にじこや彫金工房のブログ 虹児屋道中 練馬海月~ネリマクラゲ~

にじこや彫金工房のブログ 虹児屋道中 練馬海月~ネリマクラゲ~

東京都練馬区の江古田と呼ばれる地域にある彫金工房のブログです。
毎週水・金・日更新

東京都練馬区の江古田という地域にあるジュエリースペース、にじこや彫金工房のブログです。時間制の貸し作業場や彫金教室、そのほかジュエリー等のオーダー・修理などを行っております。
「工房録」工房内の出来事をお伝えしています。
「海月録」筆者の日常の雑談です。
「眉毛録」筆者の同居文鳥の様子です。




営業時間 14時~19時




定休日 月・火・祝日




最寄駅 西武池袋線江古田駅 徒歩5分

都営大江戸線新江古田駅 徒歩10分


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政府より発令されていました緊急事態宣言も解除され、東京都からの休業要請も
取り下げられましたので、下記の日程より営業を通常通り再開いたします。

<営業再開日>
2020年6月3日(水)

教室等も合わせて再開致しますので、参加をご希望の場合、あらかじめご連絡ください。

なお、新型コロナウィルス感染防止対策としまして工房内でも一定間隔の距離を保て
るよう席を離したり、室内の換気、設備の除菌などを行っております。
ご来店のお客様には下記の3点をお守りくださいますようお願いいたします。

1、来店日時を事前にご連絡ください。

2、マスク等口元を覆うものを着用してください。

3、体調が優れない場合は来店をご遠慮ください。

ご迷惑をおかけしますが、ご協力をよろしくお願い申し上げます。



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にじこや彫金工房

176-0005
東京都練馬区旭丘1-56-1錦ビルB1F
HP nijicoya.com
TEL 03-5982-3275
MAIL info@nijicoya.com

営業時間 13時〜19時
定休日 月、第2・4火

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こんにちは
東京練馬区のジュエリースタジオの
にじこや彫金です

本日のブログは、先週土曜日に開催しました
ジュエリー教室経験者コースのご紹介です。

☆ワックス加工と石座制作

土曜日限定のジュエリー教室経験者コースでは、ご参加いただいている生徒さんはそれぞれ様々なジュエリー制作に取り込んでいます。

雑誌等に掲載されているシルバーアクセサリーを参考に、ペンダントトップの原型をワックスで制作している生徒さん。
今回で3作品目となるジュエリーです。
細かいパーツは掴むことも大変ですが、頑張ってやすりをかけています。




四角い石を使ったジュエリー政策を進める生徒さんは石枠に底板をローづけし、その後余分な部分はヤスリで削り落とす作業。

四角い石座は4辺が石の寸法にバッチリと合っていることが必要ですので、丸い石座よりも難易度は高めと言えるでしょう。


☆糸鋸での地金切り取り作業

こちらはデザインに沿って銀板を糸鋸で切る作業を行っています。
細く尖った部分が多いので切り方にも工夫がいります。
例えば細い切り込みの場合は、片方から糸鋸を進めて頂点まで切り進めたあと、いったん戻ります。
もう片方を改めて切り進み、最初に切った頂点で合わさるように調整すると、綺麗な切り込みができます。

このデザインの場合は細い切り込みの箇所が多いので、見た目以上に手数がかかります。
糸鋸作業のレベルアップにもってこいですね!




ということで本日はこのへんで。

今週は通常通り、日曜日まで13時から19時までの営業です。
土曜日はすでに教室のご予約が多数ございますので、ご利用希望の方はお早目にご連絡ください!

それでまたー
こんにちは
東京練馬区のジュエリースタジオ
にじこや彫金です。

本日のブログは先日に引き続き、当工房で受け付けています指輪のサイズ直しのご紹介です。

☆指輪のサイズ直し
ダイヤモンドがあしらわれたプラチナリング。
サイズダウンの作業の大まかな流れとして、

1、余分な長さを切る
2、切ったところをつなげる
3、繋げた部分を綺麗にする

以上のような手順となります。

今回はその中の手順その3をご紹介します。

これまでのブログはこちら↓


繋げた部分を綺麗にする
サイズダウンのために指輪の一部を切り取り、短くなった指輪を溶接で繋げ直しました。

いよいよ完成に向けての作業です。

溶接後、まずは指輪の形を整えます。
断面が真円になっている芯金という棒を指輪に通した状態で、指輪全体を木槌で叩きます。
そうすることで指を入れる部分の形が真円になります。
今回のように石が止めてあるときは、その部分は叩かないようにします。

☆下地づくり
真円が出たら、溶接部分が周りに馴染むようにヤスリで削ります。
粗めのヤスリから徐々に細かい目のヤスリに変えていくことで、やすりの跡を少しずつ消していきます。

この次の磨きの段階で傷が残っていないように、入念にチェックをしながら作業を進めます。


細かい目のヤスリをかけた後、仕上げの磨きの前にヘラという道具で全体の金属部分をしごきます。

これ以上ないくらい細かくなったヤスリの削り跡を潰すのと同時に、硬く締める効果があります。

場合によってはヘラがけ後に、シリコンポイントで全体を磨いたりすることもあります。

☆磨き上げて完成!
ヘラがけまで終わればあとは磨き上げるだけ。

最後の磨き作業は2段回で行います。
リューターをつかって粗めの豆バフと粗めの研磨剤で全体を磨き、同じように柔らかめの豆バフとプラチナ用の研磨剤で改めて磨き直し、終了です!


