インターネットを開くと、様々なPR、広告サイトが貼り付いています。
その中で何気なく、「3分でわかる!相続税計算のチェックポイント」といった趣旨のPRサイトを開いてみました。
そこには、相続税のチェックはまず課税対象額(遺産総額-基礎控除額)を把握することとしています。
その通りですね。
しかし、遺産総額の算定方法に問題があるようです。
遺産の主なものとして、預貯金、有価証券、不動産などがありますが、預貯金や有価証券はその価額は明らかですが、不動産はどのように算定するのでしょう。
土地は路線価による評価、建物は固定資産税評価額、です。
しかしここでは、不動産は「不動産会社や不動産鑑定士の査定額の70%」であるとうたっています。
大嘘ですね。。。
税金の評価がそんな流動的なもので決まるわけがありません。
結局、この「3分でわかる相続税・・・」は、不動産一括査定サイトの広告でした。
将来の相続税の目安を立てるために不動産の査定をしましょう!ということでしょうか。
地域により差がありますが、不動産会社などにとる査定額(流通価格)と本来の相続税評価額とでは大きく異なる場合があり、大きな誤解を招く可能性があります。
私は税金の専門家ではなく、不動産にも携わる者ですが、知ってか知らずかわかりませんが、これはいささか不適切ではないでしょうか。
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