医師専任キャリアコンサルタントの中村正志です。
今日は一日中曇りのようですね。
昨日、一昨日といい天気だったのでこんな日もいいかなと思います。
さて、本日のネタですが「スーパースターは要らない?」ということにしました。
先日出席した経営セミナーでのネタになります。
講演者は私の前職(船井総研)のコンサルタントの方。
現在5期連続増収増益で絶好調のようです。
私がいたころは、まぁなんというかめちゃくちゃ体育会系でしかも熱いコンサルタントが多く徹夜も厭わないとてもハードな勤務環境でした。(・・;)
これはこれで船井総研の文化みたいなもので、嫌いではなかったですが、昨今「働き方改革」が叫ばれる中で、どう生き残っているのかに興味がありました。
現役のコンサルタントの方の話を聞くと、
今、船井総研はめちゃくちゃ変わっているようです。
あんまり話題にするとマズイと思いますが、一番私が驚いたのは、
スーパースターに頼る体制を辞め
チームコンサルティング型にしたということ。
どういうことかというと、昔は一匹オオカミで“出来る”コンサルタントが、一人で仕事を抱え全国を飛び回っていたんです。個人の数字が重視され、新人はそのコンサルタントから仕事を覚え、そして自分で何かを立ち上げないといけなかった。
ただこの体制だと社内でノウハウが共有化されず、スーパースターが辞めればそこで顧客を失うことになります。また今後労働生産人口が減っていく中途採用がうまくいくとは限りません。
そのため、仕事はチームで受ける体制を組み、一つの仕事を社内で横断的に手分けして複数の人間で進める。今は連絡手段が多様でアクセスも容易なため、離れていても情報は共有できます。
結果として社内のコミュニケーションも活発になりましたし、何より新人を育てる意味においても効果的なようです。
なるほど。意外にも時代に合わせた変化をしていると驚きました。
そういう意味においては病院での情報共有や仕事の分担というのは基本的にはうまくできている気がします。医師や他の医療職の採用についてもほとんどの病院はとびぬけて優秀という訳ではなく普通の方を求めておられます(例外はあります)。
弊社の今後の経営についてもとても参考になる講演でした。
*理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の転職はセラピスト・キャリア