パート3

テーマ:











9  LOS GATOS NEGROS / TODAS 
SUS GRABACIONES 16(RAMA LAMA)RO 55332 2CD 

スペイン、ビート、ロック、62-66コンピ盤二枚組全38曲。
58年バルセロナで結成されたスパニッシュビートグループの草分け的存在、62年にシングルデビュー、数多くのシングル盤をリリース、66年に唯一のアルバムをリリースして70年位まで活動。
チャック ベリー、エディ コクラン、レイ チャールズ、ビートルズetc英米ヒット曲のスペイン語カバーが中心、サックスをフィーチャーしたワイルドなR&Bはチャンプスに通じるものがある。ツイスト、ブギウギ、ご機嫌なパーティーロックンロールが満載な踊れるコンピ盤!
















10  ショーン フイリップス / セカンド コントリビューション  87(ポニーキャニオン)D32Y3575

米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは71年4作目。
アナログ時代、フォーク、SSWのアイテムを買い漁ってた頃、ショーン フイリップスのアルバムはエサ箱の常連アイテム、コントリビューション三部作や70年代の諸作は直ぐに集める事が出来た。特に本作は荒れ地に佇みギターを弾くバックショットとそそられるジャケが秀逸で、ジョン バック ウィルキンのアルバムと共に荒れ地佇み系?ジャケの双璧だと勝手に思ってる。フイリップスのアナログで国内盤非売品プロモート用のアーリーレコーデイングスという黒地にイラスト画のコンピ盤を入手して、フイリップスにA&Mの前66、67年に英国のコロムビアより二枚のアルバムをリリースしてる事を知るが激レア、高額にて未入手、後にCDリイシュー盤を入手。
再デビュー二作目にあたる本作はプロデュースにジョナサン ウェストン、オーケストラアレンジに先頃亡くなってしまったポール バックマスター、ピーター ロビンソン、アン オデル、ブライアン オジャーズ、ブルース ローランド、ジム クリーガン等と渋い面子が参加して、フイリップス曰く宗教音楽からフォークに至るあらゆる西洋音楽の要素を取り入れ完成させた精神実験の音楽がクリエイトされてる。シンシンと凍える寒い夜に聴きたい!













11  ビル モリッシー / ソングオブミシシッピジョンハート  02(VIVID)VSCD148  紙ジャケ

米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは99年9作目。
SSWの良心、遅れてきたSSWビル モリッシーは84年アルバムデビュー、51年生まれだから30過ぎての遅咲きのデビューで、既に老成した雰囲気と若々しい容貌がエバーグリーンな瑞々しい雰囲気を持った魅力的なSSWであった。本作はモリッシーが最も影響を受けたというブルースマンミシシッピー ジョン ハートのトリビュート盤、フォーキーでSSW的色合いの濃いジョン   
 ハートの歌世界と華麗なフィンガーピッキングは後世に多大なる影響を与えてる。01年にはベック、タジ マハール、ベン ハーパー、ジョン
ハイアット、クリス スミザー、ブルース コバーン、ルシンダ ウィリアムス、ジェフ マルダー、ヴィクトリア 
ウィリアムス、ギリアン ウェルチetcにビル モリッシーも
参加したトリビュート盤もリリースされてる。自分みたいな未熟者はブルースに行くにはまだまだで、先に乗り越えなければいけないロックの山が聳えているので、こういったトリビュート盤でお茶を濁そう、といっても随分旨いお茶なので飲みがいがある。
残念ながらモリッシーは11年60歳で没してる。












