2005-11-24 18:19:04

簡単で、安くて、うまい <たらとジャガイモの重ね蒸し/通潤 純米酒 雲雀>

テーマ:さいわいなレシピ

いわゆる日々の食事においては、作るに簡単であることや、飲むに安いことは大変重要なことであります。しかし、そんな話題はなかなかブログでは取り上げづらいもの。食べることや料理することを生業としている人の意外な日常…なんてことなら、話題性もありますが。。


ところが、あまりに簡単で美味い料理、結構安くて旨い燗酒がありまして、ちょっとお時間拝借というわけでして。


まずはたらとジャガイモの重ね蒸し。いつもの幕内秀雄さん監修、粗食のすすめメニューです。ジャガイモを7~8mm厚の輪切りにして水にさらし、鍋に並べ塩コショウ。一口大に切り分けたたらを上に乗せて塩コショウ。玉ねぎの薄切りをさらに重ねて水を少し注ぎいれて火にかけるだけ!


20051124a


こんなんで美味しいの?と思うでしょ? これが豈はからんや、たらとジャガイモと玉ねぎから染み出した旨みが最終的に全部に絡み、それら全体をこしょうが締めて美味いんですわ。あまりの簡単さに拍子抜けして口に運ぶと、意想外の美味さに顔がほころぶんですなあ。


一方、酒の通潤 純米酒 雲雀。酒のクラカドさんに行くと、いつもおまかせ状態で勧められるままに買ってくるんですが、つい先日、燗につける純米酒と言うなり御主人がすかさず手にしたのが、この通潤。知らない銘柄でした。お値段2100円。これね、程よい米の旨みと結構しっかりした酸味があり、なかなかキレもいいのに九州らしいボリューム感もあるという酒。バランスよく食中酒としてはかなり守備範囲も広そうだし、2100円にしとくのはもったいないなあ、と思いつつもう一本買ってくるかな、と考えてしまう日常酒であります。


20051124b


参考までにスペックは、
アルコール分 15度
原料米    契約栽培米レイホウ
精米歩合   60%
日本酒度   +4
酸  度   1.5

となっております。


なわけでこの酒、今週末にでももう一本買ってこようと思っております。

たらとジャガイモの重ね蒸しも、我が家の定番決定!といきたいところではありますが、ジャガイモは低インシュリンダイエットの敵。今回は北海道から美味いジャガイモが送られてきたから作ったようなものなので、すべては私の体重次第ということに相成っておる次第です。


追伸:簡単料理のお味は素材に大きく影響されます。そんなこと言っていたら、日々の料理じゃなくなっちゃいますが、悪しからず。

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2005-11-19 23:31:44

まっとうにフツウが貴重なガード下 <鳥藤>有楽町

テーマ:さいわいな店

日本の偉大なる食文化(!?)ガード下。メッカ有楽町でも東京フォーラムの対面など、飲食企業誘致のプロデュースモノに成果てて、臍を噛んでいる酒飲みの方も多いことでしょう。あんなものはガード下ではなくて、上に線路のあるフードモールですからね。あんなところで飲んでいては良い酒飲み(?)にはなれません。


20051119k


かねてより行ってみたいと思いながら、なかなか機会がなかった「鳥藤」はそのフードモールの反対側にある。異界への入り口のような薄暗い正真正銘のガード下を有楽町駅から東京駅方面に進むと、「ミルクワンタン 鳥藤」の文字。


そうです「鳥藤」といえばミルクワンタン! 戦後まもなくに生まれたというこのミルクワンタン、まさにガード下の歴史とともに歩んできたと言っていいでしょう。そして“シェフのおすすめディナーコース(笑:本当はなんて言うのだろう? というかたぶん名さえない)”オンリーという挑戦的なメニュー構成(実は4品ほど単品メニューもある)。


昭和の記憶を其処ここに留めた店内に足を踏み入れると、驚いたことになんと半分以上は女性客! しかも女性だけのグループも多い。ほら見たことか! あんなチャラチャラうわべだけ飾ったフードモールになんて感性鋭い女性は行かないのよ。ざまあみろ。


ということで男三人気を良くして奥の小上がりに座ります。事前情報どおり、座れば直ちに、かつこちらのペースを見て皿が運ばれてくる。下はこの日我々三人に供されたフルコース。写真取るのも忘れてつい箸をつけてしまったものや、あせって撮ってブレたものもあるけど悪しからず。


