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2012-05-23 09:13:05

バルセロナの風

テーマ:夫婦・家族の旅・会食
唯一潮の香りのするバルセロナ港に戻ってきました。

普通だと船からこのまま
空港に向かうスケジュールが組まれるようですが
今回はバルセロナにもう一泊します。
ホテルチェックインの2時半まで
ちょっと離れた修道院に行くそうでして。

なんだ、よくある時間調整か買い物タイムかよと、
まったく乗り気になれずに団体様御一行に付いていったら、
これがまた、凄い!(この単語ばかりですな)

「モンセラート修道院」

今回のツアーでの私のベストな観光地かもしれないす。
印象に残った場所は他に
バチカン市国「サンピエトロ大聖堂の中」
「サグラダファミリアの中」「エズ村」でしょうか。

そのモンセラート修道院はのこぎり山の上にあります。
妙義山の1000倍くらいののこぎり。
途中の道は日光のいろは坂を大胆にしたみたいな。
山の上は雲に覆われ、この日は下から見えません。


バスが霧の中に入ってしばらくして現われるのは
「ブルーブルー、ブルーシャトー」です。城じゃないけど。


見学コースでここの売りの「黒いマリア像」に触り
振り向くと教会の祭壇の真後ろから内部が見えます。
こういう角度から教会を見たことはありません。




お寺で言えば仏像の光背から見下ろす感じです。
こちらに向かって座っている信者の人が見えるんです。
ミサが始まると当然ここには入れなくなります。

この窓を信者側から見るとこう見えます。


その後の、本物のミサの光景を目の当たりにして
荘厳さに感動して、周りの観光はやめにしました。

有名な(らしい)少年合唱隊の歌も堪能し
私はキリスト教信者ではないけれど
こんな高い山の上にこんな凄まじい修道院を作ってしまう
宗教の力というか教会の権威に圧倒されました。
西欧におけるキリスト教の影響力は
我々日本人にはとても計り知れないものがあります。


こういう最高権力に逆らったコペルニクスやガリレオたちって
今の反政府デモどころじゃなかっただろうと想像だけします。


大体ね、今回気づいたのは、どこもみな
「侵略者に対する防衛」が町の設計の中心になってるってことです。
必ず見張り塔があり、砦があり、城があるのです
ここだって修道院だけど「守る」ことも目的の一つになってる。
エズ村もそうでした。
特に海からの侵略には気を配っているように思えます。
これは帰ってからヨーローッパ史を勉強しないといかん。

団体旅行をせせら笑い、観光そのものを小バカにしてた自分を
今回の旅で心から反省してます。
ここも個人で来るには相当面倒くさい場所にあるから
メッシを見に来た空き時間で来れる距離でもありません。

今日は増尾さんじゃなく、バルサの応援歌「ノムノ」
http://www.youtube.com/watch?v=Z8oCqSbRMz8&feature=fvwrel 


旅は必要だな。
業界大先輩のIさんが去年同じようなクルージングをして
「つまらなかった」と言っていたのが、本当に不思議です。
私は「ヘトヘトに疲れ切るほど楽しい」んですけど。




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2012-05-22 14:16:02

It's Show Time!

テーマ:夫婦・家族の旅・会食
日本のテレビも新聞もなく世間から切り離された状態なので
日本のニュースがわからないです。
どうもサッカーの五輪代表がマルセイユにいるか来るかみたいです
ビージーズのロビン・ギブが亡くなったというのはBBCでやってました。

船のエンタテインメントには多くのショーがあります。
夕方から夜遅くまでどこかで必ずショーをやっています。
ブルーマンをパスしたことは書きました。
音楽もカントリー、ジャズ、ブルース、フラメンコギター
ディスコ、ヒップホップ、素人さんのカラオケ大会まであって
とてもじゃないけど全部なんて行けません。
ブレンダ・コックレーンというシンガーのソロのショーも一日おきに
やってましたが知らないので行きませんでした。


私が見たのは3つ、
「レジェント・イン・コンサート」は、ロッド・スチュアートと、マドンナと
エルヴィスのそっくりさんが4~5曲づつ短いショーをやります。
ステージに映されるビデオ映像が本物とそっくりさんが
交互にうまく編集されているためにステージにいるニセモノが
本物に見えてきたりします。
ステージ終わりは撮影会でこれは専属のカメラマンが撮影します。
可哀そうなのはプレスリーばかりに撮影依頼が集中して
マドンナとロッドにはファンがいないことです。
客の年齢からして仕方ないか。

