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2011-12-02 21:12:02

職業訓練校のPCコースその2(青少年の就業支援事業)

テーマ:インターン 岡田
こんにちは、インターンの岡田です。
前回に引き続き、私が受け持つPCコースの様子をお伝えします!

7月下旬より開始したPCコースの第3タームでは、WEBデザインコースととグラフィックデザインコースを設け、計45名ほどの生徒が週3回、1回につき1.5~2時間の授業でWEBサイトの制作や商業デザインを学んでいます。講師はStanford AcademyというヨルダンのPCスクールより派遣していただいているAkram先生です。また、全体のコースを通じ一定のレベルに達したと認定された生徒には当スクールが発行するAdobeの認定を受けた修了証書を渡します。将来こういった分野で働きたいと希望している生徒たちは、仕事に役立つスキルを身につけ、また就職活動をする上でアピールにもなる修了証書を得ようと一所懸命取り組んでいます。


NICCO@ヨルダン
PCコースの授業のようす。左の男性がAkram先生。


NICCO@ヨルダン
授業をモニタリングしている私。
生徒たちは熱心に先生に質問するなど、活気に溢れています。

3カ月におよぶ第3タームの最終試験が10月下旬にあり、晴れて合格できた生徒には、ストレスマネージメントコースの演劇発表会と同じ日に、壇上で修了証書が手渡されます。3カ月間がんばってきた生徒たちにとってこのイベントはとても大切なものであり、名前を呼ばれて修了証書を受け取った時は喜びもひとしおといったところ。逆に、合格していると自分では思っていた生徒が修了証書をもらえなかったことについて問い合わせてくることもあります。不合格だった生徒に今日会うのは気が重いな、などと考えながら行くと、意外にも明るく声をかけてくれたりと、言いたいことは主張するけどそれはそれで終わったことといった考え方にほっとした部分もありました。同時に、生徒と講師の間に入って調整することもコースの運営に携わる上で大事なのだなあと実感しました。


NICCO@ヨルダン
壇上で修了証書を手渡すAkram先生(左から2番目)とNICCOスタッフの松永(左端)、
修了証書を受け取る生徒(右)

私は第3タームのほんの最後の部分にしか関われませんでしたが、それでも修了証書を受けった生徒たちから「仕事が見つかったよ!」という報告が聞ければ、こんなに嬉しいことはありません。そしてまた、今回合格できなかった生徒には、くじけることなく次こそ気合を入れてさらにまじめに勉強し、ぜひとも舞台で修了証書を手にすることができるよう願ってやみません。
2011-11-25 20:52:52

職業訓練校のPCコースその1(青少年の就業支援事業)

テーマ:インターン 岡田
「サラマリコン!」
2011年10月3日にヨルダンに来て約1カ月半、住まいのあるアンマンからNICCOが運営するハシミーヤ職業訓練校まで約1時間かけてほぼ毎日通っています。
 着くとまずは、ローカルスタッフやインターン、ボランティアとのあいさつから。「サラマリコン」とは「こんにちは」のような使い方をするあいさつの言葉で、ヨルダンでは買い物やレストランに行くとみんな気軽にこの言葉をかけてくれます。

はじめまして。NICCOインターン生の岡田です。私は、約10年間の社会人生活を経て、それまでの仕事とは全くの畑違いである国際協力の現場をこの目で見てみたいという思いから、2011年1月よりNICCOでインターンを始めました。そして京都本部にてチャリティオークションの運営や会誌制作に携わった後、念願の海外派遣が叶いました。途中、仕事との両立が難しくなり夢をあきらめそうになったこともありましたが、周りの理解とサポートがあったおかげでなんとかここまでくることができました。

ヨルダンでは、見るもの、会う人、考え方の違い、生活、文化全てが新鮮で驚くようなこともありますが、せっかくつかんだこのチャンスを存分に活かし、国際協力の現場での活動に積極的に関わって大いに学んで経験を積み、また楽しみたいと思っています。

 さて、今回は、ハシミーヤ職業訓練校で私が担当しているPCコースを紹介したいと思います。
ハシミーヤ職業訓練校では、学生でも社会人でもない15-25歳の青少年を優先的に対象とした就業支援事業を行っていて、英語コース(その1その2 )や携帯電話・PC修理コース、PCコース、ストレスマネージメントコース(その1その2 )があります。その中で私はPCコースの運営管理を、スタッフの指導と現地インターンであるMotasemのサポートを受けつつ担当することになりました。具体的な仕事の内容は、出欠確認、講師との各種打ち合わせ、授業のモニタリング、報告用の写真撮影などです。

ほとんどの生徒は英語を話せないため、連絡事項などは英語コースに参加して英語を話せるようになったMotasemが通訳してくれます。普段は明るくひょうきんな性格の彼は、大学に進学しなかったことを気にしていて、自分に自信が持てなかったのですが、NICCOの職業訓練を通じて英語とPCスキルを身につけ、将来を前向きに考えられるようになったようです。自分にいろいろな知識と経験をもたらしてくれるNICCOが大好き!NICCOで働きたい!と話してくれたこともあります。インターンとしての仕事ぶりもまじめできちんとこなしていて、通訳や翻訳のほかにも、生徒への電話連絡、テストの準備のお手伝い、教室の掃除まできちんとこなす働き者です。いつも親切に助けてくれる彼は、本当に頼もしい存在です。


NICCO@ヨルダン
インターンのMotasemは、WEBデザインコースの生徒でもあります。

次回は、PCコースの様子について紹介します!

