東川篤哉「謎解きはディナーのあとで」です。

小学館文庫から。


謎解きはディナーのあとで (小学館文庫)/小学館
¥670
Amazon.co.jp


【裏表紙から】



国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な「宝生グループ」の


お嬢様。「風祭モータース」の御曹司である風祭警部の下で、数々の


事件に奮闘中だ。


大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを


楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談


する相手は’執事兼運転手’の影山。


「お嬢様の目は節穴でございますか?」


暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は


鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。



【ひとこと】



東川篤哉氏の代表作が文庫化されています。

ドラマのほうであまりにも有名になってしまいましたが

ようやくの文庫化です。


ジャンルはミステリですが、東川作品の特徴はユーモア。

殺人現場に不釣合いな面白おかしい掛け合いが本作でも

冴えています。


本作は、お嬢様主人公麗子と名探偵執事影山がワトソン&

ホームズの役を演じるミステリ短編集の形になっています。

影山の推理力には舌を巻きますね。


本格ミステリではありますが、影山の歯に衣着せぬ毒舌と

お嬢様のズレっぷりが重くなりがちなミステリの雰囲気を

うまく和らげています。


「第一話 殺人現場では靴をお脱ぎください」をはじめ

書き下ろしを含めた全7話。

声に出して笑える本格ミステリです。

お試しあれ。


オススメ度 ☆☆☆☆☆