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I'm a Black Metal Man. I love a place full of Black Metal...


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ここでは過去の楽曲(主に80's~00's)の中から当ブログ主が特に愛聴した曲を
ピックアップしていきたいと思います(終盤のブラックメタル10連発~第4弾~[Track.194/200])。

194.CHTHONIC / Guard the Isle Eternally

1995年に台湾で結成された超有名なシンフォニックブラックメタルバンド。
台湾独立派である彼等は、チベット問題やウイグル問題について中国を痛烈に批判している。

今やアジアを代表する世界照準のメタルバンドと断言しても良い程の実力を持つ彼等の名曲である。
ブラックメタルの持ち味である邪悪で攻撃的な楽器隊の音色にFreddyによる獰猛な咆哮は無論だが、
二胡や尺八、琴二胡等といったアジアの伝統楽器の繊細な美の音色を徹底的に取り入れる事により、
他のブラックメタル勢とは決定的に異なる、東洋固有のタイトで神秘的な暗黒音楽を構築している。
特に二胡のオリエンタルな旋律は極めて神秘的な響きであり、壮大なシンフォニック感とスケール感、
そして邪悪な暗黒音楽を崩壊しない、寧ろプラス要素で"華"を与えているというのは物凄い事である。
この"華"は彩りという綺麗な要素だけで無く、政治的思想や軍国主義的な勇壮な要素も含まれている。

特徴的な二胡について更に追求していくと、何度か聴き続けてみないと分からないかもしれないが、
「東洋のヴァイオリン」とも呼ばれる二胡という楽器は、"女性コーラスの歌声に非常に近い音色"を
鳴り響かせるという非常に特徴的な音色を発する。その為、この楽曲に限らず彼等の全ての楽曲では、
女性コーラスが美しいと感じて聴いていたら"実は二胡が鳴り響いていた"という"錯覚"が発生する。
楽器本来としての音色と音色に隠された女性的で咽び泣く様な美唱(音色)に、聴き手は虜になる筈だ。

上記で述べたが、改めて暗黒音楽の世界観を崩壊させずに"中華暗黒音楽"という唯一無二の独自性を
逸早く掴み取り、獰猛であり冷徹、だが壮大で美麗、心が浄化される程の神秘的な楽曲が誕生した。
言わずと知れた、暗黒音楽の聖地"北欧"の地から遥か彼方の地"台湾"にて突如として現れた彼等を、
「東洋のCradle of Filth」と称されたのも納得出来る筈である。東洋神秘の暗黒音楽を堪能しよう。

※PCの方はBGMを切ってからお楽しみください。このページの左側にあります。
↓参考画像↓
image1.JPG


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CHTHONIC -Column-
-CHTHONICの音楽性・思想について-


CHTHONICは上記の解説文にもある様に、一般的には"ブラックメタル"に分類される。
特にバンド結成初期から中期にかけて、メンバーは土葬された死体をイメージした白塗り化粧、
「コープスペイント」を施しており、当時の音楽性は正真正銘のブラックメタルであった。
だが、実際はフォークメタルやヴァイキングメタル、メロデスの要素も多分に含まれている。
特に近年の作品はその傾向が一段と強く、バンドとしてのジャンルのカテゴライズは困難だ。
例えば、'07年にリリースされた4th Album「Seediq Bale」は1930年に台湾・台中州の山地、
霧社地区の高砂族が日常的差別や強制労働等に抗して起こした抗日蜂起を題材としている為、
ブラックメタル色は相当強く、一貫して暴虐的で極めて凶々しい音楽性を誇っていた。

音楽性に大きな変化が現れたのは'11年にリリースされた6th Album「Takasago Army」である。
CHTHONICの知名度を最大まで引き上げたと言っても過言では無い、正に屈指の名盤であるが、
その音楽性は最早ヴァイキングメタルとメロディックデスメタルを融合したものに変化している。
しかし、太平洋戦争における日本軍と共に、故郷を去って戦った高砂義勇隊の勇姿という
極めて壮大なスケールで、決して人々の心に忘れてはならないテーマを扱っている事もあり、
ヴァイキングメタルとメロデスを融合した極めて勇壮な音楽性は最早、完全に整合していた。

CHTHONICが持つ台湾の歴史的・伝説的思想は結成当時から一貫して変わらない。
彼等の徹底した思想は、音楽性の変化で聴く、聴かないレベルの話で収束しない強力なものだ。
当時の台湾情勢、人々が抱いていた感情。それらを想い描きながら、彼等の楽曲を聴いてみよう。



次回†No.386‡は、
10月4日午前0時(10月3日深夜24時)に更新致します。

※当ブログ主の急な都合により、更新日が前後する場合があります。



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