2007-02-14 22:22:56

次世代に歴史の真実を伝えよう――地方議員に期待する

テーマ:歴史教育

以下の記事は全て下記のブログより転載。

http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-572.html

次世代に歴史の真実を伝えよう――地方議員に期待する

櫻井よしこ氏(ジャーナリスト) 



※日本会議地方議員連盟設立代表発起人会基調講演より

「未履修問題」に思う

高校での「未履修問題」は、今の日本の問題を象徴していると感じます。つまり、歴史が軽んじられているということです。

学習指導要領で高校の卒業資格の単位として世界史が必修科目と決められているにもかかわらず、受験重視の名の下、その時間割が他の科目に振り替えられていた。そういう学校がほとんどすべての都道府県で少なからずあった。

履修していない科目が主に歴史であり、しかも、必修科目は世界史であって、日本史は、選択科目のひとつにすぎない。自国の国史が選択科目というカリキュラム自体異常です。



そもそもいま歴史という科目は独立した科目ではなく、地理や公民と一緒になって社会科の一部とされています。日本の子供たちが学校で最初に歴史を学ぶのは小学六年生になってからですが、それまでは全く習わない。こんなことは他のどの国にもありません。

たとえば中国は正式の歴史の科目は中学になってからですが、実際には小学一年生から中国の物語というかたちで徹底的に歴史教育をたたき込まれます。

アメリカでもイギリスでも他のアジア諸国でも歴史は大切にされています。ところが日本の子供たちは小学六年生で一時限四十五分の授業を六十八回受けますが、これは駆け足で教えるしかない時間数です。その結果、日本の子供たちはスカスカの歴史しか学んでいないのです。

それは中学に行っても同じです。ですから義務教育九年間を終えても、日本の子供たちは、自分が一体どういう民族であるのか、どういう歴史をご先祖さまが生きてきたのか、どういう文化・文明を築いてきたのかということについて、ほぼ知識がなきに等しい状況で高校に行きます。

その高校でもさきほど申したとおりですから、十八歳まで歴史をほとんど知らない子供たちが生まれてしまっている。歴史を知らずして何を語ることができるのか。日本人が日本人である所以を知らずして日本人として育つはずがありません。

このことがいま日本が直面している多くの諸問題の根底にあると私は思います。外国人参政権の問題にしても教育基本法の問題にしても、靖國神社の問題にしても、歴史の勉強を通じて日本人としての基本を身につけている国民が大多数であるならば、答えは自ずと出てくるはずです。

そこがしっかりしていないものですから、例えば、靖國神社の問題であれば、日本の総理大臣は靖國神社に参拝してはならないと中国が言えば、そちらに傾く人が半数以上出てきたりする。政治カードに使っていることすらも見抜けず易々とそういう意見に与してしまう。

歴史を教えられないかわいそうな子供達

では、なぜ靖國神社に行ってはいけないのか。いわく、「A級戦犯を祀っているから」と子供達も言います。ところが「A級戦犯を作った東京裁判の法廷で我が国を裁いた国の名前を言ってご覧なさい」と言うとほとんど挙がってこない。

「ソビエトも我が国を裁いた国々の一つなんですよ。ソビエトと日本の関係をあなた方はどういうふうに習いましたか」と聞いてもほとんど知らない。信じがたいことに、「北方領土は元々ソビエトのものじゃないのですか」というような学生達さえいる。

私は、最初そんな学生たちに、なんて無知なのだろうと腹を立てていたのですが、学校の教育現場を二、三年かけて回った時、一体、何が教えられているのか、あるいはいないのか、その実態を知りました。

彼らは歴史について何も教わってきていないのです。そのことを知ってから、私は、彼らがかわいそうになって、「靖國神社にぜひ行きなさい。その理由は歴史を勉強すればよく分かります」と言って、いろんなことを語るようになりました。例えば、ソビエトの話であれば、日ソ中立条約の有効期限内にも拘わらず、昭和二十年八月ソビエトは突然日本に参戦してきた。

