子宮筋腫・卵巣の摘出手術をして早3ヶ月経ちます


術後1カ月で本格的にバレエのレッスンも再開

最初こそ遠慮しながら腹筋や背筋のトレーニングをしていましたが

今では週2~3回しっかりレッスンしていますニコニコチョキ


生理も順調

基礎体温も目覚まし代わりにきちんと測っています

体温の変化をみる限り、排卵もきちんとあるようです


久しぶりに皮膚科に行ったので

先生にお腹の傷を見てもらいました

「ヒルドイドを婦人科で処方してくれたのですが、もっと早く治る方法はないのでしょうか?」

率直に伺うと…

「注射があるよ」とのこと!


今現在の傷跡は、3ミリ~5ミリの縦1本の線

ケロイド状に赤く盛り上がっていたのが

だいぶ平らになってきています


その両脇にホチキスの後がかすかに残っている程度


2週間おきに5~6回注射すればかなり早くきれいになることのこと


保険治療できるとのことでお願いすることにしました


まさか!とは思ったけど、傷跡に直接針を刺すんですね

「痛いですよ」

と言われたけど、本当に痛かったあせる


5か所ぐらい針を刺されたのですが

ちょっと血が滲んでいます


さて、3ヶ月後どうなっているのでしょうか?

ホルモンのバランスが気になる年ごろ(45歳)です

退院後からテルモの電子婦人体温計で基礎体温を測っています

目覚ましで起こしてくれて、体温もずっと記憶してくれます

ちょっと高いのですが、とっても便利です

これなら続けられます


2011年1月17日にはじめて病院に行ってから4カ月

私の子宮筋腫、左卵巣腫瘍の摘出手術のすべてが終わりました


病院に支払った金額はトータル191,000円でした

(個室入院費用と保険請求の診断書を含む)

保険が手術10万円と入院8日間×1万円でトータル18万円です

1万円ちょっとの赤字ですが

入院中にお見舞いをいただき、お返しをしても手元にだいぶ残りました

ありがたいことです


筋腫を持っている人、子宮内膜症の人などなど…

たくさんの人が何かしら婦人科系の病気を持っていること

そしてかなりの確率で手術を行った経験があることを

自分が病気になってからはじめて知りました

そして、症状があるにもかかわらず診察を受けていない人が多いということも


人によって症状が違うのはもちろんですが

早期に発見して治療を始めた方が絶対に楽です

婦人科の診察は私も苦手でした

でも、探せば「いい先生」はいるものです

ちょっとでもおかしいと思ったらすぐに病院に行きましょう

検診も欠かさずに受けましょう


手術が必要だと言われたら(ホントは言われなくても)体力をつけましょう

手術の後の回復が早く、代謝を上げておけば傷も治りやすいです

45歳の私がそうでしたから、若い人はもっと楽ですよね


こわいと思っていないで、病院に行きましょう


いろいろな治療法があるので、しっかり自分で選びましょう


手術は恐くありません

傷は残るけど、毎日の生活がずっと良くなります


Thank you for reading

I hope you'll be fine

Love, Nikiya







退院のしおりには

重いものを持ったり、仕事に復帰するのは手術後1カ月を目当てに

性生活は1カ月は避けましょう

排尿時の違和感が1カ月ぐらい残るかもしれません

また、傷を保護するためにも腹帯や腹巻きを1カ月は着用しましょう

と書いてあります

1カ月をめどに「元通りの生活」ができそうです


さて、退院から8日目(手術後15日)に診察に行きました


実は、まだ車の運転は早いかなぁと思ったのですが

家から病院まで遠いし、平日に送迎してくれる人もいないため

近所から運転の練習を始めて、来るまで行っちゃいました


ブレーキ、アクセルは大丈夫のようですが

ハンドルを重く感じたのにはびっくりです

腕と肩の筋肉がないのね~


診察では、内診もありました

「正常に戻っていますね。傷口もきれいですし…もう何をやってもいいですよ」

「え?でも、1カ月は重いもの持ったりしちゃだめなんですよね?」

「Nikiyaさん体力あるし、回復早いから大丈夫」

「仕事も?」

「いいですよ」

「運動もしていいんですか?」

「まぁ、様子を見ながら徐々に始めてくださいね」

「はぁ…次の診察はいつでしょうか?」

「何もなければ、1年後にいらしてください」


なんだか拍子抜けしてしまいました

そうか、明日から…いや今から病人じゃないんだ

あっという間に現実に引き戻されたような気分です


それから家に帰って、週明けからの仕事復帰に向けて準備を始めました

でも、ちょっといい気になると疲れてしまいます

疲れたら休む

また仕事をする

夜はゆっくり寝て、疲労を持ちこさないように


友達とランチに出かけました

美容院にもいきました

週末には飲み会にも出席しました

そして…手術から3週間目いよいよバレエのレッスンに復帰しました

念入りにストレッチ

特に痛いところはないです

バーにつかまって、お腹を引き上げてまっすぐ立っても大丈夫

ただ、腹筋が弱っているためジュッテは辛い…

すぐに疲れてこの日はそこでストップ

カンブレで反るのは無理ですね

徐々に腹筋と背筋を鍛えなおさなければ


手術から25日後、生理が来ました

おりものが続いて、いつから生理なんだか分からない状態ではなく

スパッと、始まりました

もともとこうだったんだよね

出てくる血液がさらさらしているような気もします


最後に総括を…


病理検査の結果も良性で問題なし

退院にあたっては塗り薬だけで、飲み薬もありません

1週間後の診察まで入浴は出来ず、シャワーだけという指示でした


一番気になっていた飲酒もOK(深酒は健康体でもダメですよ)

