歌野晶午:絶望ノートです。


幻冬舎文庫から。

絶望ノート (幻冬舎文庫)/幻冬舎
¥880
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【裏表紙から】


中2の太刀川照音(たちかわしょおん)は、いじめられる苦しみを


「絶望ノート」と名付けた日記帳に書き連ねた。


彼はある日、頭部大の石を見つけ、それを「神」とし、自らの血を


捧げ、いじめグループの中心人物・是永の死を祈る。


結果、是永は忽然と死んだ。が、いじめは収まらない。


次々、紙に級友の殺人を依頼した。警察は照音本人と両親を


調べたが、殺しは続いた。



【ひとこと】



最近話題になっている「いじめ」をテーマにしたミステリです。

まぁいいタイミングで文庫化されています。


たちかわしょおん。短縮してタチション。そんなところから

いじめが始まっています。

主人公のショーンは、自身が受けたいじめ行為を克明に記し

神に対して、願います。


あいつらを殺してください、と。


願いは聞き入れられ、次々と人が死にます。

まるでデスノート。


なぜ人が死ぬのか。

なぜ死ななければならなかったのか。

徐々に明らかになりますが、ミステリ的叙述トリックや

驚きの展開が用意されています。


絶望ノート、たしかに絶望を綴ったノートでしたが

その結末にはもっと深い絶望が残りました。



オススメ度 ☆☆☆