東川 篤哉 烏賊川市シリーズの第五弾の

文庫が刊行されました。



ここに死体を捨てないでください! (光文社文庫)/光文社
¥680
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【裏表紙から】


妹の春佳から突然かかってきた電話。それは殺人の告白だった。


かわいい妹を守るため、有坂香織は事件の隠蔽を決意。廃品回収


業者の金髪青年を強引に巻き込んで、死体の捨て場所探しを手伝


わせることに。さんざんさまよった末、山奥の水底に車ごと沈めるが


あれ?帰る車がない!二人を待つ運命は?



【ひとこと】


烏賊川市シリーズの第五弾:ここに死体を捨てないでください

の文庫版です。

探偵・鵜飼、助手の戸村、大家の朱美をメインにした、ユーモア

ミステリシリーズです。


本作では、裏表紙に書かれている香織と金髪青年が死体を遺棄する

場面から始まります。


探偵鵜飼は、ある女性から相談を持ちかけられ、面会の予定があったが

約束の時間に現われず不審に思います。


探偵側の視点と、死体遺棄側のコンビの視点、両側から物語が進んでいく

マルチサイト的な方式です。

どちらの視点でもユーモアがかなり盛り込まれて、テンポよく話が進みます。

トリックについては実現の可不可は別にしてかなり面白いものでした。


シリアスな場面のはずなのに、盛り込まれたギャグのせいである意味

台無しです。けど声に出して笑うくらいふざけた文章がいきなり入って

くるので、その不意打ちが病みつきになる感じです。

全体的に話がまとまってなかった気はしますが、それなりに楽しめました。



オススメ度 ☆☆☆