20051119a まず最初に出てくるのがこの鳥のスープ。非常にあっさりしていてスタートによし

20051119b きんぴらごぼう、白菜の塩漬け、衣かつぎ。おいしいおうちのおかず


20051119m  鯖の味噌煮。写真撮り忘れました。普通に美味しい。

20051119c  ところてん。いいタイミング

20051119d  鳥皮とししとうの串焼き。これ結構美味い。タレ良し

20051119e  とろろいも。これまたタイミング良し

20051119f  いわしの糠漬け焼き。美味。日本のパルミジャーノ・レッジャーノといった味わいで、酒が進む

20051119g  らっきょうときゅうり酢味噌がけ。日本のパルミジャーノの後、口を洗う

20051119h  おから。と侮るなかれ。炒った際の香ばしさがいい

20051119j  納豆チャーハン。ご想像通りのお味。僕はぐちゃぐちゃに混ぜて

20051119i  真打、ミルクワンタン

ミルクワンタンは前出のスープに牛乳だと思うんだけど、ちょっとスキムミルクも入っているのかな?といったかすかな甘みもある。牛乳やコンデンスミルクを使った料理は中国にも結構あるから、満州からの引揚者がアレンジして作ったものなのかなあ、などと想像を膨らませてみたり。

それにしても、〆にはいいですなあ。「ああー、ご馳走様」という気に自然となる優しいお味。料理も全般的になんかこちらの健康を気遣ってくれているようなメニューだし、お酒もこれくらいにしておきなさい、って言われてる感じですわ。


酒は、瓶ビールでちょいと喉を潤した後はもちろん燗酒。これがまたお猪口はデュラレックス(あくまでも)風グラス、お銚子はアルマイトの急須というなんとも風情(笑)のあるサーブの仕方。しかし、多分普通酒なんだろうけど、結構旨いのよ。変なアルコールの浮きは感じないし、程よい甘み(旨み)で上手に料理をサポートしてる。


20051119l


結局三人で瓶ビール(大)2本に日本酒は一升は飲みました。で、お勘定は1万2千円也。安いと思います。満足です。


ちょいと他のテーブルをみると、こちらと違う皿がでてたりするから、人によって、その食べ方や酒の飲み方でコースの内容もちょっと変えてるみたいだし、いいタイミングで料理が出てくるし、ご主人飄々としてながら結構洗練された(笑)サービスだわ。


なんかこうしてみると本当にフツウなんだけど、そんなフツウさも貴重になってしまったなあ、などとちょいとしみじみしちゃったりする鳥藤なのでした。


ガード下健在である。


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鳥藤

電話: 03-3215-1939

住所: 千代田区丸の内3-7-9

MAP

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こちらの記事あたりも参照されたし
居酒屋礼賛
http://3bayashi.com/kodawari/torifuji/top.htm

六本木ヒルズ七不思議

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2005-11-16 11:48:18

東京・江東区でほっけの刺身だ! <すみよし>住吉

テーマ:さいわいな店

「晩御飯はカレーよ♪」


新婚の夫婦ならそんな妻からのメールも家路を急ぐモチベーションになろうというものだが、四十路を過ぎた酒飲みには、ちょっとした寄り道のきっかけとなるものだ。


地元「住吉」駅を降りると、駅上にすみよしという飲み屋がある。軽く酒を一杯と刺身でもつまんでから帰ろうかという寸法である。


一般的な地酒(?)は揃えていて、駅上だし便利なのだけれど、燗をしてくれないのがネックで使用頻度はさして高くない。この日は虫の知らせか迷わず暖簾をくぐった。


常備の酒以外にいつもいくつか酒があるのだが、この日唯一の一本が大七 生もと 純米。おーおーいいじゃないですかと早速注文し、黒板を見ると「北海道直送 恵山産 ほっけ刺身」とある。ほっけの刺身?! 初めてだぁ!と迷わずお願いする。