12  ガーベッジアンドザフラワーズ / アイズラインドアズイフベガーズ  13(DISK UNION)
BONFIREDU 01 2CD 紙ジャケ

NZ、オルタナ、ガレージ、オリジナルリリースは97年ファースト作の二枚組拡大盤。シングル音源やカセット音源、オムニバス盤収録曲やデモ音源等の未発表音源を収録したボーナスCDを付したCDリイシュー盤。
現在、NZは肥沃なアンダーグラウンドシーンで知られる音楽好事家達の聖地らしい、現行ものには疎いので本作も全くその存在を知らなかった。ガーベッジアンドザフラワーズは80年代後半に結成、92年にシングルデビュー、本作はアナログ盤のみでリリースされたファースト作、ギター、ソングライティングを手掛けるユーリ フルシンとヴォーカル、チェロ、ヴィオラを担当するヘレン
 マリー ジョンストーン嬢を中心とする6人編成、ヴェルベットアンダーグラウンドフォロワーなノイジーでサイケデリックなサウンドはスペーシメン3~スピリチュアライズド、マーキュリーレヴ、フレイミングリップスに代表されるモダンサイケデリアの流れと共振し高い評価を得たとの事である。貼付のブックレットに掲載されたサイケデリックな衣装を纏いヴィオラを片手に歌うヘレンに、顔面ペイントを施したステージショットから妖しいアングラ臭がプンプン匂う。実際サウンドもヘレンの気だるいヴォーカルにエクスペリメンタルなエレクトリックノイズとアコーステイックの甘美な調べ、狂気の狭間で悲鳴を挙げるフイードバックノイズ、ヴィオラの不穏な響き、カオスの中匂い立つエロスが狂おしいグループ!
さすがディスクユニオンが目を付けただけはある。ただし極端に音質悪いトラックもあるので要注意。

 










 今週はレコ屋行かず!





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パート2

テーマ:











5  サイラス ファーヤー / アイランズ  04(naly D)
NACD 3220 紙ジャケ

米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは73年セカンド作。
アナログ原盤にワーナーの名盤探検隊シリーズのプラケ盤に続いて紙ジャケ盤でもゲットした本作はSSWファンマストの名盤。サイラス ファーヤーはMFQ
(モダーンフォークカルテット)出身、その名が示す通りモダーンフォークの名グループ、第一期の活動期間中は僅か二枚のアルバムを残したのみなので、ブラザースフォア、キングストントリオみたいな知名度は我が国では無いが、サイラスはじめ、チップ ダグラス、ヘンリー ディルツ、ジェリー イエスターというメンバー4人の名は米音楽を聴きかじってると必ず目にするはず。その4人が結成していたMFQは革新的なグループで4声の高度なハーモニーワークはカート ベッチャーのワークスにも匹敵するもので、フォークファンのみならずソフロ、ハーモニーポップファンも注目に値する。
本作はヘンリー デイルツ写のジャケ通り、サイラス安住の地ハワイの風が漂ってくる南国情緒もたっぷりだが、単なるリゾートミュージックに堕さないサイラスの品格とプロデューサージョン サイモンの手腕によるマジックが施された至宝盤! 
フレッド ニールの名曲「ドルフィンズ」の珠玉カバーが沁みる。













6  JOHN COLLINS / LIVE AT THE 
FARGO TOWN HOUSE 15(NORTHWOOD WAY)NWP 005
ペーパースリーブ

米、フォーク、ブルース、発掘音源ライブ盤。
アナログ時代の一時期ポデイプトのファーストアルバムのカット盤が大量に出回り、安レコの常連みたいになっていたのでコレクターの方はあーあれかと思い当たる方も多いのではないかな、安レコあるあるで冴えないジャケだし投げ売りされてるからどうせ内容良くないだろ&いつでも買える安心感からスルーしてると、後に高評価となり探し出すとすっかり市場から消えてるパターン、ポデイプトもその典型、幸い入手してたのでその難を逃れたが、ジョン コリンズはそのポデイプトのメンバー、ミネアポリスをベースに活動したミュージシャン。
本作は88、9年のとある日に録音されたライブ音源、コリンズのギター、ハーモニカの弾き語りでウィリー ディクスン、ロバート ジョンソン、スリム ハーポといったブルースのスタンダードナンバーにラストにニール ヤングの「アフターザゴールドラッシュ」「テルミーホワイ」で閉める内容、ポデイプト時代のフォークロック路線ではなく、スモーキーでビターなブルースライブ、渋い!