繊維の多いのを食べて便秘しないように、とのこと

先生からは大雑把なお話だけを伺いました


看護師さんから婦人科手術を受けた人の退院後の生活について書かれた

しおりをいただきました


入院中感じたのは、似たような手術をする人のなんと多いことか!ということです


毎日2・3人の人たちが入院、手術。退院を繰り返しています

休日の手術がないとはいえ、すごい人数です


だから入院してから退院するまでの疑問質問に答えるべく

手作りのしおりやパンフレットなどが用意されていて

とってもわかりやすくて安心でした


さて、退院時のしおりには

手術の内容と今後の生理の有無などの記載があり

子宮や卵巣などの働きの説明(図入りで保健体育の本みたい)

そして、あなたはどの部分を摘出した→だからどうなる

ということが書いてあります


内臓の一部を切り取ったわけですから

お腹の中に空洞ができてしまうのではないか、とか

他の臓器の位置がずれてしまうのではないか、など

なんとなくイメージ的に語られることもありますが

お腹の中で子宮が占める割合は2%程度なので

たとえ摘出したとしてもそこが空洞になることはないと書かれていています

う~ん、知らないって恐ろしい


その他日常生の注意事項ややっていい事だめなこと

考えられる症状(排尿痛やおりものなど)

発熱や出血があったらすぐ受診することなどなど

「これ以上何か質問はありますか?」

「いいえ、ありません」的な丁寧さです


ちなみに、退院後1週間の生活

「疲れたら休みましょう」とあります

つまり、基本何もしないってことでしょうか?


退院後1週間以降にできること

「炊事、洗濯、掃除」

ここから始まるってことですね…

後、車の運転

体の筋肉が落ちているので運転は危険なそうです


で、私の生活ですが

退院翌日から様子を見ながらいろいろやってみました


朝、ごはんの後にお茶碗を洗ってみました


まず、シンクの前にまっすぐ立つのがつらい

まずい…お腹をかばって前屈みになっていたようです

バレエでは最悪の姿勢です

ゆっくりと股関節と腰を伸ばして肩を下げてみます

大丈夫

シンクの角にお腹があたって痛いので寄りかからないよう3センチ下がる

OK

順調にお皿を洗い始めたのですが

笑っちゃうことに、大皿が重くて持てません

腕と肩と背中の筋肉が落ちたようです

すすぎの途中でやめましたが、ちょっと疲れました

結果、午前中はベッドの上で過ごすことに…


ところが、次の日は平気でお茶碗が洗えました!


いい気になって掃除機に挑戦しましたが

やっぱり疲れてベッドへ直行


また、次の日には平気になります


というように、毎日出来ることが一つずつ確実に増えていきます

すごくうれしいです

「今日はこれが出来たよ!」と、誰かに報告したくなるほどです


休みながら家事全般ができるようになって

送ってもらえば買い物もできて

(重いものは持たないように)


傷口はかさぶたになってかゆいです

腹帯をつけたままで、腰回りがカサカサするので保湿が欠かせません


痛みはほとんどありません


下の毛が少し伸びてチクチクしてきました


トイレの後は清浄綿で清潔に


手術後の生理も終わりました

さすが、だらだらと続いていた出血もありません


退院後の初めての診察に行く日が来ました




子宮筋腫と卵巣のう腫の手術から1週間

待ちに待った抜糸

ホチキスの針を抜く日が来ました


朝、食堂で一緒に食事をしている方の中にも今日退院予定の方がいます

人によっては、もうお風呂OKの人とまだシャワーだけという人と

皆さん抜糸から2~3日で退院の許可が出るらしいです


月をまたいで入院すると医療費の計算がどうなるか分からないので

できれば後2日、月内に退院したいなぁ

回診のときに先生にお願いしようと考えていました


さあ、いよいよ先生が病室に来てくださいました


「では、取りますよ。チクっとします」

毛抜きで眉毛でも抜いているかのように、さっさと抜いていきます

「Nikiyaさん、おうちに帰りますか?」

「はい」

「じゃあ、帰りましょう」

「え?今日ですか?」

「うん、もう大丈夫。きれいにくっついていますよ」

「では、帰ります」

「退院の手続きが終わったら、何時でもいいですからね」


本当?もういいの?

ポカンとしていると

「そうだ、写真見ますか?取ったもの」

「見たい!」

取り出された筋腫と卵巣のカラー写真です

卵巣のほうはチョコレートのう腫と呼ばれるものでした


「コピーしますか?写メする人もいますけど…」

「じゃあ、写メとります」

カシャ


ふぅん、これか…

出血する訳だよ


で、コレからが大変!


たまたま休みを取っていた夫に連絡して

お金を持って午後に迎えに来るようお願いしました


午後にお見舞いに来てくれる予定の友達に

事情を説明して、明日以降家に来てくれるようお願いしました


同じ日に手術を受けたYさんに挨拶に行くと

彼女は予定通り2日後の退院と言われたそうです


今日はセレクト給食で「塩焼きそば」を頼んでいたので

コレだけは食べて帰らねば♪


荷物をまとめて着替えをして

ランチをいただいて←パジャマじゃないので昼食じゃなくランチ

会計を済ませて…


久しぶりの外は春の空気

曇っているのにまぶしく感じます


ちょっとした車の振動がお腹に響きます


家に帰ると犬たちがすっごく喜んでくれて

やっと帰ってきた実感に包まれました


こうして私の入院生活は終わりました


次回は退院後の生活を…