8月鑑賞映画まとめ | 三つ子の魂百まで…トラウマニア

三つ子の魂百まで…トラウマニア

映画レビュー、コレクション紹介、映画や趣味全般について書いています。

2014年8月に観た数:15本
観た鑑賞時間:1291分

『モスラ対ゴジラ』
ゴジラの動きがやたら俊敏で中に入ってる中島さんも
大変だったのではないだろうか?つまづいた勢いで
名古屋城を崩壊させるゴジラ可愛すぎますw
羽ばたくモスラをどう動かしたのか今でも疑問に感じる
操演の素晴らしさ!モスラの幼虫ってチョココロネみたいで
美味しそう(汗)ドラマパートは玉子ばっか食べてる
オッサンが出てきたりコミカルテイストで笑えます。
鑑賞日:08月05日 監督:本多猪四郎

『三大怪獣 地球最大の決戦』
色んな怪獣さんが唐突に出現し、大乱闘を繰り広げる
富士山麓デスマッチ!
ザ・ヒーナッツがゴジラたちの言葉を通訳したり、
岩を放り投げサッカーボールのように蹴るなど
大爆笑シーンの連発w
サルノ王女が上野の西郷像の前で大演説を繰り広げたり、
大村千吉さんが火口に落ちた帽子拾いに降りるなど
ドラマパートもズッコケ度合いが強く非常に楽しく
観させていただきましたw
純粋な子供ならもっと喜んで見られるだろうなぁ。
しっかしモスラの糸攻撃は最強っすね!
鑑賞日:08月06日 監督:本多猪四郎

『怪獣大戦争』
容疑者の少年Aみたいに目元に黒線の入った
怪しいX星人に叩き起こされるゴジラとラドン。
見事なコンビネーション・プレイでキングギドラと戦うけど、
デパートの怪獣ショーのような温いヴィジュアル。
やっぱ子供の頃に観とかないとイカンねこのレベルw
グレンの声を当てた納谷吾郎氏の声が若い!
鑑賞日:08月07日 監督:本多猪四郎

『マッキラー』
フルチ監督の初期作。
展開が地味で間延びしますが、子供が容赦なく
惨殺される描写はさすが鬼のフルチ!
ジプシー役のフロリンダ・ボルカンが村人からリンチを受け、
地べたを這いずり回り集落には不釣り合いな高速道路で
息絶えるシークエンスはリズ・オルトラーニ作曲の
物悲しい主題歌も相まって強烈な悲壮感を与える。
72年当時としては特殊効果がリアルで顔面から
何故か火花を散らし○○するダミー人形。
特殊造形の第一人者で『エイリアン』『E.T.』を手掛けた
カルロ・ランバルディによる迷作でした。
鑑賞日:08月15日 監督:ルチオ・フルチ

『吸血の群れ』
爬虫類が異常発生するも、偏屈な爺さんとその家族が
オーバーリアクションでノイローゼになり、
襲ってこない蛇やワニを目撃しては自ら特攻自滅する
カオスな映像の数々w
終始カエルの鳴き声が賑やかなんですが、
この程度で参ってたら田舎町に住めないですよ(汗)
カエル・蛇・トカゲ・亀・ワニとゲテモノ揃いですが、
吸血なんてしません!ドキュメンタリータッチで捉えた
爬虫類の姿は一見の価値アリ。
終末感漂う物語なのに地域限定にしているもんだから、
事の重大性が見出せないトホホ映画w
ポスターで有名な手を食べるカエルは
エンドロールの最後にアニメで登場。
TV放送の吹替え録画ビデオで久々の鑑賞。
鑑賞日:08月17日 監督:ジョージ・マッコーワン

『人間の証明』
激動の時代を生きた人間たちが
複雑に絡み合う悲しみのスクランブル。
親子の絆を地位と名誉のために消し去る展開が
「砂の器」に似通っているが、偶然の重なりが多過ぎて
ご都合主義な感じは否めない。
そんなストーリーでも、当時の貫禄ある俳優陣の熱演に
救われ見劣りしない作品にはなっていると思う。
夜明けと共に霧の間を滑り落ちる麦わら帽子。
それを鋭い眼光でみつめる松田優作の
凛凛しい表情が素晴らしい。
ジョー山中が歌う主題歌、二度三度と観る内に
自然と涙が溢れてきます。
鑑賞日:08月18日 監督:佐藤純弥

『狙われた女子高生/スタッブ・イン・ザ・ダーク』
96年にテレビ東京で唐突に放送された国内では
ビデオも出ていないスラッシャー映画。
パジャマ・パーティの真っ最中に使い勝手の悪そうな
大型ドリルを持ち込んで内臓ぐりぐり。
犯人の動機は幼少期、叔父に性的悪戯をされた事による
トラウマ・・・で何故無差別殺人するのか全く意味不明w
誰にも言わないから助けてと懇願する女が
「やらせてあげる」と簡単に股を開くビッチっぷり。
犯人は漂白剤で目が潰れてるのに性欲はあるようだけど
インポなんだ。でも二枚目だから困る。
おっぱい沢山見られるホラーは楽しいねw
鑑賞日:08月25日 監督:サリー・マティソン

『ゴジラ(1984年)』
久々に極悪ゴジラが甦った84年版。
対決モノの定番になったお子様要素を徹底的に排除し、
ディザスター感を前面に押し出した
パニック描写が素晴らしい!
有楽町を闊歩するシーンではマリオンを破壊後、
新幹線を持ち上げ投げ捨てる。
中野特技監督による細部にまで拘った建物の崩壊具合、
新幹線の架線が絶たれスパークするリアルさ。
公開当時、劇場で観た自分はこの場面をいたく気に入り
Nゲージの電車やビルを畳の上に配して真似っこしたりと(汗)
スーパーXのテーマ曲、サイボット・ゴジラに魅了されました。
しかし一番怖かったのは化け物フナムシ!
鑑賞日:08月26日 監督:橋本幸治

