nico nicoのブログ

昭和の時代に製造されたカメラの中で特に一眼レフを中心に取上げます。


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久しぶりの更新です。


2016年4月14日(木) 名古屋丸栄中古カメラ用品大バーゲンセール の初日に参戦してきました。


今回はレンズを中心にボディは出来るだけ買わない方向で、あと気に入ったものがあれば1品に全額投資で終わっても構わないという考えで参戦するも、その結果はいかに....簡潔に結果報告をいたします。





1) ニコンF用スクリーンP型 2500円


昨年末の丸栄歳末カメラフェアで ニコン フォトミックFTn を奇跡の2000円で入手したが、スクリーンがマイクロプリズム形式であり、メガネの私では開放F値の暗いレンズを装着すると、ピントのピンが掴めず困っていた。


本当は通常のスクリーン(水平スプリットマイクロ)が欲しかったが、店員さんとカメラ全体に詳しく毎回イベントでお会いする○○さんに 「斜めスプリットでも大丈夫だよ」 とアドバイスを頂きP型を購入。

 


スクリーンの装着は休日に行うとして....○○さんへ スクリーンの件ありがとうございました。



2) ペンタックスKマウント用ボディキャップ 100円  キヤノンFDレンズキャップ100円


本当はM42のボディキャップを探していたが、なかなか見つからない為、偶然見つけたKマウントボディキャップを買う事に。


あとFDレンズをジャンクカゴから保護した為、FDレンズキャップも合わせて購入。



3) CANON FD 24mm F2.8  2000円


先に購入したFDのレンズキャップはこのレンズに付ける為。


ジャンクカゴをゴソゴソしていると、FDマウントレンズが置いてあり、それは広角24mmであった。


キャノンFDの24mmレンズの評価が高い事は知っており、しかしながら欲しいと思っても数千円では買えない。


だが、この FD 24mm F2.8 は 2000円というプライスで、理由は後郡レンズのバルサム切れが1周起きている為。

(8郡9枚の構成なので張り合わせ面があるようです)


私の場合絞りをF8以上に絞る事が多いので、外周丸々1周バルサムが切れていても中心が生きていれば大丈夫じゃないの?と思い、一か八かで購入。

 


4) 期限切れ 4LR44  100円


高価な4LR44を使うボディが多く、安く買えないかなあと考えていた所、100円コーナでソニーの4LR44を見つける。


100円の理由として期限が2002年4月で切れているものの、新品である事や以前ボディに入っていた20年以上前の4LR44の電池が生きていた事から、多分大丈夫と考え購入する事に。


何となくソニーと書いてあると、タイマー(品質管理)が心配になるが...まあ大丈夫だと思います。
 



5) フジカラー F-II  100円


とてつもなく懐かしいという理由だけで未開封のフィルムを購入しました。


私が小学校に入学した、あの頃に有効期限が切れたフィルムで 1982年5月 と書いてあり、ちょっと昔が懐かしく思えて100円で購入。


使えるとも思えないので飾って眺めるだけですが....。

 


6) スーパー タクマー 35mm F3.5  3000円


私個人の狭い範囲において、一番良く写るレンズとは?の回答として SUPER TAKUMAR 35mm F3.5 が今の所最高と思う位に、このレンズが好きな訳です。


外観やレンズまで含めかなり綺麗な状態で、しかもリアキャップとレンズキャップ付き。


外観がボロでキャップ類が一切無い同レンズが2000円カゴにあり、それと比べても綺麗で付属品が付くならば、十分お買い得であったと満足な気持ちに...。

 

7) ニコンのドーム型レンズケース  100円


流石は純正品らしくニコンのレンズの保管に丁度いいケースです。


100円だから文句はありません。
 



8) スーパー タクマー 105mm F2.8  2000円 


今回の一番の掘り出し物はコレ。


2000円のジャンクレンズが入ったカゴの、不人気な135mmや200mmのレンズに混じって置いてあり、かなり後まで誰も手にしなかった様子。


私も始め135mmかと思ったが 「おっつ あれ?」 と思いレンズを正面からのぞくと 105mm ....。


当然ながら速攻で2000円払ってお買い上げしました。

 


