書類

次は、卒業証明書と成績証明書。

しかし、ここにも落とし穴が。
これらは通常、早稲田の法学部事務所に行けば、
その場ですぐ出してくれるものなのですが、
夏期休業期間中、1週間事務所は閉鎖になるのです。

夏期休業=お盆休みだよね、
と私は勝手にイメージしていたので、
米子から戻った12日に行けばいいや、
とたかをくくっていたのですが、
念のため、ネットで調べたら、
8月8-16日までが夏季休業!
Ohime! Che sento! Mamma Mia!

つまり、出願に間に合わせるには、
6日か7日に行くしかない。
でも、私は米子。


しかたがないので、
旦那に代理で取りに行ってもらいました。

研究計画書と志望動機は、米子の仕事の空き時間に書きました。
受験料は米子のローソンから振込。
証明写真はブースが見当たらず、
米子で撮れなかったので東京に戻ってから。

で、めでたく12日深夜(ほぼ13日)に、
24時間開いている近所の本局から郵送して出願完了。

ライン薔薇つぼみ(小)

【あぶない話・その3】
筆記用具の勘違い

受験直前まで、筆記用具はボールペンだと信じていたんです、私。

これにはちゃんとした理由があります。
私が受験した頃、早稲田の法学部はマークシートではなく、筆記試験でした。
それもボールペン書き。
不正を避けるためなのだと思います。

入学後の各科目の試験もすべてボールペン書き。
これは司法試験に準じていたのではないかと思います。

もちろん、司法試験の答練(答案練習会)も
ボールペン書き。

なので、法学部周辺の人間にとっては、
わざわざ断るまでもなく、
試験=ボールペン書き
なんです。

私は受験3日くらい前になって、
「あれ? もしかしてボールペンじゃないかも?」と気づき、
受験の注意事項を熟読しましたが、
「筆記用具」と書かれているだけで、特にことわりは無し。

どっちでも対応できるよう、
鉛筆&消しゴムと、
ボールペン&修正液&定規(誤りを二本線で消すため)、
両方用意しました。

結局、現場で周りの受験生が鉛筆書きしているのを見て、
私も鉛筆書きしましたがあせる

ライン薔薇つぼみ(小)

【あぶない話・その4】
腕時計を忘れる

そして極めつけドクロ
もう、最悪最凶で絶体絶命だったのは、
初日の午前中の試験で、
試験会場に着席してから、
点呼開始5分前に、
腕時計を忘れたことに気付いた

ということ。

普段、ピアニスト稼業をやっているため、
弾くたびに腕時計をつけたりはずしたりするのが面倒で、
腕時計を使わないことにして、はや幾年月。
試験には時計が必須という、基本中の基本を、
完全に失念しておりました。

日頃は携帯で時間確認しているのです、私。
だけど、試験時は携帯の電源を切らなければならないし、
教室の壁掛け時計もない。


もう、パニック状態です。
なんとか届けてもらおうと(近所なので)、
旦那にメールしましたが(スマホを操作する手がガタガタ震えました)、
こういう時に限って旦那は不在(涙)。
そうこうするうち点呼開始。

仕方がないので、時計なしで受けました。
もうクソ度胸しかない、と居直って。
音楽史(記述式)。2時間。
時間配分は勘でした。

結局、メールを見た旦那が、
ちゃりんこ転がして、昼休みに正門まで持ってきてくれたおかげで、
午後の語学2科目は、
時計を見ながら受験できましたが...。

いやぁ、今思い出しても、
手が汗ばみますパーあせる

ライン薔薇つぼみ(小)

書きながら、よく受かったなと思います。
今振り返ると、一つ一つがお試しの関門だったように感じます。
気持ちが折れたら負け、だったんだと。

変な執着や欲がなかったのも、
幸いしたかもしれません。

ここでバレエの研究をしたくてたまらない、
という熱意メラメラは持ちつつも、
全力で取り組んで、だめだったらそれはそのとき、
という気持ちでしたから。

受験期間を通じて、
どこかに、自分のやっていることを俯瞰している自分がいて、
「こいつ、必死なのに、何か抜けてるじゃん」と笑っている...
そんな感じをいつも持っていました。
ちょっと自分じゃない自分というか、
何か(すばらしいものが)乗り移っていた(笑)かも、
と当時を懐かしく思う、
1年後の、素に戻った私でした。
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ちょうど季節がひとめぐりした、ということで、
本日は、大学院入試について書いてみようと思います。

