大手ライバル企業に攻勢をかけられて業績不振にあえぐ青島製作所。リストラがはじまり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。廃部すればコストは浮くが―――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む奇蹟の大逆転とは。


池井戸氏の新しい文庫が刊行されています。

テレビ放映も始まっています。かなり面白いとか。見ていませんが。


さて、ルーズヴェルト・ゲームです。

タイトルは「点を取られたら取り返し、8対7で決着する試合」を意味し、野球 を愛した第32代アメリカ合衆国大統領 フランクリン・ルーズベルト1937年 1月に、ニューヨーク・タイムズ の記者に宛てた、野球記者協会から招待されたディナーを欠席することを詫びた手紙の末尾に記された「一番おもしろいゲームスコアは、8対7だ」という言葉に由来する[1] 。(wikiより)


かつて、社会人野球の名門であった青島製作所野球部。コスト削減の波に飲まれて、野球部の廃部が検討されて始めてしまいます。元社長の希望だけで存続してきた野球部でしたが、かつて高校野球で名をはせた投手や、社員の応援の甲斐もあって、大逆転。野球部の存続の必要性が高まっていく、というストーリーです。


池井戸氏の長編は、ほとんどルーズヴェルト・ゲームのようなストーリーですが、本作はその最たるもの。ライバル企業の引き抜きや妨害工作、など何度も窮地に陥りますが、そのたびに大逆転していく様子は爽快です。野球部と会社、二つの世界での闘いを描いた本作、読み味すっきり。



オススメ度 ☆☆☆



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