20051125


いやー、たっぷりと脂ののった白味っていうのは格別ですなあ。ほのかにいわゆるほっけの風味が口中を漂う。


ほっけというのは傷みが早く、鮮度命で刺身は基本的に産地でしか食べられないという。流通の発達で極少量築地にも入ってくるのだそうな。


この脂ののりに大七 生もと 純米はベスト!のお供。生もとの酸が口中の脂を洗って食&酒全体の切れがいい。しかし、御主人も言っていたけどこれはやっぱり燗だよなあ。一人で切り盛りしているので、燗をつける手が無いのだそうだ。残念である。


でもこのすみよし、こういうサプライズがあるからたまに寄ってしまうんだよな。御主人が山に入って取ってきた山菜とかね。しかしこれって、ギャンブルにはまる心理的仕組みとまったく同じだな(苦笑) まったく食い意地が張った酒飲みってヤツは。。。


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<すみよし> MAP
江東区住吉2-7-9
03-3634-8816
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2005-11-12 23:09:51

とじそばが好き! <銀座 泰明庵>

テーマ:さいわいな店

まあ、卵が好きなんですな。


古くは子供の頃、風邪をひいたときなどにおばあちゃんが作ってくれたおじや。冷や飯に水を加えて火にかけ、柔らかくなったところで鰹節と醤油、そして卵を入れてかき混ぜるだけの簡単なものだけど、これが何しろ美味い。今でもたまに作りますが、そのホッとする美味さの中におばあちゃんの記憶が蘇る。


20051113a


日曜の遅い朝食なら、僕の定番はプレーンオムレツをのせたイングリッシュマフィン。ふわふわに焼いたプレーンオムレツはバターの香りがたっぷり。小さく刻んだトマトなど載せれば、結構贅沢なブランチとなるわけです。


もちろん蕎麦屋酒ともなればつい出汁巻き卵を頼んでしまう。卵がとーっても貴重だった時代の記憶なんて、僕の年ではあるはずもないのだけれど、どうも卵にはココロを満たす豊かな何かがあるようです。


さて、だからして蕎麦屋でたねものとなると、ついとじそばを頼んでしまう。好きなのは刻み海苔がたっぷりかかったやつ。卵と海苔は黄金の相性です。親子丼でも、卵のふわふわ加減以上に海苔の美味さにこだわってしまたり。


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これは銀座・泰明庵のかしわとじそば。海苔とのコラボレーションではないのだけれど、ここんちのにゅう麺のように細くて白い蕎麦がとじそばに良く合う。これからの寒い季節、とじそばが美味くなることは論を待ちませんな。


この泰明庵、昼時に軽く並んで食べるご飯ものも美味い蕎麦屋といったイメージなんですが、実は夜9時までやっている酒飲みにも使える蕎麦屋。その時々で純米酒なんかもあったりして、銀座という立地も考えると、なかなかに嬉しい蕎麦屋なんであります。


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これが、11月現在のお酒。多くは期待できませんが、大雪の蔵、黒帯といった純米酒があるな。まあ蕎麦屋御用達の某銘柄・本醸造一本やりの店よりは多少楽しめるかと。


などと書いていたら、無性に両国・ほそかわに行きたくなってきた! あそこんちのだし巻き卵は美味いからなあ。本当に上品な出汁巻き卵。大七 生もとのぬる燗やりながら食べたい!

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2005-11-08 23:10:03

想像のレシピ<まるごとトマトのそぼろ煮/神亀 ひやおろし>

テーマ:さいわいなレシピ

作ってみました!

はんなり・・・さんのエントリーにあった丸ごとトマトのそぼろ煮


洋風、和風、どちらでもいけるなあと思ったのですが、僕は純和風、それも関東風でいってみました。そぼろはもちろん鶏でしょう。なので、鶏で味を出した東京のお雑煮の汁でトマトを炊いたイメージです。


鶏の挽肉を炒め、そこに鰹節でとった出汁を注ぐ。醤油、みりん、塩で、醤油をきかせた味付けをし、湯むきしたトマトを投入。程よく柔らかくなったところで火を止めて煮含ませます。食べる時に再度温めておしまい!