昨年末の 「ニコンFが2000円の奇跡よ、もう一度....」 はボディでは無くレンズの方でした。



9) キヤノン FD 50mm F1.4  1000円


これは丸栄では無く レモン社 名古屋栄店で購入したもの。


丸栄は一巡して大須方面へ Rikkieさん と戦利品とかの話をしつつレモン社に立ち寄った際に購入したもの。


前面のレンズ外周部に若干曇りの様なモノがあるが、1000円だし綺麗だし私的には結構当たりかなあ。
 


しかし思うのは断絶したマウントというのはレンズが悲しいくらいに安く、同じスペックの同じ仕様のニッコールであれば1000円なんて事は絶対に無いし、古いマウントや古いカメラを使うのならばラッキーなのだが、嬉しいような残念な様な気持ちで購入。



以上簡潔ですが 2016年4月14日 名古屋丸栄中古カメラ用品大バーゲンセール 初日参戦報告でした。

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久しくブログを書いていなかった為、今回はリハビリを兼ねつつ軽快な気持ちで、一つのレポート記事を書いてみようと思います。


今回はカメラネタでは無く、初の時計ネタ....しかし腕時計とかでは無く、昭和の時代に絶滅してしまった 愛知時計電機製 ぜんまい式柱時計 Super Eight 30Days を取り上げます。



最近、子供が社会科の授業で 「おじいちゃん・おばあちゃんの子供の頃の生活と文化を調べる」 という課題がありまして、我が家ではそれ以降、プチ昭和ブームの様な感じになっています。


21世紀に生まれた子供達にとっては昭和という時代は、大人の我々が思い返す様な過去の懐かしい一時代というよりも、何となく異次元・異文明な感じがする様で、その課題以降すっかりと昭和の時代が気に入ってしまった様子。



「次の誕生日には昭和なモノが欲しい」 という子供のリクエストに答えるべく検討に検討を重ね、リサイクルショップ等を転々とし、いかにも昭和なアイテムとして、ぜんまい式の柱時計(ボンボン時計とも言う) を入手してきた訳です。


ジャンク品という事だったが外観は結構綺麗であり、たとえ壊れていても 「ぜんまいの処置さえ誤らなければ多分直せるだろう」 という考えの下、格安の1980円で身請けしてきた柱時計であったが、帰宅し家族が寝静まった深夜、ぜんまいを巻いて何やらゴニョゴニョといじっていると、突然永い眠りから目覚め息を吹き返す。



時計の機械が刻む カッツン カッツン という一定のリズムと、ユラユラと揺れる振り子を眺めているうちに、私自身が吸い込まれるように見入ってしまい 「これは自分のものにしよう」 と考えを改め、自分の部屋に置く事に。


昭和も50年代に生まれた私では、その実態はよく知らず、単に言葉で聞いた事のあるだけだった柱時計というモノに初接触し、不思議に思った事や感心した事、やや残念に思う事など、数週間使ってみて知った事などを、思うままに評価をしてみたいと思います。




・これは凄いと思った事


1)実は愛知県はその昔、柱時計の一大生産地であった


国産の時計メーカというと セイコー シチズン オリエント カシオ リコー がありますね。

(もっとあるのかも知れませんが、時計というジャンルは門外漢でして....)


しかし日本が柱時計を大量に製造していた昭和中期頃までの時代は、今よりも沢山の時計メーカがひしめき合っており、愛知県でも今回入手した 愛知時計電機 や 尾張時計 その他沢山の時計メーカがこの地にあった様です。


今では愛知県で時計を作っている会社は無さそうですが、意外や意外、そんな歴史があったとは...。



2)実は思ったよりも精度が良かった


私自身が時計に求めるものは、名声でも無ければデザイン性でも無い 「全くもって単純に精度と耐久性それだけ」


そんな 「時計は精度と耐久性だけ」 としか考えの無い私にとって、ぜんまい式の時計の精度を、甘く見て 「1日5分程度は誤差範囲」 程度にしか思っていなかった故の、精度の高さに衝撃を受ける事に。


柱時計を使ってみて 「1週間の誤差が1分に満たない」 という結果には驚かされるばかりで、考えてみれば、かつての時代においては、この時計を見ながら食事をしたり会社や学校に行っていた訳で 「全くもっていい加減な代物は無かった」 名誉挽回とばかりに書いておきます。



3)パワーリザーブは1ヶ月


柱時計でも8日巻きのモノもあれば最長60日巻きのモノまである。


今回手に入れた柱時計は 30Days とある様に 30日巻き であり、一度ぜんまいを一杯まで巻き上げると、1ヶ月間も動作を続けるという長時間タイプであった。

(多分、昭和40年頃の柱時計だと思われる)


