トバスは、ふっくらしたオリーブの実が枝をしならせる季節になり、いよいよオリーブの収穫が始まりました。
私にとっては、トバスに来てから初めてのオリーブの搾油です。
搾油所には夕方6時頃から、組合の農家たちが収穫したオリーブが運びこまれ始めました。
できるだけ実の損傷を防ぐためにプラスチックボックスに入って輸送されてきたオリーブ
オリーブの実を一箱一箱検品し、品質の悪いものはこの時点で箱ごと受け入れを断念。
その後、農家ごとにオリーブの実を計量し、計量の終わったものから実の選別を開始。傷んだ実や混ざった葉などを次々はじいていきます。
せっかく収穫してきた農家の人の顔を見ると心が痛むものの、ここは品質の高いオリーブオイルのため。結果的に農家の人たちの利益になると信じ、心をオニにしての作業です!
割と暗い中での作業で、さらに夜も遅くなってきたせいか、だんだん目がシバシバしてきました…。
共同の搾油所なので、搾油工程を始める前にまずラインを洗浄。
搾油は村ごとに分けておこないます。
工程の最初のところ(実を投入した段階)でも葉などの除去作業をおこないます。
洗浄工程が終わったところでさらに選別。
練られてペースト状になったオリーブ。温度が高くならないよう、低温で管理しています。
ペーストから液体が分離され、それがさらに油と水に分かれてそれぞれのパイプから出てきます。
搾りたてのオイルの入ったステンレス缶は、側面に触れるとほのかに温かい気がしました。
缶に密閉したオリーブオイルを貯蔵所に輸送・保存し、朝4時頃、この日の作業は終了しました。オリーブをできるだけ新鮮なその日のうちに搾りたいため、夜を徹しての作業も仕方がないですね。その場での検査では、酸度も非常に低く、なかなか品質の良いものが搾れたようです。
翌日早速ボトリングした、今年の新搾りオリーブオイル。
見てください、この色。ほれぼれするほどの濃い緑です。まるで抹茶みたいに見えます…。
搾りたてのオイルは、ぴりっとスパイシーな味がしました。