貴志 祐介 「天使の囀り」です。

角川ホラー文庫から。


天使の囀り (角川ホラー文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
¥820
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【裏表紙から】


北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。


恋人で、作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、


新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは


人格が異様な変容を見せ、あれほど恐れていた「死」に


魅せられたように、自殺してしまう。


さらに、調査隊のほかのメンバーも、次々と異常な方法で


自殺を遂げていることがわかる。


アマゾンでいったい何がおきたのか?



【ひとこと】


貴志氏の長編ホラーです。


精神科医の早苗の恋人、高梨がアマゾンへ調査中に

「呪われた沢」というところへ、足を踏み入れてしまった

ところから物語は始まります。


道に迷って食糧も不安のため、現地に棲息している

サルを狩って食べたところ・・・。

これが事件の始まりです。

日本に帰ってきた高梨を話しているうちに、高梨が

もっていた「死」への異常な恐怖心がなくなり、むしろ

「死」に関心を抱いているフシすらあると感じた早苗は

調査に乗り出します。


序盤はミステリ的な展開、真実が明らかにつれて

グロテスクなホラーへ変容していきます。

食欲なくなるようなシーンもあるので、お食事どきには

読むのをやめておいたほうがいいでしょう。

当然ホラーがハッピーエンドで終わることはないので

ご注意。

ありそうで怖いと思ってしまったので、作者の試みは

大成功なんでしょう。


オススメ度 ☆☆☆