アンフェアシリーズ原作者、秦 建日子

サマーレスキューです。

河出文庫から。



サマーレスキュー ~天空の診療所~ (河出文庫)/河出書房新社
¥546
Amazon.co.jp



【裏表紙から】


北アルプスに夏の間だけ開設される診療所がある。


40年前「山で亡くなる人を見たくない」とその開設


に奔走した山荘の男と、その思いに応えようと


山に入った医師の物語をはじめ、過酷な環境の中で


「医療とは」「命とは」という問いを突きつけられて悩み


成長していく人々の姿を描く。



【ひとこと】


まずはじめに、この作品はTBS日曜劇場の

「サマーレスキュー 天空の診療所」の脚本を

もとに書き下ろしたオリジナルストーリーになってます。


ちょうど本書を購入した日に、テレビ放映をしていました。


シナリオはドキュメンタリテイストな医療ドラマ。

もともとテレビ脚本ですから、ジャンルとしては完全な

エンターテインメントです。


ドラマでは描かれない山の診療所「誕生」の秘話を含む

40年にわたる医師たちの葛藤と成長を描いています。

完全にTV視聴者をターゲットにした帯がついていますね。

本作単体で読んでもそこそこ面白いです。


主人公は、とくに決まっておらず代替わりして場面が移り変わり

ます。山の診療所作りに奔走した男の話や、男に連れられて

山に入ってきた志の高い医師、志の高い医師のあとを受け継いで

山に入る若い医師など、エピソードごとに主人公が切り替わります。


あとはお決まりの、山での遭難や手術強行など、テレビ向けの医療

ドラマが挿入されています。


全体的に薄味な作品。元が脚本だけに分かりやすく書いてるのかも

しれませんが。


あと個人的に山に興味がなかったので、あまり山の診療所を作る

という過程には感情移入できませんでしたね。

逆に、山によく遊びにいく人なんかは楽しめるのかもしれません。



オススメ度 ☆☆