眠りの森:東野 圭吾

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東野圭吾:眠りの森、です。

講談社文庫から。


眠りの森 (講談社文庫)/講談社
¥580
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【裏表紙から】


美貌のバレリーナが男を殺したのはほんとうに正当防衛だったのか?


完璧な踊りを求めて一途にけいこに励む高柳バレエ団のプリマたち。


美女たちの世界に迷い込んだ男は死体になっていた。


若き敏腕刑事・加賀恭一郎は浅岡美緒に魅かれ、事件の真相に


肉迫する。華やかな舞台の裏の哀しいダンサーの悲恋物語。



【ひとこと】


初出はかなり古い作品になります。

人気の、刑事加賀恭一郎シリーズの第2作目となります。


「卒業 雪月花殺人ゲーム」で大学生として登場した加賀は

卒業後、教師になったものの退職。

本作では、警視庁捜査一課の刑事として再登場します。

本作以降は「悪意」「どちらかが彼女を殺した」「私が彼を殺した」

「嘘をもうひとつだけ」「赤い指」「新参者」などに登場し、

氏の代表作となるシリーズになります。


本作はバレエ団という狭い業界で起こってしまった死亡事件。

当初は正当防衛かと思われた事件でしたが、加賀の登場で

きなくさい雰囲気に変わってゆきます。


関係者もそれほど多くはなく、早期解決かと思っていましたが

確たる証拠がなく、ひとりまた一人と殺されていきます。

ミスリードや思わせぶりな発言がちりばめられており

謎は深まっていくばかりでした。

例のごとくよもやの結末が待っていたので、かなり楽しめました。


刑事としては初登場の加賀。

執拗な捜査のスタイルがここから始まっています。

ヒロインとの恋愛模様もなかなか重たいものがありました。

一冊で見所の多い作品です。


加賀シリーズの文庫化はやくお願いします。


オススメ度 ☆☆☆