ライン薔薇つぼみ(小)

大学院入試って、今頃やるんだ目
驚かれる方も多いかもしれません。

大学入試の場合は
みなさまご存じのとおり、
センター試験が1月半ば、
それに続く2~3月が本試験というところ。
もっとも、昨今は、
大学入学者の選抜方法も多様化しておりますので、
AOや推薦入試などで
夏頃に合格を決めてしまう優雅な高校生も増えておりますが...。

では、大学院入試はというと、
各大学、各専攻によってまちまちです。

藝大音楽学部の場合、
修士課程の入試は、
作曲専攻を除いて、
全ての専攻で9月の後半に行われます。

おおよそのタイムスケジュールは...
入試科目の発表が6月上旬。
願書配布は7月上旬から。
出願期間は8月上旬、お盆休み頃。
受験票が届くのは8月末か9月はじめ。
入試が9月半ば~後半。
合格発表が9月末。

...という流れになります。

ライン薔薇つぼみ(小)

で、私の場合はどうだったかと言いますと...
受けようと決めたのが
7/24でした(爆)。

実は、この時点で既に、
前々から決まっていた旅行と、
夏の臨時仕事で
8月30日までいっぱいいっぱいだったのです。

7/25…終日仕事
7/26…日本歌曲に関する講演会
7/27-8/5…イタリア旅行
8/6-11…米子で講習会伴奏
8/12-15…八王子で講習会伴奏
8/15-24…奈良で講習会伴奏
8/25-8/30…八王子で講習会伴奏

では、そもそも何故、
こんなにも勢いよく(笑)
無茶をする気になったかというと、
それは、
藝大でバレエの研究ができる
ということを知ってしまったからなんですね。

昨年度、藝大の大学院には、
バレエについて研究している学生さんが
2人もいらっしゃいました!!
これは心底、驚きでした ヽ(*'0'*)ツ

ライン薔薇つぼみ(小)


アカデミックな研究対象として、
バレエは後発のジャンルです。
学術上は、舞踊学という分野に属するのですが、
現に研究に携わっている方々の
所属機関を拝見していると、
さまざまな方面から
アプローチされていることがわかります。
たとえば...

・動きに関して…スポーツ科学から
・ダンサーの心身に関して…スポーツ医学やスポーツ心理学から
・教授法に関して…教育学や児童心理学から
・作品に関して…美学、文学、歴史学、社会学、音楽学、演劇学、文化政策から


今のところ、日本の大学において、
「舞踊学部」(もしくは類似)の学部や学科は、
実技メインのカリキュラムになっていて、
私のように全くバレエを踊れない人間が
バレエ伴奏を研究するには、
不向きなんです。

では、音大でバレエ伴奏を研究するとなると、
音楽学や楽理関係に席を置くか、
さもなければピアノで、
ということになりますが、
これだと、
「音楽に関しては面倒を見るけど、
バレエに関しては自分でなんとかしてね」
という展開になります。

同様に、
各大学の文学部のなかに設けられている、
美学や演劇学や表象文化学の研究室に所属するなら、
「音楽のことは自分で何とかしてね」
となります。

ライン薔薇つぼみ(小)

そういうわけで、
私としは、長い間、
バレエ伴奏について研究をしたかったのですが、
自分のやりたいようなアプローチを
許してくれそうな研究機関が見つからなくて、
すっかり諦めていたという状況だったす。

そんな中、
藝大でバレエ研究が可能らしいという情報が!

