頭取命令で経営再建中の帝国航空を任された半沢は、500 億円もの債権放棄を求める再生タスクフォースと激突する。
政治家との対立、立ちはだかる宿敵、行内の派閥争い――プライドを賭け戦う半沢に勝ち目はあるのか?

(Amazonより)



あの半沢直樹が帰ってきました。

池井戸 潤「銀翼のイカロス」が8月に刊行されました。


前作「ロスジェネの逆襲」で、東京中央銀行へのカムバックを果たした半沢でしたが、本作ではまた、新たな、そして強大な敵が立ちふさがることになります。

営業部で主に企業を担当していたところに、中野渡頭取からの勅命で、とある大企業を担当することになります。その企業の名は、”帝国航空”。東京中央銀行では、貸し倒れる可能性が高く、審査部で担当している企業です。半沢は、そのキケンな企業を担当させられるのです。


場面は変わって、霞ヶ関。

元アナウンサーの白井が、国土交通大臣に就任します。”おかざり”、”人気取り”との呼び声の高い政治家でしたが、自ら主管部門を担当する帝国航空の再建に名乗りをあげ、実力を見せ付けようと、半沢らの作った企業再建案を破棄。みずからの私設タスクフォースを設立し、半沢ら銀行団と戦っていくことになります。


本作でも半沢さん大活躍。池井戸氏の書く悪役は、実に悪役らしくて素晴らしいです。半沢にやられてもなにも罪悪感を持ちません。これだからやめられない。


同時に、東京中央銀行内でも旧S対旧Tの出身行対立は激化。この事件を通して、頭取中野渡は、ある決断を下すことになります。


シリーズとしても面白い。完結するまで死ねません。

ちなみに電子版はすこし安いです。


オススメ度 ☆☆☆☆



銀翼のイカロス/ダイヤモンド社
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