220本目「仁義なき戦い 復讐・血の掟」(香港・1988年) | ★にわか香港映画ファンの映画ノート★

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仁義なき戦い~復讐・血の掟~

THE DRAGON FAMILY

龍之家族

製作年度:1988年

上映時間:89分

製作国・地域:香港

監督:ラウ・カーウィン

アクション監督:ラウ・カーリョン

製作:ウォレス・チャン

出演もしくは声の出演:アンディ・ラウ、アラン・タム、マックス・モク、ケント・チャン、シン・フィオン、ウィリアム・ホー、スタンリー・フォン


父を香港マフィアに殺された息子と知人が、復讐を果たすハードボイルドアクション。香港スター、アンディ・ラウとアラン・タムのゴールデンコンビ共演作。敵はファミリーのドンの座を巡り抗争中、これをチャンスとついに敵前突破を敢行する。(DVD NAVIGATORより)


いわゆる「黒社会」映画を観ました。

ラウ・カーウィン監督、ラウ・カーリョン武術監督という、けっこう豪華なスタッフであります。

香港黒社会のボスの一族を襲った悲劇です。このボスは、6人くらい男の子供がおります。その息子の一人が、アンディやマックス・モクであります。アラン・タムは、そのボスに世話になった他人でありますが、冒頭で事件を起こし、台湾に逃がされ、ラスト30分前あたりまででてきません・・・。(←このパターンもけっこうありますよね。)


ドラゴン家族 この黒社会兄弟なんですが、血の気の多い奴、ギャンブルで借金まみれな奴、下から2番目でなかなかかしこい奴(アンディ)、末っ子で成績優秀のため英国留学する奴(モク)など(あとは、影が薄い感じです。。)個性的な面々なんですが、途中、その借金まみれの兄弟がトラブルを起こして、わちゃわちゃします。

そして、順調だった家族が、一気に、ものすごい下り方をします~。


葬式ぶちこわし お父さんのお葬式シーンは、そう来るかい~~~!!と。

ここまで、やりますか?悪役の皆さん。

けっこう、香港映画で、お葬式シーンをみるんですけど、「1ココ~ン!2ココ~ン!3ココ~ン!」って、号令係みたいのがいて、参列者が、お辞儀しますよね。

遺族は、白い衣裳で。文化の違いが興味深いです。


車椅子のお母さんは、大変な思いだったでしょう。。。(生きたまま焼かれます。。。)

アンディは、ワーという名前で(きっと、「華」という字なんでしょうね。)、ママに、「ワーチャイ、ワーチャイ」と呼ばれております。

アランも、アラン役だったからなぁ。。

声かけ兄さん アンディの身の落とし方もすごいです。黒社会幹部の息子から、一気に、売春宿の呼び込み兄ちゃんです。

しかも、すごいしつこい。マンションの部屋、一軒一軒、まわっているみたいです。(お疲れ)

しかも、その一軒が、復讐を誓って、台湾から帰ってきたアランと、英国から戻ったマックスが打ち合わせしている部屋って!!(そんな偶然あるんかい!!)

アンディが無視する二人に、しつこく部屋の外から勧誘したおかげで!!(「女優並ですよ~~。60分いかがですか~~!??」)


復讐爆発 前半、中盤、さんざん、ごっちゃごっちゃに可哀想なところをみせて、フラストレーションたまらせた後、最後、一気に爆発!!!という、「黒社会」ものの、王道中の王道でありました。

クライマックスの、アンディ、アラン、マックス、3人のアクションは、痛そうだけど、爽快感さえ感じました。(アラン、物騒なもの、持ってますね。熱そうです。。→)

悪い奴も、しっかり、悪いし。


悪役コンビ 嬉しいのは、ケント・チャンが、あの黒社会一家を守る側近なんですが、随分男らしく頼もしいのです。甘さを感じさせる兄弟に、プロがいる感じで。イギリス帰りのボンボン(マックス)を、素晴らしい動きで守ってくれます。

あと、シン・フィオンがしっかり、悪役らしい悪役で、でていらっしゃいます。この時代、かかせないですよね。アンディ映画には。

左のアイビールックみたいな奴が、一番の悪であります。

「非情の街」でも、すごい悪かったけど。


オススメ度:★★半☆☆

黒社会映画のまぁ、、、、よくある感じ?度:★★★★☆