「サークス・ドリームス」アクロバット、ジャグリングなど、
まあ曲芸集団ですね。
セルフなしのパントマイムで笑わせたり客を参加させたり
道化師が会場の「スピーゲルテント」を盛り上げるのを見ていて
新宿二丁目のおかまちゃんショーパブを思い出しました。
ああいう店の原点はこういう所にあったんだ。
しかし中身は比べちゃいけないプロの集団でした。

上の2つは撮影禁止。
なのでこの写真はオフィシャルページから。
ディナー中にこれをテーブルの真ん中の
狭い場所でやるんだから確かに見ものではあります。
ディナー付きで35ユーロ(4000円)というのもとても安い。


「ビートルズ・セレブレーション」も撮影禁止なんだけど
パパパッと撮っちゃいました。
「プリーズプリーズミー」から始まって「フロム・ミー・トゥ・ユー」
「オールマイラビング」
いいんだけどさ、似てない。
リンゴはまあまあ、ジョン若すぎ。ポールが多分リーダー。
演奏も歌もイマニ。
それよりも大きな問題はジョージで、
私の知り合いの「Mのわさん」に良く似てるんです


私の目はどうしてもMのわさんに行ってしまい
その彼が「サムシング」なんか歌い始めた日にゃ
笑いそうになりました。

会場はアンコールの「ロックンロールミュージック」で
踊り出すほど熱かったです。


眠い。。




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2012-05-21 04:39:20

プロヴァンスの35人

テーマ:夫婦・家族の旅・会食

「どちらにお住まいですか」

「以前にもクルーズには来られているんですか」

「何かの記念旅行ですか」
その程度の表面的な会話はしても

観光以外ではツアーの人たちと一緒に行動はしません。

 

まったく関係のない十数組35人のプライバシーは

固く守られたまま海の上を静かな旅が続いています。

 

それでもマンション住民じゃないんだから
一週間近く
同じ船にいると、
食事やパブで偶然出会うこともあり、
そういう時の会話でそれぞれの人たちの状況や環境が
おぼろげながら見えて、人間模様というか、
世の中には様々な人がいるもんだなと思わされます。

 

亡くなった奥さんと昔訪れた地中海を一人訪ねてきた

80才過ぎと思われる老紳士。

家族で両親の結婚記念日を祝いに来た4人。

自家業の社長と専務という夫婦。

母親と娘。友人同士のおばさん。新婚旅行の2人。

定年を機に夫婦で旅行に来ている夫婦(これが一番多い)。

参加者の約半数は複数回のクルーズ経験者たちです。

 

一見お気楽そうな人でもぽつりぽつりと語り始めると、

実はそれぞれに訳アリなことがわかったりして、

そういう時は深みにはまらぬよう曖昧にうなづくだけです。

平均年齢が高い分だけ頑固ジジイもいますが

とりあえず遅刻常習者や鼻つまみ者もおらず
沖縄の夫婦から秋田の夫婦まで、しつこいけど

いかにもEPIC号殺人事件」の登場人物なんですよ。
人の良さそうな顔してて目付きが時々イジワルになる人とか。


2時間サスペンスだとこういう中で事件は起こるのです。
海の上の巨大な密室、容疑者は4000人。
さて、動機は何か?
キーワードはクルーズカードの個人情報の漏えいだな。

 

 今日はマルセイユに入港して

プロヴァンス地方のアルルアヴィニョンに行きました。

ゴッホの跳ね橋とか、橋の上で踊るよ踊るよ♪のあたりです。

 

 


アヴィニョンの橋の隣の法王庁もまるで要塞か城。

 

 



「フランス人は何もしないことが価値観としてベストなんです」

「バカンス至上主義ですから、『バカンスに行きます』と言えば

黄門様の印籠と同じで社長でも逆らえません」

「働くのは遊ぶためなのです」

「フランス人は歴史的に夜はあまり食べない習慣があります」

 