手巻きの腕時計は毎日巻き上げるものであり、一度で30日分も動力が確保出来るなんて、本当に立派である。


こうなると前回いつ巻いたのか?と忘れてしまいそうであるが、この柱時計にはぜんまいが解けると 「残りあと僅か」 とばかりに赤いインジケータが姿を現す。


やはり本当に良く出来ている。



4)近代的な材料は使われていない


近代的な材料と言えば プラスチック が代表格ですね。


柱時計には プラスチック は使われず、鉄 真鍮 ガラス 木 が使われているだけです。


昔の雰囲気も楽しむのならば、これら材質も重要だと思います。




・ここは今一歩と思った事


1)神経質な位に設置に気を使う


柱時計はその名の通り、柱に設置するものであり、置くものでも壁に取り付けるものでも無いらしい。


重量はそれなりにあり、設置の金具も時計の上下に付いている。

 


上側の金具は当然ならが時計を掛けるのに必要だが、下側の金具の理由が分からずに、上側だけで設置してみたところ、理由が判明。


それは、柱時計は僅かでも斜めだと止まってしまう事であった。


しっかりと水平・垂直を出して設置すると時計の機械からの音が、均一に  カッツン カッツン という一定のリズムで聞えてくる。


ところが若干でも傾きがあると機械からの音が  カッツ カッカッツン という不安定なリズムになり、やがて カッ カッ .... と止まってしまう。


あと、柱時計には扉がついており、扉を開けると重心が右寄りとなり、時計が大きく傾いてしまうというのも理由としてありますね。


固くしっかりとした場所で水平・垂直を出し、上下留めで設置する事をお勧めいたします。



2)深夜でも ボーン ボーン ボーン とうるさい


これには参りました。


30分で1回、定刻(長い針が12の場所)ではその時間分 ボーン ボーン と鳴ってしまい、ぜんまいが解けるまでは止める事さえ出来ない。


深夜の午前0時では12回も ボーン ボーン となってしまい、これでは寝室へは設置できない。


しかし、音を鳴らす機構は簡単なものなので、棒リンの下側には洗濯ばさみを取り付け、ハンマが叩く位置にはティッシュペーパを巻きつけて、簡単な消音対策を行えば、打リン音はかなり小さくなります。


乾いた カン カン という音に変わりますが、ぜんまいが解けるまで機構を止める事は出来ません。




3)多分小さくは作れない


木箱に納められた柱時計は、それ相応の大きさがあります。


しかし時計の機械そのものは文字盤よりも小さく、思ったよりも小さなものでしたた。


ぜんまいが解ければぜんまいが大きく張り出してくるものの、それでも無駄に大きい柱時計。


どうやら振り子の長さと、時計機械の脱進機部分の歯数には密接な関係がある様で、振り子を使う以上はある程度の長さが必要の様です。



4)時刻合わせでは、機構上時計回りに針を回さないと壊れる


若干知らずに反時計回りに長針を動かしてしまいましたが、壊れる事がある為そちらの方向には針を回さない方が賢明みたいです。




・総括


暫く柱時計を使ってみた感想などを書いてみようと思います。


ある意味、明治からの近代化の象徴として、この国の工業発展を見守ってきた来た柱時計。


かつては国内に沢山あった柱時計を作るメーカも、革命的なクォーツ時計の登場と、その波に乗る事の出来た、資本力・電子技術力を持った一部の会社のみに淘汰されてしまった事、それもまた時代の流れとはいえ少々寂しいものがあります。


そんな前時代的な機構である ぜんまい を使った振り子時計は、クォーツ時計の正確さや利便性の前には敵わず、完全なまでに駆逐されてしまい、今では一部の愛好家の人々の中で、細々と使われている程度になってしまいました。


この牧歌的な、ゆらゆらと振れる振り子が生み出す時の物差しは、現代の緻密なまでに管理された世の中では、これに時を頼って生活する事への、若干ながら不安な気持ちは払拭出来ない。


それは柱時計に頼っていた時代と現代では、あまりにも時代が変わり過ぎていて、実用に際しては、もはや現在の生活様式には適合していない....そう思われます。


そんな柱時計を見つめつつ、淘汰されていったカメラメーカを思い、フィルム式カメラが、この先いつまで実用可能なのだろうか...真剣に考えている私でした。


愛知時計電機製 ぜんまい式柱時計 Super Eight 30Days レポート これでおしまい。

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ペンタックスSシリーズの大ヒットにより空前の繁栄を謳歌するも、他社の新開発機種に押され徐々に勢いに陰りが見え始めた1970年代中期。


