湊かなえ 夜行観覧車 です。


夜行観覧車 (双葉文庫)/双葉社
¥680
Amazon.co.jp


【裏表紙から】


父親が被害者で、母親が加害者――


高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな


事件。遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。


その家族と、向かいに住む家族の視点から、事件の動機と


真相が明らかになる。




【ひとこと】


ひばりが丘という高級住宅街に家を構える遠藤家と

高橋家それと小島家、3つの家の物語です。


隣の芝生は青い、という言葉がしっくりくるような物語。

遠藤家は、甘やかしすぎて癇癪を持つようになった子どもと

逃げ一辺倒の親父に我慢できなくなる母親がメイン。

高橋家は、一見エリート一家だが、大きな物音を立てて

言い争う声が聞こえてくる。

2つの家を遠くから傍観する小島さと子。

ともすればご近所で起きていそうな、日常の事件を

リアルに描いたような作品です。


日常+リアル、となると、作品はどうなるかというと

夢がなくてつまらない、です。

どいつもこいつも心に闇をかかえたキャラクターで

そこまでリアルかというと、そうでもないのです。

殺人事件は起きますが、別に密室があるわけでもなく

叙述トリックがあるわけでもなく、物語の一要素というだけ。

エンターテインメントもそれほど高くない、薄味な小説でした。

作品を追うごとにつまらなくなっていっているような気がします。


オススメ度 ☆☆