月の舟 | ワールズエンド・ツアー

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田中ビリー、完全自作自演。

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ロックンロールと放浪の旅、ロマンとリアルの発火点、
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「月の舟」


遠く三日月、眺めながら暮らす人々、
彼方辺境、月を見上げる丘の民、
約束の地へと移住する日を、夢に高く舟を組む、
やがてはたどり着けようと、

降り注ぐ、淡い光はまるで雪、
柔らかく舞う花弁のように、追憶ばかりが去来する、
今日もやはりそれは降る、

例えば今生きる場所、それが想い描くものではなくて、
まだ見ぬ未来に先送るなら、月を見上げて星を数える、
足りぬばかりを指折り数えることを知りゆく、

通りゆく、儚い想いはまるで冬、
遠ざかりも散る花のよう、雷鳴の空を見上げる、
今日もやはりそれは降る、

月に生きた人を想い、しがみつく枷にもがいて、
色濃く残る甘い瞬間、それだけでは物足りず、
肘で這う、匂っていたのは草いきれ、

例えば今生きる場所、それが想い描くものではなくて、
まだ見ぬ未来に先送るなら、月を見上げて星を数える、
舟を編むたび、いつかの約束胸に呼びこむ、
いつかの月は楽園だった、
追放された私たち、いまは地上にもがく刻、

彼らは今宵も満つる月の影に寄り添う、
彼らは今宵も満つる月の影に寄り添う、




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……関連というか絵を使い回してるんやで(小声)




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