新時代・新世代を象徴する Kマウント と呼ばれる大口径マウントを前面に打ち出し、大きな期待のもと社運をかけて開発された ASAHI PENTAX K2 を取り上げ検証する ASAHI PENTAX K2 レポート その2 続きです。



< 新開発のシャッタユニット セイコー光機製セイコーMF >


今回取り上げたKシリーズより前の、旭光学製一眼レフカメラでは、その長きに渡り採用されてきた 「ゴム引き布幕フォーカルプレーン式4軸シャッタユニット」 に変わり、K2では新開発のシャッタユニットが搭載された。


開発までの流れとして、旭光学では1960年代より金属製シャッタの試作・設計を繰り返していたが、1970年代に入りセイコー光機との共同開発に切り替え、取り上げたK2に搭載されたのが 「セイコーMF」 であり、旭光学としては初採用となる縦走りメタルフォーカルプレーンシャッタユニットである。


この 「セイコーMF」 の仕様としては、先幕5枚、後幕5枚の金属製の羽根が、画面縦辺24mmを6.5mm秒で移動する事で、ストロボ同調速度も1/125秒まで上がり、シャッタ速度の正確性や耐久性も向上しているとの事。


動作としては、同じく組み込み型シャッタユニットで有名なコパル製シャッタが、羽根全体を上下に移動させるのに対し、セイコーMFは羽根を扇状に駆動させる独自の構造をしている。


この構造の利点としては、カシメの数が少なく済む為、加工性と量産性に優れる事、小型化に向いている点が挙げられる。


シャッタチャージにより先幕と後幕が画面上方へ引き上げられ、シャッタレリーズと共に先幕と後幕でスリットを作りながら下方向へ移動する基本動作については、セイコーMFもコパルスクエアも同じ。




< 自動露出とシャッタ速度 >


ES2から大幅に改良されたAE(自動露出)機能。

AEの搭載こそが他のKシリーズとは一線画す部分であり、K2の一番の特長でもある。



・自動露出の流れ

こちらについては非常に難しく、アサヒカメラ診断室の記事の内容をを基に、紹介のみとさせて頂きます。


2個のシリコンフォトダイオードに光が当たり発生した起電力(電圧)は、初段の増幅回路からさらに対数圧縮回路を経た後、(マウント部分の)摺動抵抗から、ASA感度、絞り値及び開放F値の情報を取り込み、演算回路で露光時間の対数に比例する電圧を算出し、これがファインダ内のメータ指針を振らせるとともに記憶回路の内容となる。


シャッタボタンを押すと(シャッタユニットに取り付けられている)マグネットに通電し、シャッタの後幕はロックされ記憶レバーが動いてスイッチが開放され、その時点で記憶が固定される。


続いてレンズの自動絞りが作動し、ミラーが上昇し先幕が走行すると時定スイッチがONとなる。


ここで記憶回路の内容が対数伸長されて電子シャッタの時定回路に流れ所定の露光時間の後、後幕が開放、走行し露光が完了する。


- アサヒカメラ診断室 1975年10月号より -


自動露出は非常に難解な要素が多く、個人のレベルでは到底解析出来ませんので転載といたしました。



ここからは自動露出を支える各パーツについても注目してみます。



・受光素子


プリズムと接眼部の間には2つの受光素子が、プリズム側に向けて取り付けられている。


この受光素子は、それまでのcdsからシリコンフォトダイオードが採用され、この新しい受光素子は光に対する応答速度が極めて早く、ファインダ内のシャッタ速度指針の振れる速さで、その差を感じる取る事が出来ます。


このシリコンフォトダイオードについては、特性上の理由から次モデルである ME では、変わってGPDが採用される事に。



・シャッタ速度


対応可能なフィルム感度は、ISO8から6400と幅広く、自動露出時のシャッタ速度制御範囲も、1/1000から最も遅い速度としては30秒辺りまで対応するなど幅広い。


最高速が1/1000までというのは、この時代の普及型一眼レフでは仕方なく、1/2000のそれは ME SUPER の登場まで待たれる。


マニュアル時の1/60以上のシャッタ速度については、ES2までは機械式制御であったが、K2は B 及び 1/125 のみ機械式制御であり、これ以外のシャッタ速度はマニュアルであっても電磁制御となる。


