浪花少年探偵団です。
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【裏表紙(旧文庫版)】
竹内しのぶ、25歳、独身、短大卒。
大阪大路小学校6年5組担任の教師。
ちょっと見は美人だが、口も早いし手も早い。
そのしのぶセンセのクラスの福島の父親が
殺された。
事件解決のためにしのぶセンセと教え子
探偵団が大活躍。エリートの本間と刑事の新藤も
しのぶをめぐって恋のさや当て大捜査線。
【ひとこと】
東野氏の文庫作品はたいてい映像化されています。
本作もドラマ版があるようですね。
調べてみて初めてわかりました。
本作は小学校教師であるしのぶセンセとその生徒たちが
事件解決のために奔走するという物語の短編集です。
主要登場人物は変わりませんが、長編ではありません。
舞台が大阪で、登場人物はほぼ大阪弁。
かなり昭和の雰囲気漂う作品になっています。
文庫版の初版が1991年なので、当たり前かもしれませんが。
トリック自体は大掛かりなものはありません。
事件に首を突っ込みたがるしのぶセンセの
キャラクター、セリフ、行動力、殺人事件なのに
あんまりシリアスさを感じないところが、逆に
面白いです。
短編ですが、意外な結末もきっちり用意されていて
飽きません。
一番ミステリっぽくて好きな話は
「しのぶセンセのクリスマス」です。
オススメ度 ☆☆☆