いったいどういうことなのか、
バレエを研究している学生さんについて、
詳しく調べてみると、
2人とも音楽文化学という専攻に在籍、
うち一人はソルフェージュ領域、
もう一人は音楽文芸領域、
…ということでした。

「音楽文芸」と聞いたとき、
直感的に「これだひらめき電球 」
と思いました。

ライン薔薇つぼみ(小)


先日のブログにも書きましたが、
バレエって総合芸術なんです。

演劇やオペラに台本があることは
誰でもすぐわかると思いますが、
実は、バレエにも台本があるんですよ。

原案の作者がいて、
台本作家がいて、
それをもとに、
振付家と作曲家が話し合いをしながら
作品が生まれてきます。

時代によって、
振付家が原案・台本・振付を全部一人でやってしまったり、
台本がなかったり(プロットレス・バレエ)、
音楽は新作ではなくて、
既存曲から振付家がセレクトすることもありますが。

バレエという芸術は
こういう制作過程をたどるものなので、
私としては、
「バレエ伴奏を研究するには、
バレエを研究する必要がある。
バレエを研究するには、
音楽・振付・台本を全部扱う必要がある」
―と思っていたんですね。

だから、音楽文芸と聞いたとき、
「ここなら、音楽と台本を両方扱える!」
と狂喜乱舞(笑)したわけです。


ライン薔薇つぼみ(小)

ここで、
「おいおい、振付けはどこいったのさ!?
とのツッコミが、
(主にダンサー方面から)
入りそうですが…。

バレエの振付って、
ちょっとしたことで
なくなったり、変化してしまうんです。

バレエには、音楽における楽譜のような
ユニヴァーサルな記録法が存在していません。
昔から何とか記録に残そうと、
各種の舞踊譜が考案されていますが、
いまだに決定的で唯一というものは
定まっていません。

最近は、動画で記録を残せますが、
では、それが果たしてどの程度、
振付家の意図を反映しているかというと、
びみょ~(^o^;)
それは、
楽譜と演奏動画の関係を考えていただければ、
ご納得いただけると思います。

しかも、
ある作品(タイトル、台本、音楽)に対し、
同時代や後代の振付家が、
全面的に振付を変えてしまうことも、
全然オッケーなのが、
バレエの世界です。
振りが変わるのに連動して、
曲も変わったりします。

私ゃ、オペラの世界から来た人間なので、
初めてこの事実を知ったときは、
衝撃で頭がクラクラしました。
「筋と音楽は同じなのに、
振りが全然違うじゃんあせる

バレエ・ブランの場面や
有名なパ・ド・ドゥなど、
古典作品の心臓部に関しては、
「聖域」としての敬意から、
大きく手を入れることは避けるケースが多いですが、
他はもう、
オペラ畑の人間から見ると、
やりたい放題(笑)。

たとえば、
『白鳥の湖』の第3幕の各国の踊りなんて、
バレエ団によってまちまちですし。
結末だって、
ハッピーエンドと悲劇と
両方あるし。
『くるみ割り人形』にいたっては、
もはやバレエ団の数だけ振付があるのじゃ…
ってくらいです。

つまり、
バレエという総合芸術の中で、
最も目立つ部分であるにもかかわらず、
振付は、確固とした形の定まらない、
研究対象としては非常に取り扱いが難しいもの、
ということになります。
その難しさをカバーするのが、
形が定まっている台本と音楽、
―と、私は思っていたわけです。

だから、音楽文芸合格
是が非でも音楽文芸ドキドキ
何としても、ここに入れていただきたいラブラブ

ライン薔薇つぼみ(小)


…とうわけで、
本番まで実質1カ月を切った8/31から、
私の大学院受験戦線の火ぶたが切って落とされたのでしたメラメラ


続く。



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今回から不定期シリーズで、
バレエピアニストの仕事について書いていくつもりです。


ライン薔薇つぼみ(小)


最近は、東京を中心に、
来日講師・ダンサーによる講習会が急増しております。
外国人講師は、
指導に際してほぼ100%生演奏による伴奏を希望しますので、
バレエピアニストの活躍するチャンスも増加傾向にあります。
ありがたいことです。

こうした講習会の中には、
最終日に成果発表のバレエ・コンサートが行われる場合があります。
今回はこのケースについて、実体験に即してお話ししようと思います。


ライン薔薇つぼみ(小)