2011-09-14 20:55:22

仕事職業訓練校の英語コース・その2(青少年の就業支援事業)

テーマ:堀田
先週に引き続き、ハシミーヤ市で取り組んでいる青少年のための職業訓練校での英語コースの様子をご紹介します。

最初は「Hello」も言わずニコニコしているだけの子、アラビア語でしか話しかけてこない生徒達も、コースに通い始めて1ヶ月もすれば何か一生懸命に英単語をつなげて話しかけてきます。

ちょうどその上達しはじめてきた時期に、彼らの勉強に対する意欲をより上げるために、企業訪問を実施します。今タームは、首都アンマンに本社がある、ヨルダン人なら誰でも知っている某通信会社を訪問しました。社員はヨルダン人がほとんどなのですが、社内メールや文書は全て英語、打ち合わせももちろん英語と、時代の先を行く会社です。そこで人事担当者からは仕事をする上での英語の大切さ、また先輩社員の声として、高校の卒業資格しかもっていないコールセンターの担当者から高卒でも英語を含めて一生懸命勉強したら有名企業で働くことができること、向上心を持って勉強する大切さを熱く語ってもらいました。

$NICCO@ヨルダン
企業訪問中の中級、初級クラスの生徒

首都アンマンから1時間も離れているところで生活をしている職業訓練校の生徒にとって、首都アンマンの企業を訪問し、バリバリと働いている人と出会うことは非常に刺激になります。
実際、訪問当日生徒たちは、一生懸命英語で自己紹介をしたり、英語で質問をしたりと今まで学んできたことをしっかりと企業にアピールしていました。その後人事担当者から採用試験等で多くの大学生にも会うけれど、なかなか皆英語で話そうとしない中、NICCOのハシミーヤ職業訓練校の青少年が一生懸命英語を話す姿を見て感銘を受けたとの言葉をいただきました。

そして2ヶ月が経ち、中級クラスは英語のスピーチコンテスト、初級クラスは英語の口答テストを行いました。

結果は皆のがんばり、英語の上達ぶりに大満足♪さすが毎週めげずにしっかりと8時間の英語授業をこなしてきただけのことはあります。スピーチコンテストは、スピーチを全部暗記し完璧に話しあげる生徒や、病気で声がほとんど出せなくなり、学校の先生になる夢をあきらめて、今この職業訓練校でがんばって英語を習得して、企業で働くという新しい夢を語ってくれた子まで、様々でした。

$NICCO@ヨルダン
中級クラスのスピーチコンテストの様子(前列にてNICCOスタッフが採点)

また、初級クラスの口頭試験は、ガチガチに緊張して「Hello」と話しかけたら「I am fine thank you」と返答する子もいましたが、皆しっかり自己紹介もして、こちらからの質問にも四苦八苦しながらきちんと答えてくれました。

ただ、この子は英語で仕事できます、と職業訓練校として太鼓判を押せる子はまだ一握り。3ヶ月で語学を習得することは難しいですが、残り2週間しっかりと勉強して、卒業テストも無事に合格して、卒業証書を1人でも多くの生徒に渡すことができればと願っています。

$NICCO@ヨルダン
中級クラスのスピーチコンテストMost impressive賞賞状を松永事務所長より生徒が受け取っている様子

そして、NICCOの職業訓練校のおかげで英語を使う仕事が見つかったよ。と生徒たちが報告にきてくれることを楽しみにしています。このブログをお読みの皆さまも、今後の生徒たちの成長と活躍を楽しみにしてください。英語コースの生徒から仕事が見つかったとの報告があった際には報告します♪

2011-09-07 20:32:37

仕事職業訓練校の英語コース(青少年の就業支援事業)

テーマ:堀田
はじめまして。
ヨルダン青少年支援プロジェクトの会計&アドミニ担当の堀田です。
東日本大震災発生の翌日にヨルダンにきて、はやくも4ヶ月が経とうとしています。
さて、今日は私が主に担当している職業訓練校の英語コースについてご紹介したいと思います。

私たちがプロジェクト地であるハシミーヤ市にて運営している職業訓練校は、1コースの期間が3ヶ月になります。その短い間で、15-25才の無職のハシミーヤ市の青少年参加者の英語力を、仕事を見つけられるレベルまで伸ばし、無事に仕事を見つけてもらうことが英語コースの目標です。

$NICCO@ヨルダン
初級クラスの生徒、Bassem先生と一緒に、会計・アドミニ担当の堀田

さて、4月の下旬に本事業の2ターム目の英語コースが始まりました。英語コースは30人定員のところ50名ほど申し込みがありました。まずは生徒のやる気を確かめるために、簡単な面接をします。開講期間はたったの3ヶ月ですが、授業は週4日、1日2時間もあり、日本の皆様の温かいお気持ちから講師の給与や教科書代を捻出しているので、中途半端な気持ちで参加し、途中でやめられては困ります。その面接を受けた生徒たちには、英語能力を測るためのテストも受けてもらいます。簡単な文法の問題から文章問題まで含まれているテストなのですが、結果は…。