7  SILLY SISTERS / NO MORE TO
THE DANCE 02(SHANACHIE)79069

英、トラッド、フォーク、オリジナルリリースは88年セカンド作。
マディ プライア、ジューン ティーバー、英国を代表する女性ヴォーカリスト二人によるデュオグループシリーシスターズ。若い頃よりティム ハートとのデュオでアルバムリリース、ステーラィスパンのヴォーカルとして高名だったプライアと司書をしながらセミプロ活動していた無名のティーバーのデュオ。以降ソロアルバムもリリースし高い評価を得たティーバーが満を持して再びプライアとタッグを組んだ、前作より12年振りのセカンド作。
アンドリュー クロンショウプロデュース、ダン ア ブラズ、リック ケンプ、ジム サザーランド、ヒュー ウォーレン等が参加、殆どがトラッドナンバーで占められた前作に比してトラッドのカバーは半分程でアンディ アーヴィン、ラル ウォーターソン、リック ケンプ等の作品も取り上げてる。
華やかさや装飾といったものが無いシリアスなヴォーカル、これぞトラッドといった凛とした美しさに溢れたアルバム!













8  UNCLE WALT ' S BAND / AN AMERICAN IN TEXAS 10(KING TEARS) CDR ペーパースリーブ

米、フォーク、アコーステイックスウィング、オリジナルリリースは80年セカンド作。
ウォルター ハイアットを中心に現在カントリーシンガーとして活動するデビッド ボールにチャンプ フッドのトリオ編成、ギターにウッドベースという構成のアンクルウォルツバンド、三枚のアルバムとカセットをリリースしてるが、いずれもレアで入手困難、今回怪しいCDR盤を入手。韓国のレーベル辺りでまとめてCD化してくれないかな。
本作は74年の自主制作盤リリース後、活動停止していたグループが、78年のリユニオンライブを経てリリースした復活作。
アメリカーナ、オルタナカントリーの源流といわれるグループでフォーク、カントリー、ジャズ、ブルーグラス、幅広い音楽性をバックボーンにオールドタイミーなグッドタイムミュージックが奏でられる。










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1  JOHN ANGAIAK / I ' M LOST IN
THE CITY 15(FUTURE DAYS)FDR 620 ペーパースリーブ

米、フォーク、SSW、オリジナルリリースは71年唯一作。
北米先住民族ユピック族のSSWジョン アンゲイアクの知られざるアルバム、同レーベルからリリースされてるオムニバス盤「ネイティブノースアメリカ」にも収録されているのだが、当ブログで紹介したモーリィ ルーン以外は聞き覚えの無いアーティストばかり、まだまだ知られざるアーティストが山の様に存在するという事。 
ネイティブアメリカンのミュージシャンといえばジェシ エド デイビスにバフィー セントメリーが有名、他に当ブログでも取り上げたフロイド ウェスターマン、ジョン トルーデルが知られてる。インディアンの血をひくミュージシャンとなると数多く、エルビス プレスリー、ジミヘン、ロレッタ リン、シェール、ロビー ロバートソン、先日亡くなってしまったトム ペティもそう。
アンゲイアクはいわゆるエスキモーと称された部族に属するアラスカ出身のSSW、アナログではA面がユピック語、B面が英語での歌唱、朴訥としたギター弾き語り、ユピック語の語感が見知らぬ辺境の地を放浪してるみたいな寂寥感に襲われる、B面冒頭の「サンデーモーニング」のありふれた田舎の日曜の朝といった簡素な情感が心に沁みる。













