貴志祐介「鍵のかかった部屋」です。

角川文庫から。


鍵のかかった部屋 (角川文庫)/角川書店
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【裏表紙から】


元・空き巣狙いの会田は、甥が練炭自殺をしたらしい


瞬間に偶然居合わせる。ドアにはサムターン錠が


かかったうえ目張りまでされ、完全な密室状態。


だが防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の


榎本と弁護士の純子は、これは計画的な殺人では


ないかと疑う。(鍵のかかった部屋)


ほか、欠陥住宅の密室、舞台本番中の密室など


驚天動地の密室トリック4連発。



【ひとこと】


防犯コンサルタント・榎本&弁護士・青砥純子シリーズの

短編集です。

タイトルにも堂々と書かれているように、犯行は全て密室

で行われたような形跡がある事件ばかりを扱います。


「佇む男」


別荘地で、こもりきりで重要な考え事をしているといって

連絡がなくなった会社社長。

心配になった顧問の司法書士が、別荘地を訪れると

密室で死んでいる社長の姿を発見した。

榎本&純子の出番のようです。


「鍵のかかった部屋」


榎本の同業者・会田が、出所した。

その足で甥の家へ向かい、そこで見たものは

自室を密室にして死んでいる甥の姿だった。

しかも、密室にしている鍵を開錠したのは自分。

榎本が一肌脱ぐ。


「ゆがんだ箱」


欠陥住宅をつかまされた男が、悪徳不動産会社の

社長を、欠陥住宅という密室の中で殺害する話。

本当に密室なの?榎本さん!


「密室劇場」


シリーズの中でもシリーズになっている劇団「土生骨」の

中での殺人事件。

コミカルな中で、殺人事件が発生。

舞台を見にきていた榎本と純子が謎を解く。



全てに共通して、密室でないという推論を数々挙げていき

ことごとく榎本にダメだしされる青砥先生はたくましいです。

シリーズを重ねるごとに、とっても残念なキャラクターへ

堕ちていっているような。

やはり密室ものは面白いです。

自殺でした、という結論は勘弁してもらいたいのですが、

本編どの話もなかなか面白かったです。

密室劇場はコミカルな方向へ行きすぎ・・・・



オススメ度 ☆☆☆



トリックが分かりにくいです。