『K-9:はみだしコンビ大復活!』
1作目の続編があるとは知りませんでしたが、
メタボ体型になったジェームズ・ベルーシが
相棒の警察犬ジェリー・リーにずーっと話しかけている姿が
お茶目で和みます。万国共通のオナラねた。
便秘のジェリー・リーに毒々しい材料で作った
快便用特製ピザをご馳走するくだりが最高です。
犬の賢さと従順さを少し誇張した表現ではあるけれど
可愛く見せるハート・ウォーミングなコメディです。
超絶可愛いジェリー・リーの子供分けてほしかったw
鑑賞日:08月27日 監督:リチャード・J・ルイス

『マニアック・コップ2』
先ず1作目のブルース・キャンベルとローレン・ランドンが
呆気なく殺されるのには驚きました。
警棒を独特のリズムで振り回し獲物を物色するコーデル。
変態キャラばかり演じるレオ・ロッシと仲良くなり、
刑務所で暴行を働いた憎き犯人に復讐を果たすが、
全身火だるまで歩き回る場面は息を呑む迫力!
恨みを晴らした所でようやく安泰かと思いきや
3作目へと続きますw キャストが豪華。
『ヒドゥン』の女エイリアン、獄中で5秒しか出ないけど
ダニー・トレホ、キャスター役のサム・ライミ、『人間の証明』で
ジョー山中の父を演じたロバート・アール・ジョーンズの姿を
拝めたのは嬉しかったなぁ~。
日曜洋画劇場の吹替えビデオで鑑賞。
鑑賞日:08月28日 監督:ウィリアム・ラスティグ

『事件』
丹波哲郎扮する弁護士の証人尋問、いつもの丹波節で
声高らかに捲し立てながら真実を追及する
迫力の演技は見物。
曖昧な記憶頼りで被告側の刑の重さが
左右されてしまう怖さをしつこいくらいの
法廷描写で見せる野村芳太郎監督の秀作。
舞台が神奈川なので厚木、長後、平塚といった
あまりスポットライトを浴びないエリアで
ロケを敢行してるのも地元民には嬉しい限り。
様々な名優が集結する中、裁判長役の
佐分利信はさすがの貫禄!大竹しのぶも上手いですねえ。
鑑賞日:08月29日 監督:野村芳太郎

『フライング・ジョーズ』
全く飛びませんw ほぼCGですが、頭部の造形物は
出来損ないのアスパラガスみたいな間抜けヅラ。
平凡な展開を疑問に思ったら、やはりTVムービーでした。
サメを沼に生息させる理由付けが強引過ぎるけど、
今までの茶番劇が嘘だったかのように
畳みかけるクライマッマスとサメ退治の
アイデアは評価したい。悪役専門のロバート・ダビが
詰まらなそうに演じているのがもう(汗)
『デッドリーフレンド』のクリスティ・スワンソンが
変わらず美しくて巨乳を揺さぶりながら熱演!
彼女は『レッドウォーター サメ地獄』にも出ていたので
姉妹編として見るのも良し。
鑑賞日:08月31日 監督:グリフ・ファースト

『シャーク・ナイト』
デビッド・R・エリス監督の遺作なのに
期待を裏切る地味な作り。
大体過去の出来事を根に持つ
女々しい男の言動がイチイチみっともない。
ホオジロなんかは他のCG映画と大差なく
全く怖くないし、ラストのオチもバレバレ。
保安官が「ジャンクって映画知ってるか?」と
引き合いに出したのにはオッ!となったけれどw
死のレパートリーは「ファイナル・デスティネーション」に
遠く及ばない陳腐な映像ばかり。
ダルマザメが女を食い散らかす所だけは
新鮮味があり興味深く観れた。
元々3D用に撮影されているから
飛び込んでくるようなショットが多いけど
2Dの場合煩わしいだけ。
鑑賞日:08月31日 監督:デヴィッド・R・エリス

『シャークネード -サメ台風-』
アサイラムくらい突き抜けてると逆に爽快!
アニマルパニックと災害パニックを融合させた
真剣に考えると頭が痛くなってくるいつものヤツw
大体あんなハリケーンの中で回ってたらサメも眩暈
起こすんじゃないかと思いきや降ってくる時は
百発百中で人間に噛り付く貪欲さ。
ジョン・ハードが何故こんなのに出演快諾したのか
分かりませんが、椅子を使って地味に戦ってましたね。
チェーンソー片手にサメの口に飛び込むお父さん。
喰われたハズの女の子が偶然腹の中入ってて
救出できるなんてご都合主義も良いところ!
『ジョーズ』でのクイントの武勇伝をオマージュ
しちゃってるのは好感度UP!
鑑賞日:08月31日 監督:アンソニー・C・フェランテ

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科学的に証明出来ない物への恐怖に
神さえも慄く終末感漂うヴィジュアルと
絶え間なく鳴り響くサントラのリズムにより
底知れぬ不気味さでグイグイと引き込んでゆく凄さ。
確かに夢を見る時、覚醒時には想像もし得ない
展開が繰り広げられる訳で、そこが魔界との接点に
なっていると思うと説得力のある物語だと思う。
カーペンターが得意とする寸止めスリルも不気味で
手に汗握るし、ゾンビのように操られる浮浪者など
人知を超えた現象は世紀末以外の何物でもないと思う。
謎の液体を吸収し肌が飛火のように
崩れる女のおぞましい事!
鏡を見る度に不安に駆られる傑作です!
鑑賞日:08月31日 監督:ジョン・カーペンター

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