百五十万人のソビエト軍が満州に侵攻してきて、満蒙開拓団のお母さん方は子供を連れて逃げまどった。ソビエト兵に捕まれば強姦され殺される。そうなれば子供たちも死んでしまう。それで子供の命を助けるために、満州人、中国人に子供を託した。それが中国残留孤児ですよ、というと、そこで、学生達はハッと目を開くわけですね。

こうして死ぬよりもつらい思いで日本人のお母さんたちは満州から引揚げてきた。一方、男性はどうなったか。ソ連は終戦後、武装解除した日本軍人たちをシベリアに抑留し強制労働させた。

その数は六十万とも八十万とも言われていますが、極寒の地で満足な食べ物も着る物も与えられず、過酷な労働によって十万人近くが死んでいった。これは明らかにポツダム宣言第九条(*)への違反であり、これこそ人道に反する罪というべきです。

にもかかわらず、そのような行為を行ったソビエトが東京裁判では日本を裁く側に立った。日本がソビエトを侵略したということにあの東京裁判ではなっている。

日本には「戦犯」はいない

 しかし、敗戦国だった我が国は被占領下、この裁判を受け入れざるを得なかった。ただしそれは裁判そのものではなく、judgments、つまり諸判決をぐっと我慢して受け入れて、昭和二十七年の独立の日を迎えました。すると、当時の国民の間から、「戦犯」赦免運動が起こって、四千万人の署名が集りました。

当時の人口が七千六百万人で、しかも子供の比率が高かったから、ほとんど全ての大人が署名したに等しい数です。そういう国民の声が結集されて、そして東京裁判の連合国にもきちんと了解を取って、我が国は「戦犯」の赦免を実現しました。

つまり、その時点で、日本には「戦犯」はいなくなったんです。日本人がそれを望み、国際社会に説明し了承されたわけですから。

 東京裁判で「A級戦犯」とされ死刑とされた七人の方達は、昭和二十三年十二月二十三日、つまり当時、皇太子殿下であられた今上陛下のお誕生日に合わせて処刑された。それほどの限りない日本に対する憎悪の中で行なわれた東京裁判の価値観を、何故、いま、私たちが受け入れなければならないのか。これは断固として拒否すべきです。

 そういう憎悪の犠牲となった人達も含め、多くの人々が靖國神社に祀られている。であるとすれば、靖國神社に参拝して、国に殉じてくださってありがとうございます、という感謝の気持ちを捧げましょうと子供たちに教えるのが、責任ある大人の姿勢ではないでしょうか。

 ところが、それがなかなかできない。なぜか。いまの大人たち自身が、そういう歴史を知らないからです。歴史を忘れているのです。もし歴史をしっかりと勉強し理解がなされていれば、総理大臣はもとより、全閣僚、あるいは全ての日本の政治家は、靖國神社に参拝すべきだという世論が圧倒的になるはずなのです。

 さて、このたび、日本会議の地方議員の会が発足されるにあたって、皆様方に期待することは、いま申しあげたような大事な国民教育というものを力を合わせてやっていくような国にしていってほしいということです。

国会議員の皆さんも頑張っていらっしゃいますが、国会議員よりももっと国民に近いところで政治に携わっている地方議員の皆さん方には、日々の活動のなかで、日々のスピーチのなかで、日本国の足跡、歴史―私達の先輩達、祖先達がどのような思いでこの国を築いてきたのか―ということを語り、次の世代に伝えていってほしい。もしそれができなければ、未来永劫、この国はまともな国になることはないと思っております。(日本会議地方議員連盟設立代表発起人会講演より)


(*)ポツダム宣言9 日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除セラレタル後各自ノ家庭ニ復帰シ平和的且生産的ノ生活ヲ営ムノ機会ヲ得シメラルベシ
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