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いやー、美味いです! しかも簡単。おでん屋でトマトを出す店がありますが、そのバリエーションとも言えるでしょうね。鶏と鰹節の出汁に醤油の味。昔トマトに醤油をかけて食べたことを考えると合わないわけがありません。


で、クイーンズ伊勢丹で週末買ってきた神亀 ひやおろし 手作り純米酒を冷やで合わせます。トマトのまあるくなった酸味。そして、ひやおろしらしいかすかなクリーミーさと、それにも増して十分な熟成感が、互いに補い合って好相性。燗をつけるともうすこし熟成に由来する香りがつよく鼻腔を抜けて行き、料理にも強さが欲しくなります。しかししかし、ひやおろしといってもやはり神亀ですね。しっかりと「らしい」旨みののったひやおろしでした。


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このまるごとトマトのそぼろ煮、今度は海老のそぼろなんかでもやってみようかな。もっと強く桜海老の出汁も美味いかも。

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2005-11-04 19:03:38

変に我慢してるもんだから、アタマの中は牡蠣でいっぱい<かきご飯/墨廼江 特別純米>

テーマ:さいわいなレシピ

牡蠣のことを考え始めると、前回から引き続きアタマの中が本当に牡蠣でいっぱいになってくる。おまけに体脂肪を気にしてカキフライをひかえているから、なおさらたちが悪い。もう、どんどん無性に牡蠣が食べたくてしょうがなくなってくる。


文化の日の夕飯、何にしようかと粗食のすすめ 冬のレシピ (幕内 秀夫, 検見崎 聡美)をぱらぱらとめくっていたら目に飛び込んできたのがかきご飯! 大根千切りなんかも入ってウマそー! ということで夕飯決定!


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もちろん、前回同様酒は墨廼江特別純米。この日は割り水してぬる燗です。先日汁物で酒を飲むようになると立派なオヤジの仲間入りと書きましたが、ご飯食べながら燗酒やるのってどうなんでしょう?(苦笑)


ともかく、牡蠣ご飯はめちゃ旨いです。これ、やっぱり大根がポイントだな。大根が旨みをいい具合に吸ってくれるんですわ。そこへいくと墨廼江特純の割り水ぬる燗はちょっと腰砕け。単に薄まっちゃいました。これはやっぱり開けたて故でしょうかね。


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ということで本日、割り水せずに燗つけてみました。ぬる燗。アルコールの熱を結構感じます。旨みのふくらみはやはりさほどないのだけれど、五百万石らしい尖った飲み応えがある男酒。久しぶりにこういう酒もいいなあと。


で、合わせたのがしゃぶしゃぶ風ねぎま鍋。濃い目の汁に薄切りにしたまぐろをしゃぶしゃぶして食べるんですが、これがなんともたまらん美味さでして、結構合わせる酒も選ばないので、重宝する鍋です。今日は椎茸と薄切り大根をトッピング。甘辛い汁が滲み込んだ大根と墨廼江もなかなかよござんした。


20051106a

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2005-11-03 11:43:35

生牡蠣にはシャブリ、ベーコン巻きには墨廼江!

テーマ:さいわいなレシピ

去年の今頃は銀座界隈カキフライめぐりを結構していて、ブログにもアップしONとOFF の霞町さんなんかからもコメントをもらいなどしていたのですが、今年は体脂肪が20%に限りなく近づきつつあって、ちょっと控えてしまっている状態。うーん、悲しい。(ONとOFF さんは今年もバリバリに食べてらっしゃる様子:笑)


で、代案というわけでもないのですが、うちの食卓で牡蠣のベーコン巻きバターソテー。これなら低インシュリンダイエット的にはまったく問題ない! 簡単で失敗がない! しかもかなり美味! エライ! ほんとに巻いて焼くだけですからね。盛り付けだってこんなにラフ!


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というわけで、火を通した牡蠣のあのうま苦い風味に合う酒は?


これが、ちょうど買ってきたばかりの墨廼江 特別純米がよう合いますのや。いわゆるよろしくない炭臭さではなくて、ウィスキーのピート臭などに通づるような炭っぽい味わいがかすかにあるんですね。やや舌にひっかかるような。これが牡蠣のうま苦さにぴったりなんですわ。ベーコンの塩味と脂がガツンとしてるので、開けたての若さもむしろ好ましい。


20051102b


ふと思い出したのですが、生牡蠣にシャブリというのも、シャブリの石灰っぽさが合うんですもんね。石灰質の土壌で栽培されたシャルドネのお味。


それにしても、こうやっていろいろ試して飲み喰いするのって楽しいなあ。

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