今日のガイドの総白髪「たかこさん」は私の想像では

もう50年以上フランス在住ではないかと思われるので

あながちそれも間違いでもないでしょうが、

人生のベテランガイドさんにしては

休日の市で賑わう道を間違えたりして

ゴッホのカフェ見学の時間がなくなってしまいました。

まあいいや。

 

それより、そうか~「人生は遊び」か、

っつーことは、オレはフランス人だったんだ。

トラブルを期待している友人たちには申し訳ないけど

何も問題なく、私もすこぶる元気に旅も終盤に入ります。




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2012-05-20 11:44:51

映画「泥棒成金」

テーマ:夫婦・家族の旅・会食

1955年のグレース・ケリーとケイリー・グラント出演の映画
「泥棒成金」


カンヌやモナコが映画の舞台としてロケに使われました。

 

EPIC号はイタリアを後にして
今日はその南フランスの
いわゆるコートダジュールです。

船は水深の浅いカンヌの沖に停泊し

タグボートのピストン輸送で上陸します。

 

カンヌと言えば音楽関係者はすぐに国際音楽見本市の

MIDEM」を思い浮かべます、てかそれしか知りません。

私も10回前後来ていますが観光したことはありません。

海からカンヌを見るのも初めてです。

 

17日から「カンヌ映画祭」が始まっているのでそこを通らず

カンヌの端からニース経由で「エズ村」という村に行きました。


「あの」ミデムの近くにこんな村があったのかと

唖然とするような、断崖絶壁に立つ美しい村です。


「カンヌなんて知ってるから下りたくねーよ」と言って

「そういうことは口にするもんじゃない」と諭された私が、

思わずEZ村のTシャツを買ってしまったほどです。

 

 そしてグレース・ケリーが嫁いだモナコ公国

先日のバチカン市国の次に世界で二番目に小さな国は

24日から始まるモナコ・グランプリの準備で街中規制中でした。

私の場合、ちっとも興味がないもんで、

ここがスタート地点ですなんて説明されてもようわからんです。

 


それよりモナコと言えば、グレース・ケリーでしょう。


映画「泥棒成金」の撮影がキッカケでモナコ王妃となり、

3人の子供にも恵まれながら1982年にその撮影現場で交通事故死。

ちょうど今年が30回忌にあたります。

日本帰ったらDVDを買おうと思います。

 

そろそろ季節の終わるオリーブの花の香りの一日でした。

ルノアールの晩年、死後の家族のことなど興味深い話もあって

今日はね、満足な一日でありました。

夜はビートルズそっくりショーを見ましたがその話は又後日。





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2012-05-19 12:44:31

斜陽

テーマ:夫婦・家族の旅・会食

地中海とは地球の真ん中の海という意味です。

ここが中心なので、どんどん外に世界の果てに向かいます。

世界はヨーロッパだけだったってことです。

 

今その地中海で見るニュースはギリシャのことばかりです。

考えてみればローマ帝国だってスペインだって

かつてはみんな世界を手にしたことのある国ばかりなのに

今のていたらくときたらもうまったく。

(まあ、イギリスもそうだけど)

もう少しマジに頑張って欲しいよ、地中海諸国諸君。

こっちの世界の果てにも影響があるんだから。

 

歴史が何千年もあるわりに、

イタリアってずっと都市国家の群雄割拠状態で

イタリアという国が建国されたのは19世紀になってからです。

しかも共和国になったのは第二次世界大戦の後でした。

1960年のローマ、1964年の東京と続いたオリンピックは

敗戦国の復興の象徴だったわけです、なんてね。

 

そのイタリアも今日が最後、リボルノに入港しバスで約120㎞、

メディチ家のフィレンツェに行きました。

 

300年間フィレンツェを統治して

全ヨーロッパに力を持ってたメディチ家の

ウフィッツィ美術館

吐き気がするほど集めた美術品の数々をすべて見るには

ルーブルほどじゃないにしても丸一日はかかりそうです。

早足で通り過ぎてしまったけどあのタペストリー群を

もう少し眺めていたかったです。写真撮影禁止。

 


ピサの斜塔、ここはナポリに続きNG。残念!

みんな、斜塔を支えるポーズで写真を撮ってる

ばっかじゃなかろか。


こんなものを見て何が嬉しいのかわからんです。

個人的にはガリレオ・ガリレイ関係を回りたかった。





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