星降る街角
テーマ:曲名 は行はしごとあって、緊張のせいか、いつもより早く酔いが回ったようだ。
田 嶋: 今日はちょっと酔ったみたいだ、珍しいな。
ル ミ: そう? 見た目はちっとも変わらないけど。
そういえば、飲むピッチが速いせいかしらね。
明日香: そうね、ちょっと速いかしら?
じゃあ、チェイサーでもつくりましょうか?
田 嶋: いや、まだ大丈夫ですから、ご心配なく。
美女に囲まれて、飲んだせいかポーっとしただけです。
少しペースダウンをすれば、まだまだいけますよ。
ル ミ: へえ、田嶋ちゃん、お世辞うまくなったじゃない!
だんだん調子出てきたんじゃないの。
じゃあ、その調子で歌でも歌ったら?
田 嶋: えっ! ここ歌えるの? もしかして・・
ル ミ: そう、あのステージで歌うのよ。
田 嶋: ダメダメ、とてもじゃないけど、恥ずかしくてダメだよ。
明日香: ええ、皆さん初めはそうおっしゃるけど、一度歌うと
病み付きになっちゃうみたいなんです。
気持ちがいいとか、プロの歌手になったみたいだとか
言ってますよ。
田 嶋: そうですか? そうは言っても、心の準備がまだ
できてませんからね、今度にしましょ、今度にね。
ル ミ: 田嶋ちゃん、けっこう意気地がないわね。
まあ、今日は田嶋ちゃんを接待してるんだから
言うこと聞いてあげるわね。
明日香: 田嶋さん、「今度」ということは、またきてくださるのね。
うれしいわ、いつでもお待ちしておりますよ。
田 嶋: これは、これは、ママに1本とられたな。
ステージの演奏が、バラードからアップテンポの曲に切り替わった
ル ミ: 歌がダメなら、田嶋ちゃん、踊ろうよ!
田 嶋: でも、俺ってチークしか踊れないから、この曲じゃダメだろ。
ル ミ: 大丈夫よ、わたしが教えてあげるから、もう、四の五の
言ってないで、 早く、早く。








