普通のCal,1030かと思いきや…
よく見るとローター真の下に見馴れないものが~
そうです、実は
ROLEX Cal,1040
です。
まあ、よく見なくても刻印で分かるんですけどね
この時計何が面白いかというと、
このムーブが搭載されている時計は
TRU-BEAT というモデル名がついて、
機械式の癖に(失礼) !!
秒針がクォーツのように運針するという
当時としては画期的な機構がついたのでした
一秒ごとに正確に時間が分かるという
コンセプト。
だからTRUE BEAT ...TRU-BEAT
みたいです…
メーカーに修理出すと不具合の原因になるからこの辺のパーツは外されて普通の
Cal,1030 と同じにされちゃうらしい…
唯一そこが面白く、希少性があって高価格で取引されているというのに…
メーカーって自由だなぁ。羨ましい…
ちなみに、構造としては、
真ん中の歯車が二重になっていて、秒針が付く上の歯車がアンクルみたいなので止められて、
下の歯車がそれを解除するということです。
文章で説明するの難しいね。
上が Stop wheel
下が Disengaging wheel
で、アンクルみたいなのが
Jewelled pallet fork for jumping second
というパーツ名。
これでなんとなく想像出来るかしら。
そんな時計もクォーツが登場して、
存在価値が無くなり
あっけなく姿を消していったのでした。
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