天地明察:冲方丁

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2010本屋大賞受賞作・冲方丁「天地明察」です。

角川文庫より。


天地明察(上) (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
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天地明察(下) (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
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【裏表紙から(上)】


徳川四代将軍・家綱の治世、あるプロジェクトが立ち上がる。


即ち、日本独自の暦を作り上げること。


当時使われていた暦・宣明歴は正確さを失い、ずれが生じ


始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは、渋川春海。


碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に


生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今


幕開く―――。


【裏表紙から(下)】


「この国の老いた暦を斬ってくれぬか」


会津藩藩主にして将軍家綱の後見人、保科正之から春海に


告げられた重き言葉。武家と公家、士と農、そして天と地を


強靭な絆で結ぶこの改暦事業は、文治国家として日本が変革


を遂げる象徴でもあった。改暦の総大将に任じられた春海だが


ここから想像を絶する苦闘の道が始まることになる―――。



【ひとこと】


さて、本屋に平積みされています天地明察です。

9.15より全国ロードショーとのことです。


時代小説ということで、普段あまり読まないジャンルでは

あります。実際に読んでみると、合戦も剣客も出てこない

時代背景が徳川江戸というだけの、熱い物語でした。


主人公は、渋川春海という碁打ち。神道や算術に長けた

努力家です。

あることをキッカケに算術に魅入られた春海は、碁の仕事の

かたわらで、改暦の事業に携わることになります。

20年間にも及ぶ大事業の中で、彼は様々な才能と出会い

そして自らも成長していきます。


著者がラノベ作家であることは知っていましたが

時代小説という分野においても、最初から最後まで背中が

ぞくぞくするような素晴らしい物語でした。

特に、春海を後押しする諸先輩たちの礼節ある姿には

感動します。



何かを成し遂げようとする人の姿のなんと美しいことか。



オススメ度 ☆☆☆☆