最後に超音波洗浄機にかけます。
磨き作業のバフカスを落とすために、洗剤を混ぜたお湯をつかいます。
バフカス落としという専用の洗剤を使うとより効果的です。


バフ粉が完全に取れたら水洗いをし、柔らかい布で包んで水気を吸い取ります。

ここでこすると、例え柔らかい布でも傷がついてしまうので御注意を。
取りきれない水はドライヤーで乾かします。


全体をチェックし、問題なければ完成です!




ということで本日はこのへんで。

明日明後日は定休日のためお休みです。
次の営業は、2月12日(水)13時から19時です。

それではまたー

こんにちは
東京練馬区のジュエリースタジオ
にじこや彫金工房です。

本日のブログは前回に引き続き、当工房で受け付けています指輪のサイズ直しのご紹介です。

☆指輪のサイズ直し
ダイヤモンドがあしらわれたプラチナリング。
サイズダウンの作業の大まかな流れとして、

1、余分な長さを切る
2、切ったところをつなげる
3、繋げた部分を綺麗にする

以上のような手順となります。

今回はその中の手順その2をご紹介します。

前回のブログはこちら↓

☆切ったところをつなげる


前回はサイズを小さくするために指輪の一部を糸鋸で切って取り除き、断面をヤスリで整えました。
この断面をヤスリで整えるという作業は、今回ご紹介する切ったところをつなげる作業のためになる、とても重要な作業です。

なぜならば、切ったところをつなげるために行う「溶接」は、つなぎ合わせるところがぴったりと合えば合うほど完成度が高くなるからです。

どれくらいぴったりが良いかというと、つなぎ合わせるところの反対側から光を通してみても、その光が通って見えないほどが理想です。

見た目にはピタッと合わさっているように見えても、光を使って確かめると結構隙間が見えることが多いので、なかなか気を使う作業です。


つなぎ目をぴったり合わせたら、いよいよつなげるための溶接作業に移ります。

今回の指輪はプラチナでできているので、普通のガスバーナーではなく酸素バーナーを使います。

溶接前の準備として、指輪に留めてあるダイヤモンドの部分にはヒートカット(断熱材)を塗りつけておきます。
とっても硬いダイヤモンドと言えど、高温で変質してしまう恐れもあるので、念のために断熱材を使います。
写真の指輪に付着している緑色のペーストがヒートカットです。指輪の表と裏から2〜3ミリほど盛り付けました。


さらにもう一つの準備として、合わせ目にパラジウム片を挟んでおきます。
今回の溶接では、このパラジウム片を溶かして指輪のプラチナと溶着させてつなぎます。

酸素バーナーを使った溶接作業は普通のガスバーナーよりの高温になります。

あまりの高温ため溶接部分を裸眼で見ると、目にダメージを受けてしまうので、遮光メガネをかけて作業します。

つなぎ目に挟んだパラジウムが溶けたのを確認したら作業終了!


無事に溶接作業が終わりました!

あとは最後の仕上げに進んで完成です!




ということで本日はこのへんで。

明日明後日の土曜日、日曜日も通常通り13時から19時までの営業です。

今回の続きは明後日、2月9日(日)のブログでご紹介いたします。

それではまた〜
こんにちは
東京練馬区のジュエリースタジオ
にじこや彫金工房です。

本日のブログは当工房で受け付けています
指輪のサイズ直しのご紹介です。

☆指輪のサイズ直し
以前購入された指輪がサイズが合わなくなってしまったり、人から譲り受けた指輪のサイズが違ったりすることってよくあります。

指輪はブローチやネックレスと違って、自分に体に合ったサイズがあるので、サイズが違うだけで付けることができなくなってしまいます。

そんなときはサイズを調整すれば大丈夫です!


こちらはダイヤモンドがあしらわれたプラチナリング。
サイズダウンのご指定です。

今回の大まかな流れとして、

1、余分な長さを切る
2、切ったところをつなげる
3、繋げた部分を綺麗にする

以上のような手順となります。

今回はその中の手順その1をご紹介します。

☆1、余分な長さを切る
指輪のサイズを小さくする場合、まずは余分な長さを切り取ります。
大まかな目安として、1号につき1ミリの長さを短くします。

糸鋸で丁寧に切ると、断面が綺麗になりやすいのでなるべく細いノコ刄で慎重に切ります。


次に細かいヤスリで切った断面を削ります。
切った面を合わせたときに、ぴったりと隙間なくくっつくように整えるためです。

この後の溶接の作業のための準備となる大事な作業です!


ということで、本日はこのへんで。

今週の営業時間は13時から19時、2月9日(日)まで通常通りの営業です!

指輪のサイズ直し紹介の続きは、次回2月7日(金)の更新にて。

それではまた〜