森博嗣 S&Mシリーズの第3作です。

講談社文庫から。



笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)/講談社
¥730
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【裏表紙引用】


偉大な数学者、天王寺翔蔵博士の住む「三ツ星館」。


そこで開かれたパーティの席上、博士は庭にある大きな


オリオン像を消してみせた。


一夜あけて、再びオリオン像が現われた時、2つの死体が


発見され・・・。


犀川助教授と西乃園萌絵の理系師弟コンビが館の謎と


殺人事件の真相を探る。



【ひとこと】


森氏のS&Mシリーズの第3弾です。

本作もトリックに重点が置かれた緻密な推理小説になっています。


主人公の二人は相も変わらず自分の世界へ入り込んだ感じで

どんな事件が起きても冷静に謎を解こうとしています。


数学者、天王寺博士は犀川助教授よりも上のランクの偉大な

天才として描かれ、キャラクターもかなり特徴的。

デビュー作で登場する真賀田四季のような雰囲気をもった

キャラクターかのような印象を受けました。


建築家が立てた信号機のような3連棟の館。

この時点でなんとなく、・・・・・・。

犯人は分かっていませんでしたが。


森氏はやはり、どう考えても無理だろう、と思わせるのが非常にうまい。

クライマックスの犀川助教授の説明を聞くと、いつもなぁんだ、と思って

しまう。ここが本シリーズの主眼かもしれませんね。

二人の仲の進展しなさすぎるところも逆に面白いです。


オススメ度 ☆☆☆