確かに学校もいっておらず、仕事もない人を対象にしている授業なのですが、半分以上が100点満点中20点以下。本当に3ヶ月で仕事が見つけられるレベルまで皆を上達させることができるのかなぁと心配になりました。

$NICCO@ヨルダン
初級クラスを指導するBassem先生

しかし0点でも2点でも3点でも、勉強をしたいという気持ちが上達する上では一番大切です。
皆のやる気に期待しつつ、中級クラスはフランス語も話せるやさしいEkram先生、初級クラスはちょっと厳しくもひょうきんなBassem先生のもと、早速計40名の英語クラスがスタートしました。

$NICCO@ヨルダン
中級クラス担当のやさしいEkram先生

最初のうちは私が生徒に英語で挨拶しても、「Hello」も言わずニコニコしているだけの子、アラビア語でしか話しかけてこない子、「Yes, Yes」ばかり言って私の英語を全く理解してないなぁと思う子達も、1ヶ月もすれば「Sayaka! Hello! How are you?」と挨拶してきて、何か一生懸命に英単語をつなげて話しかけてきます。

次回は、英語が上達しはじめてきた時に行う、さらに彼らのやる気につながる、ある取り組みを紹介します!


2011-08-20 00:31:47

やっと出逢えた、子どもたちの笑顔!(イラク難民支援事業)

テーマ:杉尾
2011年7月21日(木)、ザルカ県ルサイファ市に「公園」がオープンしました。
そう、NICCOと現地NGOアル・ワッハが苦労に苦労を重ね、ようやく完成した公園!
ついに、オープンです。


NICCO@ヨルダン
テープカットでついにオープン!

オープニングセレモニーには、NICCO理事長の小野も応援に駆け付け、また、パートナーのUNICEFをはじめ、公園建設をサポートしてくださった社会開発省の代表者(ルサイファ社会開発局の局長)、公園に花や木をご寄贈くださった自治体の代表者、技術面でサポートしてくださったエンジニアなど、多くの関係者やサポーターの皆さまがご列席くださいました。そして、コミュニティーからも多くの人々が集まってくださり、狭い会場は約150名の方々の熱気で包まれました。

NICCO@ヨルダン
オープニングセレモニー開催日の朝奮起するスタッフとボランティア

NICCO@ヨルダン
オープニングセレモニー開催!


NICCO@ヨルダン 公園の建設なんて、まず建設業務自体に従事したことのない私にとって、ここまでの道のりは、茨の道を突き進むが如く。ゴールの見えない長く険しい道のりを、常に気をピーンと張りつめ、そろりそろりと慎重に取り組んできました。正直、自分の行動のひとつひとつに結果がつきまとい、億劫だなと少しでも何かを先送りにしたりするとそれが後で悪い結果にさらには倍になって跳ね返ってきたりして、気を抜くことを許されず、心も体もへとへとでした。プレッシャーに耐えられず「もういいんじゃない。十分頑張ったよ」という弱音に耳を傾けそうになったことも幾度となくありました。そんな状態の中、常に心に明るく努力し続ける「篤姫」と「チャングム」の人生を思い描きながら、「悩む前に動け」と自分に鞭を打ち駆け抜ける日々。もうこんな生活…と投げやりになりそうな私の心を、常に周りの仲間の頑張りと思いやりが、軌道修正してくれました。
(写真:皆さまへの感謝を高揚した顔で伝えるスタッフ杉尾)


そのおかげで出逢えた、子どもたちの笑顔。
21日のオープンから今まで、毎日約80-100人の子どもたちが、公園を訪れています。さらに、子どもたちと一緒にやってきた大人やボランティアが、近所の子どもたちもまとめて面倒をみるという光景も見られるようになり、その様子を上から伺っている私は、ついニマニマしてしまいます。

NICCO@ヨルダン
まだかまだかと順番を待つ子どもたちと順番を管理するボランティア


NICCO@ヨルダン
笑顔の子どもたち

頑張って良かった。苦しかったけど諦めないで良かった。最後まで全ての可能性にかけ、体当たりで勝負して本当に良かった。今までの皆の切ないほどの努力が、事業終了間際の今になり、ようやく報われました。

公園の管理体制の強化等、残されたプロジェクトの期間内での業務はまだまだ山積しています。しかし、もう大丈夫。皆の笑顔に出逢えたから。

公園から事務所に届く子どもたちの元気な声が、「まだやれるよ」と私を励ましてくれる。そして、私の周りで、ともに戦ってきた仲間たちが、「後少し、一緒に頑張ろうね」って、笑顔を向けてくれる。

ああ、本当に最高の気分。やっと自分にも、自分たちにも、何かできた。そんな心地よい気持ちで今夜は良く眠れそうです。

NICCO@ヨルダン
オープニングセレモニーの後で(小野理事長、アル・ワッハ代表アブ・ニダールも一緒に)

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