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I'm a Black Metal Man. I love a place full of Black Metal...


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ここでは過去の楽曲(主に80's~00's)の中から当ブログ主が特に愛聴した曲を
ピックアップしていきたいと思います(終盤のブラックメタル10連発~第5弾~[Track.195/200])。

195.Nachtmystium / Reign of the Malicious

2000年にアメリカで結成されたブラックメタルバンド。
XasthurやKriegが台頭していた時期、USブラックメタル・シーンの代表格として挙げられる。

この楽曲は彼等の記念すべき1st Albumに収録されているのだが、その音楽性は"邪悪"の一言。
90年代北欧の暗黒音楽に負けずとも劣らない、真性のプリミティヴ・ブラックメタルそのものだ。
プリミティヴ・ブラックメタルに欠かせない強烈なカビ臭さを放つチープなプロダクションは無論、
バンドの演奏の遥か先で聞こえるくぐもった絶叫ヴォーカルの狂いっぷりには悶絶必至であろう。
演奏においても不快なノイジーさで只管掻き鳴らすギターと無慈悲なドラムが織り成すサウンドは、
寸分のメジャー性も感じない程、激烈に地下音楽性を際立たせ、陰鬱な暗黒世界を創出している。

更に個人的なポイントを追記しておくと、先程上記でヴォーカルの絶叫がバンドの演奏の遥か先で
くぐもって聞こえると解説したが、これこそこの楽曲(更に言えば1st Album全体)に漂う陰鬱さ、
閉塞感ゆえの恐怖を存分に聴き手に纏わり付く、一種の決定的要素では無いかと感じるのである。
状況を言い換えるとバンドの演奏にヴォーカルの絶叫が覆われていると捉える事も出来るのだが、
同時に冷酷な演奏による寒々しいメロディに痛々しい苦痛の叫びが丁度イコールの加減で乗っかり、
"耳に嫌々と強制的に馴染むメロディ"の1つとして、聴き手に纏わり付くと捉える事も可能である。
ヘヴィメタルであれば声量の無さはバンドの致命的な弱点になり兼ねない。しかしブラックメタルは
必ずしもそうであると断言する事は出来ない。彼等はその辺りの曲作り等を通してクレバーである。

北欧由来の冷酷で体感的にも極めて寒々しい恐怖のメロディが全体を支配する様に感じられるのは、
XasthurをはじめとしたUSブラックメタル・シーンの同期や先輩達の強い影響から来ている筈だ。

※PCの方はBGMを切ってからお楽しみください。このページの左側にあります。
↓参考画像↓
image1.JPG


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Nachtmystium -Column-
-Nachtmystium Biography-


地下音楽的イメージを根ざすUSブラックメタル・シーンからカタパルトの加速性で
飛び出して行ったNachtmystiumの結成は'00年にまで遡る。
当時はJudas Iscariotが高度な北欧型プリミティヴサウンドにより、
熱心なブラックメタル・フリークから高い評価を得たり、XasthurやKrieg等が台頭した時期。
Nachtmystiumはそんな先輩からの刺激と影響を受けたプリミティヴブラックメタルとして始動した。
Helms Deep、Ezurateというバンドで活動していたBlake Judd(当時はAzentriusと名乗っていた)が、
サイドプロジェクトの1つとしてNachtmystiumを始動、デモとアルバムを立て続けにリリースした。
その中で'02年の1st Album「Reign of the Malicious」は、先述の様に如何にも地下ブラックと
断言出来る、寸分のメジャー性も感じさせないガビガビなプリミティヴ志向のサウンドだった。

音楽性の変化が片鱗を見せ始めたのはXasthurとのスプリットを経てリリースされた
'04年の2nd Album「Demise」やEP「Eulogy Ⅳ」からだ。ところどころに
アンビエンスやサイケデリックロックへの憧憬を投影し、大きな賛否を呼んだ。
その後、BlakeやXasthurが主導するプロジェクト、Twilightのアルバム制作を経て、
'06年には3rd Album「Instinct: Decay」をリリース、このアルバムで更に注目を集めた彼等は、
老舗レーベルの争奪戦の末、Candlelight Records(欧州)、Century Media(米国)と契約を結び、
予想の斜め上を行く変貌作として多くのファンの度肝を抜いた'08年リリースの4th Album
「Assassins: Black Meddle, Part2」で更なる注目を集める事に成功したのである。
そんな大きな注目の維持のもと、'10年に「Addicts: Black Meddle, Part2」をリリースする。
豊饒な音楽性の膨張は止まる事を知らないと言わんばかりに、彼等はアルバムを埋め尽くした。

USブラックメタルが注目を集める様になって久しいが、トップアクトのXasthurが活動を終え、
今後のシーンの発展はこのNachtmystiumが担っていたと言っても過言では無かったであろう。
その後も'12年にアルバムをリリースしたが、翌年'13年に突然の活動休止宣言。
'14年にリリースした7th Album「The World We Left Behind」が最後のアルバムとなった。



次回†No.389‡は、
12月7日午前0時(12月6日深夜24時)に更新致します。

※当ブログ主の急な都合により、更新日が前後する場合があります。



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