高島、この夏も
奈良国際バレエ工房主催の夏期講習会
「バレエ ワークショップ in なら」で
伴奏を弾かせていただきました。

この講習会、
ワガノワ名称ロシアバレエアカデミー(通称ワガノワ・バレエ学校)から
教授陣を招いて、
小学校高学年〜高校生を対象に、
毎夏8日間にわたって奈良近郊で開催されています。
今年でなんと14回目ビックリマーク
全国から集まった若いダンサーたちは、
年齢別で4-5クラスに分かれ、毎日、
・クラシック
・キャラクター
・アクチョール(バレエ・マイム+演技)
・コンテンポラリー
の4クラスを受講します。

コンテンポラリー以外はピアノ伴奏のため、
ピアニスト3名で分担。
各人、毎日3-4コマを伴奏します。
1コマ90分です。

私は2012年からご縁をいただいて、
伴奏担当で参加させていただいています。

ライン薔薇つぼみ(小)

この講習会の大きな特色の一つに、
「輝く才能〈夢〉コンサート」と題された
最終日の成果発表コンサートの存在が挙げられます。

受講生の踊りに加えて、
ゲストとして、講師や
この講習会を卒業してプロになったダンサーたちも出演するため、
毎回、200名前後のお客様がお越しくださいます。

こうした、講習の成果発表コンサートの場合、
バーからセンターに至るレッスン風景を
メドレーにして見せるケースも多いのですが、
ここの場合は、小さくとも一つの作品の形にまとめて発表します。

先生方は、
講習会が始まってから、その年その年の受講生のレベルを見ながら、
振付を考え、作品にまとめていきます。

そういう流れなので、
曲目が事前にきまっているわけではありません。
少しずつ決まっていく振付を見ながら、
それに合った曲を見つけるなり、編曲するなり、作曲するなりします。

ただ、先生によっては、振りを決める前に
「コンサートにふさわしい、何かいい曲はないかしら?」とおっしゃって
曲を先に提案することを希望する方もおられます。

稀に、
「この曲でやりたいんだけど、いいかしら?」
と言われる場合もあります。
この場合は絶対服従(笑)ですが。


ライン薔薇つぼみ(小)


平時のバレエピアニストの仕事といえば、
(1)出された振りに合う曲を(その場で考えるなり、既存曲から引っ張ってくるなりして)弾く
(2)決められた振付けのために作曲された、既に楽譜として存在する曲を弾く
…のどちらかです。
※(1)は通常のクラスの伴奏、(2)はリハーサル伴奏やRADシラバスの伴奏。

このファイナル・コンサートのように、
振付も曲も決まっていなくて、
同時進行で組み立てられていくというのは、
バレエピアニストの仕事としては、
レアケースになります。
かなりスリリングですあせる

ライン薔薇つぼみ(小)

こういう状況にどう対処するのか。

まず、自宅から大量の楽譜を持ち込みます。
バレエ作品の楽譜、
オペラのバレエ部分の楽譜、
それに、ショパンのマズルカ集やグラナドス〈スペイン舞曲集〉
…といった器楽曲で舞曲の作品など。
宅急便で段ボールひと箱分です。↓


また、事前に候補の曲を数曲決めておきます。
ワルツ、ポルカ、ギャロップ(コーダ)といった、
バレエ・コンサート向きの舞曲を中心に、
先生方の好みを加味して考えます。

で、現地入りした後、先生方のご機嫌をうかがいながら
「こんな曲を考えてきたのですが…」と提案する。

もしくは、クラス中でしきりとその曲(一部)を弾いて、
先生を「洗脳」(笑)しつつ、
「この曲を使ってラブラブ」とさりげなくアピールをする。

これが却下ダウンされた場合は、
持参した楽譜や、ネット上から、良さげな曲を探し回ります。
初日から3日目ぐらいは、
ホテルの部屋に戻ってからも、睡眠時間を削って、
選曲とアレンジを考えます。
ストレスで胃が痛くなったり、
眠れなくなることもあります。