2  ボウルズブラザーズ / ロジャーバイズザフリッジ  16(VIVID)VSCD5649  紙ジャケ

英、ロック、ジャズ、オリジナルリリースは78年唯一作。
本作はアナログ時代、ゲートフォールドの憎い奴でジャケ買いした一枚だが長らく詳細不明、今回国内盤CDを安価で見付けたので解説文目当てにゲット、なんと71年の幻の自主制作盤オヴェロンのメンバーであったヴァイオリンのジュリアン スメドレーが参加してるとの事でテンションは上がる。更にボンゾスのニール イネスの77年のサード作「テイキンオフ」に4人のメンバーが参加してる。翌年、ドラマーのリチャード マーカンジェロが参加して5人のメンバーが揃ったボウルズブラザーズはブライアン ボウルズを中心とするグループだが、他に兄弟が居るわけではないみたいだ。デッカレーベルより、ラリー ペイジのペイジワン、ペニーファーシングレーベルで辣腕を振るったコリン フレッチャーのプロデュースで制作したのが本作、ゲストにイネス関連のロジャー レティグが参加してるのが目を惹く。
久し振りに耳にしたが、こんなにジャズジャズしていたっけ?殆どジャズヴォーカルの世界、パサディナルーフオーケストラみたくノスタルジー感じる世界ではなく、マンファッタントランスフォーマーみたいな洗練されたジャズコーラス、女性リードヴォーカリストのキュートな歌声に爽やかなスキャットコーラス、私的には苦手なサウンド、パプロック的な雰囲気の好曲もあるんだけどいまいち。











3  BLANEY FEATURING MARK E .
SMITH / URBAN NATURE 16(YERRRR)YERRRR 003CD 

英、ロック、オルタナ、ファースト作。
フィーチャリングマーク E スミスに惹かれて入手、ご存知フォールのフロントマンでブラニーは元フォールのメンバーエド ブラニーのソロプロジェクト、二人はコラボアルバムもリリースしており、本作でも半数の曲を共作しマークがリードヴォーカルを担当、ほぼコラボ作?でフォール絡みのミュージシャンが多数参加した同窓会的様相のアルバムで一安心、ジャケの雰囲気、特に裏ジャケはヒップホップ風のパターンで、いきなりラップで捲し立てられたら敵わないからね。 
ヴォーカルは圧倒的にマークがたっているのは致し方はない、あの偏屈なヴォーカルは唯一無比、フォールファンは見逃せないアルバム!














4  BERNNIE SCHWARTZ / THE WHEEL (ZEIT GAIST)ZGCD 9107

米、SSW、フォークロック、サイケ、オリジナルリリースは70年唯一作。
これもアナログ時代に入手したが詳細不明の一枚、もちろんブリンズレーシュウォーツに字面が似てるから間違えたなんてヘマな話しは無く、確かユーフォリア関連との事位しか知識は無かったが、CD化によるライナーノーツにて色々判明、63年にシングルデビュー、ソングライターとしてイエローペイジス、イーストサイドキッズ等に曲提供、自身とカムフォータブルチェアの中心人物として活動、68年にドアーズのロビー クリーガー、ジョン デンスモアのプロデュースでオードレーベルよりアルバムリリース、これもアナログ盤はよく見掛けたが入手に至ったかは不明、覚えてない。なかなか興味深い経歴のバーニー シュウオーツのソロアルバム。本作はユーフォリアといっても幾つか存在するが、キャピトルからアルバムリリースしているウェズリー ワットとビル リンカーンのゲイデュオグループでプロデュース、幾つかのソングライティングに演奏を担当、バック陣にストーンポニーズ、ブリンドルのケニー エドワーズ、カムフォータブル時代の盟友ジーン ガーフィン等が参加。
オープニングではなよなよしたヴォーカルがあっち系ジョージ ガーディス辺りのゲイSSWを思わせるが、ニール ヤング「ラウンドアンドラウンド」ではハードロッキンなヴォーカルを聞かせたり、サイケなフォークロック路線の70年代初頭のストレンジな空気感が面白い!













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