電池が無い場合の各シャッタ速度については


AUTOMATIC → 1/1000

250 500 1000 → 1/1000

8S 4S 2S 1S 1~125 → 1/125

B → バルブ



・電池 


ESの4SR44(4LR44)1個、ES2のSR44(LR44)4個と、それまでの機種は6Vの電圧が必要だったが、K2からはSR44(LR44)2個になり、回路動作電圧がそれまでの半分の3Vになった。


バッテリーの残量確認は、バッテリーチェックボタンを押して、赤色のLEDが明るく点灯するのか?、ファインダ内の指針が、AUTOを指したまま動作しないか?の2つで確認が出来るが、バッテリー切れが起きた場合にミラーアップして機能停止するなど、カメラ側から撮影者に積極的に知らせる機能は搭載されていない。



< ファインダ >


ファインダの視野率は公称値95%。


ペンタプリズムの蒸着は、これまでの機種はアルミ蒸着であったが、K2は銀蒸着に変わりファインダ内が非常に明るくなった。


また接眼レンズは多層膜コーティングが施してあり、見易さの向上がなされている。


ファインダは側には、シャッタ速度表示が上方向から AUTO 1000 500 と並び、一番下側は B となる。


これらシャッタ速度を示した数値部分を、黒色のシャッタ速度指針が示す事で、AUTOMATIC時のシャッタ速度が分かるようになっている。


マニュアル操作時は、シャッタ速度ダイヤルと連動する青色指針が、シャッタ速度数値部分を示す事で選択しているシャッタ速度が、ファインダ内で分かる様になっており、この青色指針と黒色指針を合わせる事で、適切な露出も分かる様になっている。


スクリーンは固定式、中央直径2.5mmの円部分がマイクロプリズムで、周りはマット面になっている。



< 総括 >


新たなるマウント、Kマウントを新採用し登場した Kシリーズ の中で、全てを新規に開発した アサヒペンタックスK2 という名のAE搭載一眼レフカメラ。


細かな技術的機能の一つ一つについては、これまでに紹介したので割愛し、ここから先は私個人の率直な意見を述べたいと思います。



発売当時(1975年)で同等の機能を持つライバル機では ミノルタ XE が存在し、性能を比較しても遜色なく、大きいと不評のあったボディサイズも、両者を比べるとコンパクトかつ軽快な印象を受ける。

(キヤノン AE-1 の登場は翌1976年)


K2のデザインについては その1 でも触れた通り、それまでの アサヒ ペンタックス AP から始まる歴史と伝統を継承したデザインから一転、世代交代を打ち出し新時代・新世代感を思わせるデザインを採用しつつも、どこか伝統という流れをも感じさせ、さりげない・飾らないデザインは、誰もが好感を持って迎えられる優れたものだと私は思います。


デザインもだけでなく直接触れる部分の質感というか、ユーザ側の扱い易さまでも十分に検討されており、ボディ底面の フォールディングカット と呼ばれるエッジのカットや、他社では採用例があるも、それまで見送られてきた、巻き上げレバーなどへのプラスチックの指当て装着など、それらが些細な事であったとしても実際に撮影に使った身としては、心地よさを感じる事が出来た。

 



セルフタイマーレバーについても、セイコーMFシャッタ設計の段階で、意図的に上部側へ配置するように考えられており、カメラを構えて突起が邪魔にならない所まで、しっかりと考えられている事を知った時は、設計者の良心の様なモノまで感じる事ができた。



それはボディだけでなく、扱い易さという面においてKマウントレンズには フィンガーポイント と呼ばれる白いポッチがある。


その白いポッチは 暗い場所でも手探りでレンズ交換が出来るように考えられたもので、右手の親指でレンズのフィンガーポイントを押え、左手の親指でボディ側マウント斜め横のレンズ脱着レバーを押さえ、その親指同士を合わせるとマウント金具が合致するというアイデアが盛り込まれている。



これ以上の扱い易さにおいて、何か足りないものがあるとするならば 右手側グリップだけ だと思う程、私にとっては十分過ぎる程十分であり、この良さを知る事で、気兼ねしない友人として存分に活躍してくれる事でしょう。


スペックには表れない、そのモノの本質が持つ良さ......一見地味で、ありふれた、目立つ事を知らない....愚直なまでのそれこそが、実は一番頼れる相棒(カメラ)なのかも知れない.....アサヒ ペンタックス K2 レポート を書きながら、そう感じた私でした。



......ASAHI PENTAX K2 レポート これでおしまい。

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