それに加えて、ここの講習会は、
朝から晩までスタジオを使用しているため、
ピアノの練習時間は限りなくゼロに近い叫びのです。
そのため、選曲も編曲も、
楽譜を見ながら脳内で音を鳴らして行うことになります。
また、練習なしで弾くのがあまりにも危険そうな曲は、
回避したいところ。

…ということは、
ピアノの実音に頼らなくても、
脳内で音が聞こえて編曲ができるソルフェージュ力は不可欠。
これに加えて、
少ない練習時間でも対応できる初見力の強さと、
弾き慣れたレパートリーをどれだけ持っているかが
決め手になってくるということです。

ライン薔薇つぼみ(小)

毎年、曲のアウトラインが決定するのは、現地入りから3-4日目、
曲の長さまできちんと決まるのは5-6日目です。
7日目はGP、8日目は本番ですから…いかに心臓に悪いかハートブレイク
おわかりいただけることと思います。

GP風景





ライン薔薇つぼみ(小)



これだけ苦労するので、
終わった後は先生方との間に、
言葉は通じないながらも、妙な連帯感・達成感が生まれます。

ファイナル・コンサート終演後。
ワジム・シローチン先生とピアニスト・チーム。



それにしても、
いつもピースサインだなぁ、私あせる


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いつも私の演奏と研究を応援して下さってありがとうございます。
みなさまの叱咤激励のおかげをもちまして、
無事、修士課程の1/4を駆け抜けることができました。

この間、長期にわたってブログ更新が滞ってしまいましたこと、
深くお詫び申し上げます。


ライン薔薇つぼみ(小)


再開にあたり、ブログタイトルとデザインを一新することにいたしました。
(cssによるカスタマイズに挑戦チョキ←かなりがんばりました)

これまでは、「一緒に・つくる・音」と題して
伴奏者として演奏の面から
バレエや音楽について書き綴っていきたいと思っていましたが、
大学院入学で、そうとばかりもいってられなくなってまいりましてあせる


ライン薔薇つぼみ(小)


入ってみてつくづく思い知ったのですが、
大学院というところは、
学生に「研究者」であることを要求する場所なのですね。

文科省の大学院重点化政策のおかげで、
昨今は、芸術系大学院といえどその点は例外ではなく、
演奏実践に励むと同時に自分の興味の対象についてリサーチし、
それをひとさまに伝達できる客観性を備えた形に
まとめあげることを迫られます。
実技系だから修士演奏をしっかりやれば修論はかたちだけでよい...
という時代ではないんですね。

まして私は、音楽文化学専攻―いわゆる「座学」系―なので、
入学したその日から(いえ、正確には合格発表のその日から)
「研究者」として考え、主体的に行動することを求められました。
もちろん、演奏者として培ってきた経験や知識を
積極活用していくことも強く促されましたが。

これまでも、私は自分の伴奏する対象に関して
けっこう深掘りするほうだと自負していましたが、
好きだから・興味があるからどんどん調べて博識になりました―ちゃんちゃん音譜
...では済まなくなってしまったわけです。


ライン薔薇つぼみ(小)



この数カ月、
まだひよっこですが、研究者としてバレエに正面から向き合ってみて
一つ、突きつけられたことがありました。
それは、バレエが総合芸術だということ。

つまり、バレエを研究しようと思うのなら、
舞踊や音楽はもとより、
美術、歴史、文学、社会学、心理学、文化人類学、美学、哲学など
実に広範な視点から重層的に理解を深めていかねばならないということ。


ギリシャ神話で芸術をつかさどるミューズの女神は9人チームですが、
バレエ研究とは、
まさにこの9人のミューズを
いっぺんに追いかけるようなものだったというわけです。

大勢いるうえに、なんだか逃げ足が速そうな方々です馬


ライン薔薇つぼみ(小)


そんな理由で、新・ブログタイトルは「ミューズをつかまえろ!」となりました。
こんどこそ、更新頻度をあげたいと心に誓って(笑)
9人のミューズたちを追いかける旅へと
いざ、船出です 船
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