森博嗣氏S&Mシリーズの第2作目です。

講談社文庫から。


冷たい密室と博士たち (講談社文庫)/講談社
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【裏表紙から】


同僚の誘いで低温度実験室を訪ねた犀川助教授と


お嬢様学生の西乃園萌絵。だがその夜、衆人環視かつ


密室状態の実験室の中で、男女二名の大学院生が


死体で発見された。


被害者は、そして犯人は、どうやって中に入ったのか。


人気の師弟コンビが事件を推理し真相に迫るが・・・



【ひとこと】


犀川助教授と萌絵嬢シリーズの第二弾です。

舞台はクローズドな実験棟。


極地環境研究センターという研究実験棟で、ある実験が行われ、

犀川と萌絵は見学に。


実験は無事終了し、打ち上げも終わりに差し掛かった頃・・・・

学生の死体が発見される、というのが序盤です。


皆が固唾を呑んで実験を見守る中での大胆不敵な、そして

一見不可能に思える犯行。

そんな中、例によって萌絵が事件に興味を持ち

持論を展開、やがて犀川も仕方なく巻き込まれて

いきます。お決まりのパターンです。


本シリーズは展開よりもトリック重視。

ストーリー展開は毎回似たような感じで、それほど

手が込んではいません。

謎が生まれ、謎を解くお手本のような推理小説だと思います。


見所はやはり犀川の思考展開と情報技術を利用したトリック。

2000年以前に書かれたものではありますが、今読んでも

それほど違和感はありません。

考えながら読めば理解できる理詰めな小説です。

考えることが重要なのでしょう。

よく理系的と表現されるシリーズですが、確かに登場人物は

ほぼ理系人間。


個人的には、もう少し驚きが欲しい、というのが素直な感想ですね。



オススメ度 ☆☆☆